【蕨市議会】6月定例会一般質問(3) 市内公共施設内における使われなくなった設備・器具の撤去を。

市内には老朽化した公共施設が多々あります。
建物が建て替え必要なもの、耐震工事が必要なものもあります。
環境が変化して、統廃合を含めて在り方そのものの検討が必要なものもあります。
蕨市においては、これらの老朽化した公共施設の統廃合を含めた中長期の改築ロードマップがない点を指摘し、全市的な議論をした上で中長期の改築ロードマップを作るべきであると2011年12月議会で主張しました。

今回は、建物そのものはまったく問題なく、継続して利用されるべきものでありながら、敷地内の設備、器具が老朽化して問題となりつつあるケースについて取り上げました。

例として、
市営錦町2丁目第1住宅

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敷地内に、浄化槽設備があり、今は使っていません。

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タンクは地下に埋まっていて、地上にタンク上部のコンクリが露出しており、鉄製のフタが付いています。タンクの隣りに、人が入れる大きさの小さな建物(機械操作室?ポンプ室?)があります。
この敷地は、網のフェンスで囲まれています。

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子供がフェンスを乗り越えて中に入り、タンクの上で遊んだりしています。
設備は利用されていないために保守がなされておらず、鉄製フタは錆びていて、危険な状態です。最悪のケースでは、鉄製フタがくずれて下に落ちてしまうかもしれません。


また、市営住宅敷地の使い方としてももったいないです。
この設備を潰せば、自転車駐輪場、駐車場、家庭菜園、花壇、子供の遊び場などに転用してバリューアップが図れます。

こういった使っていない設備、器具は、多少お金がかかったとしても撤去すべきではないか、と主張しました。



そもそも、中長期の公共設備の改築、廃止のロードマップがない点が問題なのです。
これを全市的な議論を経て作るべきだというのが私の主張です。

前日の民主党の大嶋公一議員の一般質問とその答弁の中で明らかになったのですが、市内の公共施設は、どこかの一つの部署が一元的に管理している訳ではなく、各担当部署ごとにバラバラに管理しているとのことです。

つまり、○年後時点で、保守・改築の費用が市全体で年間いくら掛かるのか、といったことが把握されていない、ということになります。

これらを一つの部署で一元的に管理していこう、という概念がファシリティ・マネジメントというものだそうで、大嶋議員はこれの導入を主張しました。私はこれは賛成します。



昭和30~40年代の高度経済成長期に作った公共施設が、これから徐々に寿命を迎えます。市内公共施設全てを建て替えると約375億~450億円と2011年12月定例会で私の質問に対する市執行部の答弁を得ました。(蕨市一般会計は210億)

現在の市の方針は、可能な限りの延命化です。
もちろん、延命化は重要ですが、不死身になるということではありませんので、いつかは寿命がきます。

延命化した上での寿命を把握し、優先順位をつけて、改築するのか、改築を諦めて統廃合するのか、中長期のロードマップを作ろう、というのが私の主張です。
別に特別なことではなく、当たり前のことだと思いますけど、行政の仕組みとして、5年計画より長いものは立てづらいのですね。そもそも、市長や議員の任期も4年ですし。


しかし、そうも言っていられない訳で、あと10年、20年、何も考えていなくて、一斉に同時に大規模な建て替え、大きな出費が必要になったら、そもそも蕨市が単体で生き残っていけるのかどうか、というくらい大変な話です。

景気が悪くて税収が減っていて、国全体で見ると人口も減っているのですから、今ある公共施設のうちの幾つかは、改築を諦めて廃止する、という意思決定を迫られる状況も出てくるでしょう。
電子書籍の普及によって、図書館は紙ベースの本の貸し出しを取り止め、オンラインでの電子書籍の貸し出しのみに移行することによって、そもそも物理的な建物が不要になる
、という状況も出てくるでしょう。


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