先日、2012年7月7日(土)、埼玉市議団協議会 第一区部会 の研修会がございました。
埼玉市議団協議会は、埼玉県内の、自民党系・保守系の市議会議員から構成される、業界団体です。
この度は、建設官僚の広畑義久 副知事を招いての講演会でした。
以下、面白かった点を箇条にメモ。
・災害時の帰宅困難者対策
行政による既存の避難所・避難の仕組みは、その自治体の住民だけが対象。
帰宅途中の人は対象ではない。
そもそも、帰宅途中の人は、本来、その土地の行政が対応すべきではない。
今後は、会社なりに留まるような啓蒙が必要。
既に公立学校では、生徒は帰さない、という方針。
・現行の大規模災害時の行政の対応
そもそも行政自身が被災することは想定されていない。
・圏央道は、首都圏成長の最後のエンジンとなりうる。
圏央道によって、県南~県央は物流センタとしてのバリューが上がる。
・公共事業は今後も経済成長のためのエンジンであり続ける。
介護が成長産業という発想は、そもそもおかしい。縮小均衡の発想だ。
・埼玉県は、人口減少をまだ迎えていないため、人口減少を見据えた都市計画の見直しが遅れている。
過疎の地域ではとっくに動いている。
公共施設の供用廃止も視野に入れた見直しがいずれに必要になる。
県では事務レベルで動き始めている。