塚越稲荷神社の防火訓練

先日、令和7年(2025年)1月26日(日)、塚越稲荷神社におきまして、防火訓練がございました。

 

1月26日は、文化財防火デーです。

蕨市においては、2年おきに和楽備神社と塚越稲荷神社と交互に文化財防火訓練を行っているとのことです。
(つまり、塚越稲荷の防火訓練は4年ごとです)

 

あまり手広く告知して行っているわけでもないため、市議会議員時代はこのような訓練を行っていることをしりませんでした。

今回は、初めて見学しました。

 

20250126 塚越稲荷神社防火訓練

境内において、ダミーの火災が発生しました。

 

20250126 塚越稲荷神社防火訓練

通報訓練。

奉賛会の阿部会長が、119番通報を行う、という訓練です。

 

20250126 塚越稲荷神社防火訓練

初期消火訓練。

消火器による消火です。

これは、一般的な防災訓練で行う訓練メニュと変わりありません。

 

20250126 塚越稲荷神社防火訓練

文化財搬送訓練

これが、文化財防火訓練ならではの訓練メニュです。

文化財を模したダミーの箱を、社殿から持ち出すという訓練です。

 

 

奉賛会の何人かの方と話しましたが、いざという時に

・何を持ち出すか
・何を持ち出さずに諦めるか
・どのような優先順位で持ち出すか

は、明確に決まっていないようでした。

これを奉賛会の方々が話し合って、予め決めておくことが重要だと思いました。

 

 

優先順位を決めておかないと、気が動転して賽銭箱を持ち出してしまうようなことにもなりかねません。
賽銭箱なんて、重いし、敢えて持ち出す必要もないですよね。

 

 

文化財として貴重でありながらも、重い、あるいは、社殿に固定されているために持ち出せない、というものもあると思います。これは、諦めるしかありません。

古文書の類は、社殿内には存在しないとのことです。

 

 

貴重な文化財のリストと、存置場所を広く公開してしまうと、盗難などを招き寄せることにもなりかねませんので、情報共有は、奉賛会の内々に留めておく必要もあります。

 

 

20250126 塚越稲荷神社防火訓練

境内に指揮本部が設置されました。

 

20250126 塚越稲荷神社防火訓練

蕨市消防本部、蕨市消防団による一斉放水訓練。

社殿ではなく、倉庫に対して放水しました。

 

 

ご参加の皆様、お疲れ様でした。


八潮下水管崩落事故による、下水道汚水の河川への緊急放流の現場

令和7年(2025年)1月28日 10時ころ発生した、八潮市内における、下水道管路崩落事故により、依然として1名のトラックドライバの方が行方不明のままです。

現場では、懸命の救出作業が続いております。

一刻も早く救出されることをお祈り申し上げます。

 

 

下水道汚水の、河川への緊急放流の状況

先のエントリにて述べた通り、1月29日 23時より、人命救助のため、道路陥没現場の下水流量を減らすために、現場の上流部にて、下水道汚水の河川への緊急放流を実施しております。

放流は今でも続いております。

下水道緊急放流_ページ_05

1月31日17時 第6回埼玉県危機対策会議の資料 (c)埼玉県

 

 

本日 2月1日、現地を視察してまいりました。

 

 

希釈水放流地点

上記地図の通り、下水道放流地点の直接の上流部ではありません。

下水道放流地点は、新方川(にいがたがわ)の支流である、名もなき小さな水路です。

希釈水放流地点は、新方川の本流の上流部となります。

 

20250201 希釈水放流点

大型のロジスティクスセンタが立ち並ぶ産業団地の中に流れる小さな新方川。

 

この希釈水放流のオペレーションは、国交省 関東地方整備局が行っております。

現場では、関東地方整備局の委託を受けた企業のエンジニアが24時間体制で有人監視を行っている他、仮設の監視カメラが設置されていました。

 

また、このオペレーションは、今後、県または市に移管される見込み、とのことです。

 

20250201 希釈水放流点

写真ではわかりにくいのですが、水中からぶくぶくと水が湧き出しています。

産業団地の中にある場所ですが、この水は工業用水ではなく、上水とのことです。

 

