埼玉県議会、令和5年12月定例会は、12月22日(金)閉会致しました。
これにて、今年の県議会のオフィシャルな活動は、終了です。
しかしながら個人的には、諸々の雑務を含め、まだまだ地元行事などが続きます。
埼玉県議会、令和5年12月定例会は、12月22日(金)閉会致しました。
これにて、今年の県議会のオフィシャルな活動は、終了です。
しかしながら個人的には、諸々の雑務を含め、まだまだ地元行事などが続きます。
昨日、令和5年(2023年)12月4日(月)、埼玉県議会の12月定例会が開会しました。
12月22日(金)に閉会する予定です。
・今年夏の猛暑により生産物に被害を受けた農家への補助のための市町村補助
・県立川口特別支援学校の児童生徒増加による教室増築費用
などの一般会計補正予算など計20議案が上程されました。
また、議員提出議案として、北朝鮮による人工衛星打ち上げに講義する決議案が全会一致で可決されております。
(人工衛星打ち上げと弾道ミサイル発射は、技術的には同じものです)
この定例会より、親子傍聴室がサービス開始しました。
傍聴そのものはもちろん無料ですし、親子傍聴室の利用も無料ですので、お気軽にご利用ください。
本会議終了後、議場にて震度6の地震が発生したという想定で、避難訓練が行われました。
この定例会に上程された議案の説明会が執行部より行われました。
定例会・臨時会において、執行部から上程される議案の説明会は、蕨市議会においては、おおむね開会日の1週間前に行われていました。
埼玉県議会においては、自民党県議団の議員数が多いこともあり、「当選期数ごとの会」ごとに行われております。
令和5年(2023年)11月7日、蕨市立文化ホールくるるにて、蕨市議会の議会報告会があり、一聴衆として参加してきました。
今までにないほどの大勢の聴衆が参加しておりました。
当日の模様が、動画配信されています。
30分間 プレゼンテーション + 30分間 Q&A・要望受付
というフォーマットは従来通りでした。
このイベント、毎年一回行われており、今年は第8回、つまり8年目です。
第1回目から7回目まで、内部の人ととして参加してきました。
プレゼンテーション担当をしたこともあり、広報広聴委員会メンバとして裏方を担ったこともあり、議長として関わったこともあります。
外から一聴衆として参加してみると、今までとは違った視点で見ることができて、面白く有意義な体験でした。
議会として、議会全体で、行うイベントなので、様々な制約があります。
制約があるがゆえに、なかなか思い切った新しい試みをすることができず、当たり障りのない内容になってしまうというジレンマに悩み続けてきました。
政策を考えて行政に対して提案し、行政に計画させて、実行させる、というのが議会の仕事です。
単に個別の案件(例えば、市庁舎の建て替え、区画整理や再開発の進捗)などの結果や現状だけを解説すると、それは議会報告ではなく、行政報告のように聞こえてしまいました。
その案件に対して、議会がどのように関わったのか、が重要です。
全ての議員・会派が協力しておこなうイベントなので、特定の議員個人・会派の宣伝になってはいけず、中立である必要があります。
個別の案件については、議員個人ごと、会派ごとに、考え方や対応には差があります。
それらの考え方や対応の差を超越して、議会全体としての報告を行わなくてはなりません。
「会派Aは賛成、会派Bは反対、会派Cは・・」でした、という議員個人・会派ごとの考え方や対応の差を説明することはできません。
公平性を確保することが極めて困難です。
会派Aが8人、会派Bが3人の場合、同じ秒数を用いて説明することが公平だろうか?
会派Aは8秒間、会派Bは3秒間というように、人数に比例して時間差をつけるべきではないだろうか・・・などと考え始めるときりがなく、様々な考え方があって、まず合意することはできません。
全会一致ではなく賛否が分かれた案件、将来の案件などは、議員個人・会派ごとに考え方、対応がまちまちなので、プレゼンテーションの内容について、まず合意することは出来ません。
従って、プレゼンテーションは、当たり障りのない過去の内容になりがちです。
「まさに今、喧々諤々の議論が行われているホットトピックス」こそ、市民としては知りたいところですが、まず、これらを取り上げることは出来ません。
Q&Aコーナーでは、質問の分野ごとに、担当する委員会の委員長が回答する、という仕組みになっています。
ここは委員長の私見を述べる場ではありません。
議会としての総意を述べる場です。
そもそもその場で他のメンバの合意を得た上で発言する、ということは時間的、物理的に無理なため、当たり障りのない回答しかできません。
例えば、「蕨駅西口再開発が遅れているのは何故か?」という質問があったとして、
担当委員長として「私は、◯✕が理由だと考えています」と具体的に私見を回答するのは、アウトです。
遅れている理由については、議員個人・会派ごとに様々な考え方があり、そもそも、現状を「遅れている」と認識しているか否かについても、おそらく合意出来ないと思います。
私が仮に担当委員長として回答する立場であれば、「当初予定では、◯年竣工予定でしたが、今現在の予定では、✕年竣工予定です。数回に渡り遅延して、計画が立て直されています。遅延理由については、直近では、行政当局は、コロナ禍により対面での会議が開催できず権利者の合意に時間がかかったため、と説明しています」などと、行政当局のオフィシャルな発表を代弁することでお茶を濁すことになると思います。
