私的アウトメディア論

「アウトメディア」概要

「アウトメディア」という概念というか、運動がある。
「子どもをメディア(=媒体)からアウトしよう(=遠ざけよう)」というもの。

ここで言うメディアは、広告業界で言うところの既存4媒体(新聞、雑誌、テレビ、ラジオ)のことではなく、主にテレビとネットを指す。
ラジオは含まないので、「=電子メディア」ではない。
あくまでも「=テキスト・映像電子メディア」ということになる。

「=受動型メディア」という意味でもない。
ネットなどのようなインタラクティブ性の高いメディアも含まれている。

すなわち、
「アウトメディア」=「子どもをテレビ、ネットから遠ざけよう」ということ。

この言葉は、厳密な定義もなく、あまり一般的ではなくて、国内でも局地的にしか使われていない、一種の社会運動用語みたいなものだと思う。

 

蕨市における「アウトメディア運動」

蕨市においては、アウトメディア運動が盛んで、
2011年7月には行政が後押しした上でアウトメディア大会が開催され、アウトメディア宣言が出されている。

この蕨市の宣言文の中では、「アウトメディア」を「テレビ・パソコン・ゲーム・携帯電話などの電子メディア漬けの生活を見直すこと」と定義している。「メディア」の中にゲーム、すなわちスタンドアロン型コンテンツも含めており、要するにテキスト・映像型機械・コンピュータ全般を指している。

 

私の立ち位置

蕨市におけるアウトメディア運動には、自民党系の先輩格の方も、市内の保守系の(言わば身内の)有力者の方も多く関わっている。
当然のように、様々なアウトメディア関連のイベントにお誘い頂く機会も多々ある。

他方で、私は、ネット業界でコンテンツプロバイダ(コンテンツのメーカ、ホルダではなくアグリゲータ)としてネットメディアを制作して提供する事業を行っており、言わばこのアウトメディア運動に批判される立場にある。
弊社が提供するコンテンツの中には、
あそぼうよ★おかあさん http://asbyo.net/
のように、おかあさんが小さい子どもに読み書かせをするためのサービスもある。

個人的に「アウトメディア運動」について思うところもあったのだが、批判される業界の立場でもあるので、一切イベント類には参加せず、発言も控えてきた。

 

今回は、「子どものネットメディアとの接し方」について私の考えを以下、整理して述べるものとする。

 

新しいメディアは常に攻撃・排撃される

 

(今から会議なんで、続きは後で)

 

 


私的アウトメディア論」への1件のフィードバック

  1. それぞれのイデオロギー。。。
    「新しいメディアは常に攻撃・排撃される」 同感致します。
    産業構造、経済活動等々言葉を見聞きしますが、「納税」・「勤労」・「教育」 以上以下でもないと思います。

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