橋の上に配置されたポリタンクは何らかの薬液だそうで、ぽたぽたと垂れていました。

 

 

春日部中継ポンプ場の下水道汚水放流地点

公益財団法人 埼玉県下水道公社の中川水循環センターの上流部に位置する施設です。

 

埼玉県内には、複数の水循環センターがあり、ここに、管轄する市町村からの公共下水道が集められ、きれいにした上で、河川に放出しています。

ポンプ場は、名前の通り、あくまでもポンプが設置されているのみで、下水道をきれいに処理を行う機能はありません。

水は勾配に従って上から下に流れていきます。地形の都合で、下水を高い位置に上げる必要がある場合、中継ポンプ場が設置されます。

 

20250201 春日部中継ポンプ場 汚水放流現場

写真の左側は道路。右側が、春日部中継ポンプ場。

 

この水路は、名もなき小さなものです。

下流において、新方川へと合流し、さらに中川へと注ぎ込まれていきます。

 

20250201 春日部中継ポンプ場 汚水放流現場

白いホースから下水道汚水が水路に放出されています。

ホースの先の水中には、塩素タブレットが沈められており、応急的な措置としての消毒が行われています。

 

 

やはりちょっと臭いますね。

しかし、鼻をつまむほど臭い、というわけではありません。

夏の淀んだヘドロだらけの笹目川の方が、よっぽど臭いですね。

下水道汚水と意う言葉からイメージする、排泄物やゴミがプカプカ浮かんでいる、ということはまったくありません。

下水道汚水タンクにホースを差し込んで、ポンプで汲み上げ、河川に放出しているわけですが、汚水タンクの水中の中ほどにホースの先端が位置するように設定しているそうです。

下水道汚水の中の不純物は、水面に浮かんだり、沈殿したりしているため、これらが汲み上げられることは、ほぼ無いとのことです。

 

 

ポンプ場の中では、責任者の方に案内をしていただきましたが、写真の公開は控えます。

 

施設内では、様々な機関の車両が停まっており、車両の運転席で仮眠しているスタッフの姿も見られました。

関係者様のご尽力に感謝申し上げます。

 

 

下水道汚水放出水路と、新方川の合流地点

20250201 汚水を放流した水路と、新方川の合流地点

写真の左奥から右手前へと流れているのが、新方川の本流。
上で述べた希釈水は、この本流を流れてきています。

写真中央部の白いコンクリで固められた流入口が、下水道汚水を放出した水路からの流れです。

この写真の地点で、下水道汚水放出水路と、新方川が合流します。

 

 

もうここでは、臭くはありませんね。

流れは淀んでおり、汚いのですが、元から汚い水だったのではないかと思います。

 

 

新方川右岸(写真の左側)において、工事が行われていますが、これは、中川・綾瀬川緊急流域治水プロジェクトにおける何らかの工事かと思います。

この地域は水害が多く、2年前の6月にも大規模な床下・床上浸水が発災しました。

 

 

水質検査地点

20250201 新方川の水質測定地点

東武伊勢崎線 せんげん台駅近くの水質検査地点。

ここで行った水質検査は、あくまでも簡易測定キットによるものです。

橋の架替工事が行われています。

 

 

冒頭の資料によると、この地点におけるBOD(生物化学的酸素要求量)は、下水道汚水放流前で10,放流後は、ピーク時で50まで上がり、「わずかに下水臭、魚2匹浮いている」というタイミングもあったようです。

(数値は、低いほど良く、高いほど悪いことを示します。)

 

尚、参考までに、令和5年度 蕨市環境状況報告書によると、

緑川 1.1
見沼代用水 2.0

です。

 

 

尚、「日本で最も汚い川」と呼ばれたのは、奈良県の大和川ですが、1970年の最悪の頃で、BOD31.6でした。今日では、2.5に改善されています。

 

 

ということで、maxでBOD50というのは、結構酷い数字です。

 

 

