埼玉県議選(3) 南19区の争点、各候補とそのアピール点

各候補
南19区では、以下の3人が立候補していた。
事実上、民主党現職に自民党新人が挑む、という構図である。

民主党 現職 福田秀雄候補

64歳、蕨市議を4期務めたこともある、ベテラン。
ポスターのキャッチは「上田県政に直結」。
知事とパイプの太さ、安定感を訴えた。
しかし、上田清司知事は、新自由クラブから政治家としてのキャリアをスタートし、現在は無所属ながらも民主党右派にかなり近いのだが、自民党との交流もある。

自民党 新人 須賀敬史候補
43歳、父親から蕨市議の地盤を世襲し、一期務めた。
ポスターのキャッチは「蕨の新鮮力」。
現職に対する若さを訴えた。
無所属(民主党系) 新人 榎本和孝
民主党の小沢塾出身で、民主党公認で選挙に出たこともある。
今回は無所属で第三の候補として出馬し、ポスターのキャッチは「自民こりごり、民主がっかり」。
自民党にも民主党にも不満を抱く無党派層へのアピールを狙った。
蕨における争点
人口7万の蕨市は、日本で最も小さい市である。
蕨では、市を二分するような争点はない。
「財政があまりよくない」とよく言われ、たしかに近隣の財政豊かな戸田市、川口市と比べるとその通りなのだが、収支が赤字な訳ではないし、「小ぢんまりと、それなりに楽しくやっている街」といった印象である。
須賀敬史候補の公約と、選挙戦略
私が選挙活動を手伝った須賀候補の公約は、
・小中学校の教室へのエアコン設置。
・電柱の地中化。
・県政報告をしっかりやる。(←どのようにしっかりやるのか、量と質についてのコミットはなし。)
・アウトメディア問題に取り組む。(←この点は、取り組む、と述べるのみで具体策はなし。)
といったもので、優先順位付けをどうするかはともかく、それ自体は概ね誰も反対しようがないような種類のものである。
選挙においても、大きな争点がないこの度の選挙においては、これらの公約よりもむしろ、「ベテラン現職に対する、若さの新人」というイメージを前面に打ち出していくべきである、という判断があるようだった。

埼玉県議選(3) 南19区の争点、各候補とそのアピール点” への2件のコメント

  1. とっても興味深く読ませてもらっています。ITの寵児に変貌されたのかと思いきや、政治への想いも引き続きお持ちなんですね。さすが恐れ入りました。また今度一杯やりながらブログに書けない裏話なんかもこっそり聞かせてください。

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