日経新聞:
二輪車4社、「高速料金引き下げ」要望 国交省に
http://www.nikkei.com/article/DGXNASDD190AE_Z10C12A9TJ2000/
これは、もう本当に何とかして欲しい。
バイクの高速料金は、クルマと比べると高過ぎる。
2ch バイク板 まとめサイトにおける、バイク乗りのコメント
バイクに乗らない人は知らないと思うが、実は軽自動車と同じ扱いなのだ。
首都高においては、軽自動車もバイクも、普通自動車と同じ料金だ。
車両の種別に料金が異なる、という考え方は、何の違いを根拠としているかというと、
・運べる人数・重量
・道路を専有する面積
・道路に与えるダメージ
ということになろうかと思う。
どう考えても、ほとんど一人乗り、たまに二人乗りで、荷物もたいして積めないバイクが、軽自動車と同じ扱いというのはおかしい。
これらは、バイク業界の政治力が弱いことが原因と言われてきた。
日本のバイクメーカ4社(ホンダ、スズキ、カワサキ、ヤマハ)は、世界最強のトップ4であり、かつまた、バイクだけを製造している訳ではなく、本来は強力なロビイングパワーを持っているはずなのに。
80年代以前のバイクブーム、暴走族ブーム、峠を攻めて一般車を巻き込んでの事故多発・・・その結果の学校での「3ナイ運動」などを経て、バイク業界は、若者にバイクの魅力をアピールするマス広告を自粛し、ロビイングパワーを発揮することを自粛してしまった、と言われている。
その結果として、
・高速料金は、軽自動車と同じ扱い。
・街中には、バイク駐輪場がほとんどなく、事実上、路駐せざるを得ない。
という状況が生まれ、
・移動手段・運搬手段として、バイクが使われることはなくなった。
(生き残っているのは、新聞配達などの超近距離、少量のケースのみ)
・バイクは完全に趣味の乗り物になった。
国内バイク市場は年々縮小している。
これらは、政策的にバイク市場を縮小を目指した流れによる必然的な結果だが、そのおかげで、
・モータリゼーションの高次化(バイク→クルマへの移行)
・国内クルマ市場の拡大
・日本のクルマメーカが成長する環境育成
に繋がったとも言える。
2011年12月、バンコク出張の折りに撮影したホンダのスクーター Scoopyの若者向けの広告。
「Scoopyに乗ればこんなにかわいい女の子とつき合えて、リア充の友達ができる」というイメージ。
日本のバイクの広告には、こういうイメージのものは無い。