今後の見通し

本日夕刻、埼玉県医師会の新年会での大野知事の発言によると、下水道陥没現場の復旧工事は、「1週間程度でできそうな見通しが見えてきた」とのことです。まだ明確に見通しが立っているわけでもなく、そもそも、依然として行方不明者の救出活動は続いており、復旧フェーズには至っていませんが、何ヶ月もかかるようなイメージでは無さそうです。

一刻も早く救出できるよう祈ります。
関係諸機関の引き続きのご尽力をお願い申し上げます。


下水の河川放流に関わる蕨市への影響、自民党県議団からの緊急要望

埼玉県より、下記記者発表がありました。

下水の利用に関しても、水道水に関しても、蕨市への影響はありません。

 

 

【下水道局】
(埼玉県八潮市で発生した下水道管破損により、下水道の汚水を河川に放流します(第1報(速報))

令和7年1月28日に埼玉県八潮市で発生した下水道管破損に関し、人命救助を優先して道路陥没現場への汚水の流量を極力減らすため、埼玉県において、下水道の汚水を、春日部中継ポンプ場より近傍の水路・新方川を経由し中川に放流を行います。本件については、国土交通省の協力を得ています。

(県政ニュース)
https://www.pref.saitama.lg.jp/c1502/news/page/news2025012903.html

 

 

【企業局】
(下水の河川放流による県営浄水場への影響について)

八潮市内の県道松戸草加線中央一丁目交差点内で発生した下水道管破損により、下水を新方川に放流することとなりましたので、放流による県営浄水場への影響についてお知らせします。

(県政ニュース)
https://www.pref.saitama.lg.jp/c1305/news/page/news2025012901.html

 

 

自民党県議団からの県知事への緊急要望

昨日、令和7年(2025年)1月29日付けで、以下の要望を大野知事宛てに提出しております。

  1. 人命救助を最優先で対応を進めること。その後原因を速やかに特定するとともに、県内に同様に危険な箇所がないか、悉皆的に緊急点検を行うこと
  2. 事故現場周辺の速やかな安全確保、復旧作業及び二次被害の発生防止に努めること
  3. 県内12市町に発出されている下水道の使用制限の周知を徹底するとともに、その解除に向けた取組を急ぐこと
  4. 今回の事故により生活、事業活動に支障を生じている周辺の住民、医療福祉施設、学校、各種団体、飲食店や事業所等への経済的支援についても、迅速かつきめ細かな対応を図ること
  5. 五年に一度の検査の頻度の見直しを検討すること。またA・Bランクと判定された箇所が速やかに修繕できるよう予算を十分確保すること
  6. 下水道等、公共施設・インフラの老朽化は命に係わる課題であり、予算配分の強化など、国の予算を活用し施策を推進すること

川越市長選、山根史子候補を応援

ただ今、川越市長選挙が行われています。明日、令和7年(2025年)1月26日(日)が投開票日です。

自民党埼玉県連は、前 県議の山根史子候補に推薦を出しております。

 

 

川越の選挙事務所にお伺いし、厳しい選挙戦を戦っている山根候補の応援に行ってまいれいました。

 

20250125 川越市長選 山根史子候補

候補本人が、たまたま選挙事務所にて休憩しており、お会いすることができました。

 

20250125 川越市長選 山根史子候補

選挙事務所の全景。

 

とても厳しい戦いです。何としても勝ち上がっていただきたいと思います。

 

川越市にお住まいの皆さま、是非とも山根史子候補へのご支援をお願い申し上げます。


埼玉県議会だよりが、本日朝刊に折り込みされています。

本日、令和7年(2025年)1月25日(土)、埼玉県議会だより 令和6年12月定例会報告号が、新聞朝刊に折り込みされています。

是非ともお手に取ってご覧ください。

埼玉県議会だより 令和6年12月定例会報告号

一面には、私が自民党県議団の事務方として関わった、埼玉県拉致問題等の早期解決に向けた施策の推進に関する条例が特集されています。

拉致被害者・特定失踪者のご家族はどんどん高齢化してきています。

一刻も早い、被害者の身柄の奪還に向けて、すべての埼玉県民が力を合わせて取り組んでまいりましょう。

 

