たかが市議、市長と雖も確たる歴史観、国家観が求められる

市議、市長は、市全体の利益を第一に考えるべきものです。

では仮に市全体の利益(市益)と国家・国民全体の利益(国益)が対立する状況に至るとすれば、市議、市長はどのように判断、行動すればいいのでしょうか。集落単位の移転を伴うダム建設受入れ、その性質上住民を巻き込む事故が起こる可能性もある軍事基地の移転受入れなど、市益と国益が対立する状況は、(本市において現在はありませんが)全国各地では様々見られます。

まず第一に市議、市長は、そのような市益と国益の対立図式が起こらないように、本市にダム建設や軍事基地新設の動きが起こらないように、交渉、行動すべきです。市益の代表者である以上、市の利益のために、国と闘うべきです。
しかしながら、治水のためのダム、安全保障のための軍事基地はどこかに必要なものであり、どこかの自治体が受け入れなくてはなりません。国全体の視点で総合的に考えて本市が受け入れるのがベストであろうと考えた場合、市議、市長は、腹を切り首を差し出しつつ、市益よりも国益を優先しなければならない状況も出てくるかもしれません。

その際は、私欲を捨て、己の信ずる歴史観、国家観に基づき、ブレずに判断すべきものと考えます。
すなわち、たかだか市議、市長と雖も政治家である以上、確固とした歴史観、国家観と、必要とあればいつでも腹を切る覚悟が求められます。

市民の皆様におかれましては、市議あるいは市長に会った際に、歴史観、国家観を尋ねてみてください。
「大東亜戦争(あるいは第二次世界大戦)は我が国にとっていかなる戦争だったのか?」
「100年後の我が国は、どのような国であるべきなのか?」
その人物を評価するにあたり、政策や人柄だけをみていてはいけません。
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こちらの原稿は、
蕨市議会 保守系会派 新生会の広報誌「新生会ニュース」用に、蕨市民の皆様に読んでいただくことを想定して書いたものです。
発行タイミングを変更して掲載記事を見直すことになりそうなので、こちらのブログにアップします。

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