行きつけのバイク屋でCBR1000RRの18ヶ月点検、オイル交換、リヤタイヤ交換を待っているときに、暇つぶしに本屋で買って読んだ。
銀行の社内人事・政治を舞台に、不正融資とその債権回収をテーマにしたストーリ。小説としては粗筋は単純なんだが、基本的には勧善懲悪、ハッピーエンドで、安心して読める。
この著者:池井戸潤さんて、全く知らなかったけど、三菱銀行出身の人で、どうでもいいけど僕と誕生日同じらしい。(6月16日生まれ。11コ違うけど)
銀行マンの価値観とか物事の考え方とか、行内の意思決定プロセスみたいなものがリアルに描かれている。(どこまでが本当でどこからが創り話かは分からないけど)
僕は銀行から借りる立場なんで、こういうのは参考になる。
この人は、金融業界を舞台とした小説のほか、中小企業の財務担当向けの銀行との付き合い方についての実務書とか、プロ作家としていろいろ書いているらしい。
偶然本屋で手に取った本だけど、めっけもんだった。この人の本、いくつか読んでみようと思う。
ついでに言うと、この人も写真が好きで、バイクに乗るらしい(ハレ糊)。