埼玉県議会だより 令和6年12月定例会報告号

12月定例会における、私の一般質問がダイジェスト掲載されています。

 

埼玉県議会だより 令和6年12月定例会報告号

私が新たに発表したスマートシュリンク埼玉2050については、用語解説がなされています。

 

詳しくはこちらをご覧ください。

 

 

 

当選同期である松本義明議員(入間市選出)にインタビュしてもらいました。

 

 

また、保谷武ニュース 令和7年新春号を、今の時期、市内全戸にポスティング配布、新聞折り込みを行っております。

こちらも合わせてご確認ください。

 

PDFファイルを、↓こちらにリンクします。

保谷武ニュース 令和7年新春号(PDFファイル)

 

同じものの画像です。クリックすると拡大します。

↓1,4ページ(外側の面)

保谷武ニュース 令和7年新春号 1,4ページ

 

↓ 2,3ページ(内側の面)

保谷武ニュース 令和7年新春号 2-3ページ


蕨市町会長連絡協議会の新年会

令和7年(2025年)1月24日、蕨市民会館におきまして、蕨市町会長連絡協議会(町連)の新年会がございました。

 

 

市内各地区の町会長の皆様におかれましては、平穏な暮らし、いざ災害が発生した時の備えのために心を砕き、ご尽力くださっておりますことに、敬意と感謝を申し上げます。

特にコロナ禍においては、町会を運営するのは大変だったことと思います。

 

 

何人かの町会長の方からは、役員のなり手がいなくて困っている、そのために、同じ人が何期も再任を続けている、という話をお聞きしました。

消防団、民生児童委員、保護司など、どこの地域ボランティア団体でも同じように後継者確保難に苦しんでいます。

地域ボランティアは、かつて尊敬される存在でしたが、今日ではその存在は軽んじられています。地域ボランティアの方々への敬意の情勢に取り組んで参ります。

 

20250124 蕨市町会長連絡協議会新年会

お招きいただき、ご挨拶をさせていただきました。

 

20250124 蕨市町会長連絡協議会新年会

町連会長であり、中央3丁目旭町町会の会長でもある、植田富美子さん。


ガソリン価格はもっと上がるべき

ガソリン代は、もともと日々変動するものですが、ここしばらく、段階的に上がってきています。

国の補助金が、段階的に縮小されているためです。

直近の、蕨近辺のガソリンスタンドでのレギュラーガソリンのリッター当たり単価は180円前後といったところでしょうか。

 

 

国のガソリン補助金の趣旨と目的

正しくは、燃料油価格激変緩和補助金といいます。

元々、油の価格は、為替、国際情勢など様々な要因で、短期間に大きく変動することが多いものです。急激な価格の上昇から、人々の暮らしを守ることを目的として、この補助金制度は存在します。あくまでも、「激変を緩和する」ことが目的であり、「価格上昇から消費者を守る」ことが目的ではありません

原価が激変(=急激に上昇)した際にこれに対応して補助を出し、段階的に補助額を減らしていくことによって、激変による負の影響を抑える仕組みとなっています。激変を緩和し、経済を安定させることには、公益性があります。当初は時限的な措置でしたが、延長され続けてきました。

油の価格は上がったり下がったり変動するのが当たり前であり、これにどのように向き合っていくのかは、消費者自身の責任と負担において、自ら判断して対処していくべきものです。それが自由主義市場経済の原則です。

 

 

国のガソリン補助金の補助額縮小の経緯

2023年9月から、段階的に縮小されてきました。

2024年12月19日、1リットル当たり5円減額されました。

2025年1月16日、さらに1リットル当たり5円減額されました。

 

資源エネルギー庁のこちらのwebサイトの解説によると、1月23~29日の補助額は、21.5円とのことです。レギュラーガソリンの全国平均は、補助がなければ206.5円だったところ、これに21.5円の補助が行われているため、185.1円と示されています。

 

 

 

