amazonレビューに対する「このレビューは役に立ちましたか?」の投票行動。

amazonでは、本、CD、、、、全商品に対して、レビューが投稿できるようになっている訳だだけど、そのレビューに対して、

「このレビューは役に立ちましたか?」

はい  /  いいえ

というのが投稿できるようになっている。


Amazonレビューへの評価投稿

それで、まあ、この「はい」、「いいえ」がいいかげんだ。

概ね、
その商品に対して、
・肯定的なレビューに対しては、「はい」が多くなりやすい。
・否定的なレビューに対しては、「いいえ」が多くなりやすい。

「よかったでちゅ~、大感動☆」みたいなアホレビューでも、「はい」が多くなりやすい。
建設的否定であったとしても、「いいえ」が多くなりやすい。

レビューは、文書で入力するものなので、書く人はみな、それぞれそれなりに考えて記入する。それに対する評価投稿は、「はい」か「いいえ」かボタンを押すだけだし、自分のアカウントを曝す必要もないので、みんなけっこういいがけんに投稿するみたいだ。
そもそも、その商品についての情報を見ているユーザというのは、多かれ少なかれ購入を検討している訳であり、消費者心理としては、購入ボタンを押すための背中の一押しをしてくれる何かを求めている、ということなんだろう。

こういうのを見ると、「マスは、愚かなんです!」と先生が盛んに力説していた、大学の政治行動論の授業を思い出しますw


amazonレビューに対する「このレビューは役に立ちましたか?」の投票行動。」への2件のフィードバック

  1. 同様に、肯定的レビューの方が投稿されやすいとか、否定的レビューは肯定したい他の本の相対的評価を高めたいがため、とも言えるかな。

    その政治行動論で類型化すると、
    YES/NO投票は、影響力の圧力は強いが情報量は少なく、効果の及ぶ範囲は集合的。
    コメント投稿は、要求される自発性が多くなり、影響力は弱いが情報量は多く、効果の及ぶ範囲は個別的となる。

    たとえマスは愚かであっても、政治システムに入力される多様な要求や支持は、民主主義の政治過程が機能し、有権者のバランス感覚に沿ったアウトプットがなされるだろうということで、
    エリート主義に傾かず参加型を支持していると思うけれどね、氏は。

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