3.11大震災以降、地域の絆が見直され、世の中全般的に、社会のために役に立ちたいという気運、地域貢献活動への参加意欲が高まっています。
特に、従来、地域貢献活動への参加意欲が低かった層による、社会参加意欲が高まっています。
具体的には、
・代々蕨に住んでいた人たちではなく、大人になってから引っ越してきたいわゆる新住民と呼ばれる人たち
・蕨市内での地域密着型の仕事をしている人たちではなく、平日昼間は市外に働きに出ている人たち。
・蕨市内の学校を卒業したのではなく、従って、地元にほとんど友達がいない人たち。
・子育てを通じた地域の繋がりをまだ経験していない、独身もしくは子供のいない新婚世代の人たち。
・休日はだいたい出掛けていて、従って、平日休日を問わず、昼間はほとんど市内にいない人たち。
です。
このような人たちにとっては、地元蕨市内に、居心地のいい自分の居場所となる地域コミュニティがありません。
さりとて、決して蕨に対して地元意識や郷土愛がないわけではありません。
たまたま入学した学校あるいは入社した会社であったとしても、入学、入社すればそれなりに愛校心、愛社精神が湧いてくるのと同じことです。
従来、こういった地元に居場所がない新住民クラスターは