GMOの熊谷さんは、昨年(2004年)3月時点で、2004年にブレイクするものとして、
ブログ
RSS
ソーシャルネットワーク
の3点を挙げられていたそうな。
blogとSNSの隆盛については言わずもがなだが、RSSについては、普及はまだまだこれからと言ったところ。
blogとSNSは、インタラクティブなコミュニケーション・ツールとしての要素を多分に持っているのに対して、RSSは、現状、主に、非インタラクティブ(片方向)なコンテンツの受信(受信のみで発信はない)のプラットフォームとして使われている。
片方向コンテンツ受信プラットフォームとしては、
マス・メディア時代は、完成品としてのメディアを選択して買ってきて、ユーザ自身が自分にとっての重要度を判断して、更に取捨選択して各コンテンツを読んでいた。
(メディア論になるとちょっと話が大きくなり過ぎるので、あくまでもコンテンツ受信プラットフォームに話を限定すると、)
今は、というか、世の中の流れとしては、コンテンツ受信プラットフォームには、以下の要素を盛り込みつつある。
・カスタマイゼーション
・インタラクティブ性
各コンテンツ・アグリゲート・サイト(主にポータルなど)のMy○△の類を見てみると、これらの要素が盛り込まれている。ユーザは、ユーザ自身がカスタマイズして、インタラクティブに、コンテンツ・アグリゲート・サイトからコンテンツを受信できるようになっている。
RSSの仕組みの本質は、上記のような「カスタマイゼーションとインタラクティブ性を持ったコンテンツ・アグリゲーションの仕組みを、どこかの会社が運営しているインターネット上のサービスとしてではなく、ユーザ自身が管理・運用できること」だと思う。
つまり、
・原始時代
【マス向けのコンテンツ】
↓
ユーザ自身が取捨選択して買ってくる。
↓
【ユーザ】→更に、ユーザ自身が読みたい記事だけを選択して読む。
・ポータル時代
【各コンテンツ・プロバイダ】
↓
【コンテンツ・アグリゲータ】(ポータルなど)
↓
ユーザがあらかじめカスタマイズしておく。
インタラクティブに「ユーザが欲しい情報」情報を入力する。
↓
【ユーザ】
・RSS時代
【各コンテンツ・プロバイダ】
↓
ユーザがあらかじめカスタマイズしておく。
インタラクティブ性は現状では無い(?)
↓
【RSSリーダ類】(サーバサイドの仕組みの場合も、ローカルで動く仕組みの場合もあり)
↓
【ユーザ】
うーんと、ちょっと考えがうまくまとまりそうでまとまらないが、RSSの仕組みの本質は、「自分が受信するコンテンツの情報」=「自分が興味を持っていること」を、コンテンツ・プロバイダやコンテンツ・アグリゲータに知られずに済むようになる、という感じだろうか。
と言うことで、RSSが普及しない理由は、
既存のツール(サーバサイドの仕組み、ローカルで動く仕組み両方とも)が、
・カスタマイゼーション
が弱いからだと思うけど。
あと、
・インタラクティブ性
をどうやって解決していくか、が普及のキモかと。
Gree第一印象
なんとなしに窮屈さを感じる第一印象。
数年前の個人のホームページ作成ブームがあり、そこで、言いたい・書きたい・表現したいっていうエネルギーを迸らせていたサイトに人が集まり、その人の掲示板は賑わった。
あの頃はGoogleなんてなかったけれど、面白いサイトに行
レッドクルーズのeクルーザーとかは結構使いやすいですよ。カスタマイズも自由が利きそうだし。
ほほー。ちょっと見てみます。
私は今は、RSSリーダは、ブラウザベースのlivedoor blogreaderを使っています。
ローカルで動くソフトウェアだと、複数PCを使っている場合に、未既読管理の同期が取れないのが難点ですよねー。