コナミスポーツの提携戦略

昨日のヒルクライムでの筋肉痛もまだおさまっていないのだが、今週末はトレール・ランニングのレースがあるので、コナミスポーツのジムに行って、軽く5kmほど走ってきました。

このコナミスポーツは、たしか、昔は独立系で「エグザス」という名前のスポーツジム運営会社だったけど、たしか2000年前後にゲームソフト会社のコナミに買収されて、傘下入りした、という経緯があった。と思う。


その当時の説明(コナミ自身の説明だったのか、周囲の憶測記事だったのかちょっと忘れた)ではこのM&Aの目的は、コナミが持つエンタメのノウハウの横展開の方向性の一つとして、ゲームとスポーツは親和性が高いので、スポーツ分野にエンタメの要素を取り入れてテコ入れを図っていこう、というものだったと思う。

で、その結果。

僕が通っているコナミスポーツ蕨店では、「エクサテイメント」という造語のトレーニング機械が幾つかある。普通のトレッドミル(ベルトコンベア式で、くるくる回転して、その上をハムスターのように走るやつ)なのだが、障害物競走を模したような、ちゃらちゃらした音楽と映像が流れるようになっている。はっきり言って、うざい。誰も使っていない。

結局、スポーツジムとゲームソフト会社の統合は、失敗だった。

では、コナミスポーツ的には(コナミ本社の視点は置いておいて)、今後、ドコと、どのように組むのがいいのだろうか?

以下、試案レベルまでもいかない、ブレストの直前にノートに走り書きしたメモ書き程度のレベルのものなのですが。

ジムで、インストラクタの待機部屋に間違って入り込むと、壁にババンと各種数値と結果をグラフが張り出してある。普通の営業会社であれば営業マンごとの売上ランキングとか、その伸び率とかなのだろうが、コナミスポーツでは、新規会員獲得数と、退会率が貼り出してある。この二つが経営上の指標として重要らしい。新規会員獲得数は当たり前な話で、常にやっている「今月限りの入会金無料キャンペーン」とか、折込チラシとか、プロモーションによって上げていくことが出来る。退会率をいかに下げていくのか、すなわち、顧客をどれだけ囲い込めるかが、大きな課題なのだ。きっと。

コナミスポーツは、医療系と統合 or 提携するべし。

ジムに通う人なんてのいうは、医療にも興味がある。健康でありたいから。
医者で健康診断、筋力測定、持久力測定~筋トレメニュ作成まで全部やってくれて、それらやトレーニングのログまで含めて全てのデータをコナミスポーツ系で一元管理できるようになれば、顧客はもはや完全に囲い込まれてしまって、辞められなくなってしまう。
また、医者に通っていて、「ジムに通ってトレーニングしたいんだけど、なんとなく面倒」という人も多い。これらは、誘ってあげれば、喜んでついて来るはず。
営業的には、明らかに双方向的にメリットがある。


コナミスポーツの提携戦略」への3件のフィードバック

  1. 医療系と美容系(リフレクソロジーみたいなの含む)がいいのではと…
    ジムっていったことはないですが美しく鍛えるみたいな 

    腕だけダンベル等で鍛えてる間に足はネイルしているみたいな….

    最近こんな感じでいろんなものをくっつけたら面白い的なことばかり考えてます…

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