ドコモのプッシュトークはなぜ普及し得ないのか。

それは、キャリア独自のプラットフォームに依存しているからだ。

ちなみに、プッシュトークとは、多対多で音声電話ができるサービス。発信者は同時には一台だけで、発信中は専用ボタンを押し続ける必要がある。
いわゆるPTT(push to talk)ってやつで、アマチュア無線の世界ではあたり前な方式。
最近発売になったドコモFOMAの基幹ライン900番台シリーズの最新ライン902iシリーズになって初めて搭載された機能。今後発売されるドコモの機種には必ず搭載されていくことになるのだろう。


902iシリーズは他に目玉がないために、マス広告でも盛んにプッシュトークの告知を行っている。TV CMでは、複数の友達同士で、「今からラーメン食いに行ける人、食い行こうぜ!」と主人公が呼びかけて、それに対して他の友達が応えていく、というシチュエーションを描写している。

でもこれって実は、ついこの間までドコモが盛んに宣伝していた、FOMAのテレビ電話で既に実現してるんだよね。しかも、動画付き、音声も同時双方向という、より高いレベルで(当たり前だ)。まあ、料金体系が違う訳だし、それはどうでもいいんだけど。

この手の多対多のコミュニケーションサービスは、昔からあった。
主にメールベースだったけど。EZwebであれば、ファクトリーとか。音声ベースでも、前述のように、FOMAテレビ電話は多対多のコミュニケーションを実現していた訳だし。

それで、なんで昔から存在する、これらの多対多のコミュニケーションサービスが普及しなかったかと言うと、単純に、キャリアの独自のプラットフォームに依存しており、キャリアをまたいで使えなかったから。仲間うち全員が同じキャリアのケータイを使っている、というシーンは、家族割の家族内か、会社支給のケータイを全員が持ち歩いている会社内ぐらいしかあり得ない。

キャリア独自の仕様に依存しなければOK。
PCインターネットの世界では、メーリングリストとかは普通に普及しているし訳だ、(十分条件ではなく、最低限の必要条件として)オープンな仕様に立脚するものであれば、普及させられる可能性もあります。


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