個人的には、上記のような行政当局の回答は、コロナ禍をエクスキューズにした誤魔化しに過ぎず、本当の計画遅延の理由は他にあると思っているのですが、そのような私見を述べることは出来ません。
更に言うと、
「◯✕をやってほしい」という要望を受けて、
「分かりました、検討します」と回答するのも、厳密にはアウトでしょう。
他の議員個人・会派の中には、「◯✕については、検討する必要すら無い!」と考えているところもあるかもしれず、その確認の手続きを経ずに発言することは出来ないはずですから。
ということで、なんか当たり障りのない内容だなー、もっと突っ込んだ詳しい内情とか、裏話みたいなのを聞きたいなー、各議員個人・会派ごとの考え方の違いを知りたいなー、という感想を持った人は多かったかもしれませんが、難しいんですよ。
埼玉県議会の令和5年度(2023年度)9月定例会は、2週間前の10月13日(金)に閉会しております。
約165億1千万円の一般会計補正予算案などが成立したところです。
次の定例議会は、12月となります。
この間、つまり閉会中である今この時期に、決算特別委員会が開かれています。
蕨市議会においては、9月定例会の会期中に予決算特別委員会に付託して審議した上で、本会議で承認・不承認の手続きを行っていました。
埼玉県議会においては、9月定例会後の閉会中に決算特別委員会を開いて審議した上で、12月定例会本会議で承認・不承認の手続きを行うことになります。
尚、私は、決算特別委員会のメンバには入っておりません。
予算特別委員会に入っております。
さて、ただ今、開かれている埼玉県議会の6月定例会は、いよいよ明日、令和5年(2023年)7月7日に閉会となります。
まだ終わっていないのですが、県議会と市議会の違いについて、だらだらと書いてみます。
地方議会では、議会の仕組み、流れ、ルールは、大きな枠では、どこも同じです。
議会制民主主義という考え方とその運用が、国により地域により異なったら、おかしなことになってしまいます。
我が国の地方議会のみならず、首長制・大統領制であれば、どこの国の議会も、基本は同じはずです。
但し、我が国の国会は、議院内閣制なので、首長制の地方議会とは全く異なります。
とは言え、細かいルール、細かい運用については、ローカルルールが多々あります。
議員にとっては、慣れるまでは戸惑ったりすることが多いのですが、これは、県民・市民にとっては、どうでもいい話ですね。
これは、県議会は、かなり多いです。
個人的には、11年前のエントリで書いたように、議場でのヤジについては肯定的に捉えています。
ヤジにはヤジなりの効用があります。
議会においては議員同士が議論し意見を表明し合う機会は少なく、従って、議員が意見を表明するチャネルは多い方が良い、というのが、私の考えです。
蕨市議会では年に4回の定例会の毎回、やることができました。
県議会では、年に1回です。
定数93のうち、自民党議員団(という会派)が、58名。
これだけの圧倒的シェアを占めていますので、主要な議会内ポストをほぼ独占しております。
なお、埼玉県議会においては、自民党は、政党 = 会派 です。
元々、我が国の政界においては、当選期数序列が暗黙のルールとなっているのですが、蕨市議会よりも、埼玉県議会の自民党会派は、この傾向がより強くなっています。
自民党会派は、人数が多いゆえに、序列を設けないとマネジメントし難いため、当選期数序列がガバナンスのルールとして採用されている、ということなのだと思います。
当選回数ごとに一期生の会、二期生の会・・・などの集まりがあり、それぞれごとにポストが割り振られたり、意思決定を行ったり、という仕組みになっております。
令和5年(2023年)6月19日より、埼玉県議会の6月定例会が始まっております。
県議会では(おそらく県庁内でも)、全面的にペーパーレス化しております。
県議会では、自前のPC・タブレット類を常時持ち歩き、これで資料を見るしくみです。
ペーパーレスというと、SDGs的には「良い事」なのですが、インターフェースがこなれていないために、ユーザとして使いにくくて不便な点も多々あります。
他方で、
・全文検索ができる。
など利点もあります。
地方議会では、一般質問という仕組みがありまして、議員がテーマフリーで何でも質問を出来る機会があります。
「質問」といったも、「~~は、どうなっていますか?」といったように、単に何かを尋ねるだけの仕組みではありません。
要望を投げかけたり、問題点を指摘して改善を求めたりした上で、「~~についてご所見は?」という形を取ることで、自らの政策案を主張することができるという機会です。
もちろん、埼玉県議会にも一般質問という仕組みはあるのですが、何しろ、議員数が多いために、年に1回程度しか割り当ての順番が回って来ません。
蕨市議会では、年に4回の定例会全てにおいて、一般質問をやることができたのですが。
当選一期目の同期生。
一般質問後、傍聴に来たご支援者、知事、自民党県連・県議団幹部とともに記念撮影。
1期生の中でくじ引きをした結果、来年2月定例会でやることになりました。