ガソリン税暫定税率撤廃の議論とは無関係

ガソリン税の暫定税率は、リッター当たり25.1円です。
道路建設・整備を目的として、1974年に導入されました。本来は暫定的なものであったはずなのですが、今日まで延長され続けてきました。その仕組には理不尽な部分もあり、永らく批判され、廃止が求められてきたところです。先の衆院選の後、自民・公明・国民の3党によって廃止が合意されました。廃止時期については、現時点では明示されていません。

ガソリン税暫定税率廃止によって、ガソリン価格はリッター当たり25.1円値下げされることになります。

 

国のガソリン補助金の縮小(=値上げ要因)は、ガソリン税暫定税率廃止(=値下げ要因)のバーターというわけではありません。

これまで説明してきた通り、激変緩和を目的としたガソリン補助金と、道路建設・整備を目的としたガソリン税暫定税率は、全く異なる目的のための、別の仕組みです。

 

 

油の消費は、減らさなくてはならない

ところで、我が国を含め、国際社会全体で、脱炭素への取り組みを進めています。

油の消費を減らさなくてはならない。

ガソリン車を減らして、電気自動車を増やしていかなくてはならない。

我が国は、2035年までに乗用車の新車販売において、電動車100%を目指しています

 

 

「そうは言っても、今はガソリン車しか持っていない」、「クルマがないと、日々の買い物にも、仕事にも、いろいろと困る」などという、短期的な話ではありません。

脱炭素の取り組みは、長期的な国際社会全体の目標であり、達成しないと人類が滅亡するかどうかという極めてクリティカルな話です。

 

 

ガソリン補助金は、脱炭素化の取り組みに反する

ガソリン補助金の延長・恒久化は、脱炭素の取り組みに明確に反するものです。

将来世代に対する責任として、私たち現役世代は、油の消費を減らさなくてはなりません。そうであるにも関わらず、ガソリン補助金は、ガソリン消費に対するインセンティブとなってしまっています

 

 

リッター当たり◯✕円という定額の補助制度であるため、

・クルマを持っていない人は、補助をもらえない。
・クルマを持っている人は、補助をもらえる。

・燃費の良いクルマ(ハイブリッド車、軽自動車・コンパクトカー)を持っている人は、少ししか補助をもらえない。
・燃費の悪いクルマ(スポーツカー、排気量が大きなラグジュアリーカー)を持っている人は、たくさん補助をもらえる。

・必要最小限しか乗らない人は、少ししか補助をもらえない。
・必要もないのにドライブしたり、レジャーで走り回ったりする人は、たくさんもらえる。

という結果となってしまっています。

 

 

これは、おかしい。

政府が、ガソリン消費に対して補助を出すという政策は、脱炭素への取り組みに対して明確に逆行しています

暫定的な激変緩和のみが目的であれば、経済の安定のためには、やむを得ません。

しかしながら、これまでは、半ば恒久的なバラ撒きとなってしまっていました。

 

 

ガソリン価格は、もっと上がるべき

ガソリン価格を上げることによって、

・ガソリン車から電気自動車への移行
・コンパクトシティ政策・MaaSの推進により、そもそも自家用車がなくても生活していける仕組みの導入

を政策的に誘導していくべきです。

 

「クルマがないと生きていけない」周縁部に住む人たちに対して、クルマがなくても暮らしていけるような都市部への移住を促進していくのが、本来の意味でのコンパクトシティ政策です。

 

 

諸外国と比べて、日本のガソリン価格はまだまだ安い

2025/1/11付け日経記事にて、G7各国のガソリン代を比較して、我が国は米、カナダに次いで安い点が指摘されています。

(c)日経新聞2025/1/11付け記事

(c)日経新聞

 

北海油田を抱える産油国である英国よりも遥かに安いなんて、異常です。

「物価高騰対策」、「日々の暮らしを守る」という耳障りが良いガソリン補助金は、下らないバラ撒きでしかなく、脱炭素という国際社会全体が目指している目標に逆行していることを、しっかりと認識しましょう。

ガソリン車から電動車への移行を促進するためならば、むしろ逆に、「ガソリンに対して懲罰的な重課税を行うべき」という政策案すら考えられます。