2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(8)気仙沼~陸前高田

気仙沼

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気仙沼も、石巻と同じように市街地は広く、必ずしも市内全域が津波の被害を受けた訳ではないようです。
地震直後に、市内が地震によってか津波によってか火災が発生し、市内が火の海になっている映像を目にしましたが、今はそれらしい焼け跡などは見かけませんでした。
先のエントリで述べたように、私は小中学生の頃に仙台市内に住んでいたことがありますが、仙台と気仙沼とは、同じ県内と言えども生活圏がまったく違いますので、当時はほとんど行ったことありませんでした。
剣道の試合で一回行ったことがあるくらい。
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市内は普通に街として機能している感じです。
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しかし、よく見ると壊れた建物がそこかしこにあります。
建物解体済みで空き地となった場所もたくさんあります。
これらは、津波の被害ではなくて地震の被害のようです。
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交番が壊れてます。
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消防署も壊れています。
消防車が一台も止まっていませんので、この建物はもう使っていないようです。
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消防署の隣りの、建設会社の建物(写真の左側)は、被害はまったくなかったみたいですね。
照明がついており、中では普通に仕事しているようでした。
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建物ぼろぼろ。
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男山酒造 本社ビル
男山酒造
という、地酒の酒屋の本社ビルだそうですが、どうやら3階建てだったみたいです。
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気仙沼市鹿折地区に、いまだに残る第十八共徳丸
全長60m
330トン
海からは800mも距離があります。
震災復興への決意を示すモニュメントととして残そうという声がある一方、悔しいからさっさとどけようという声もあるようです。
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気仙沼市鹿折地区の仮設商店街
地元の人向けの商店街です。メガネ屋とか本屋とか。
観光客用のお土産はなし。
この種の、プレハブ2階建ての仮設商店街は、他の街でもよく見かけました。
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同じく、気仙沼市鹿折地区の歩道橋
津波で崩れておい、通行禁止のロープが張られていますが・・・国旗はこのように使ってはいけません。
陸前高田
街はほぼ全滅していました。
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建物はだいたい解体処理が終わり、見渡す限り空き地になっています。
ガソリンスタンドが営業していました。
クルマ社会なので、ガソリンは必須です。
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海沿いの キャピタルホテル1000
今は閉鎖されています。
下層階は津波をもろかぶりしたと思いますが、躯体は頑丈そうなので、再使用できそうですね。
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建物は、4階まで津波をかぶったようです。

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