2013年1月28日(月)、市執行部より、平成25年度予算の概要説明を受けました。
全部を細かく説明すると何十時間もかかってしまうので、あくまでも概要のみの説明でありました。受け取った資料も、A3版5ページ程度のものです。
今後、ちょっとした電話帳のような分厚い予算書をもらい、随時ご担当部署に質疑しながら、読み解いていくことになります。
この種の説明会は、定例議会が開会される前に、会派ごとに行われます。
2013年2月25日(月)に開会される蕨市議会 3月定例会は、平成25年度(2013年度)予算を決めるので、ボリューム的には他の時期の定例会と比べてヘヴィーなものとなります。
今回の予算編成は、国の予算がまだ決まっていないので、各ご担当部署はかなり大変だったようです。
国の予算が決まらないと、国からの補助金、(国からの補助金を原資とする)県からの補助金が決まらないためです。
蕨市平成25年度予算の規模
214億で、昨対+4億の微増。
蕨市平成25年度予算の特徴、目玉
頼高英雄市長の公約「新あったかプラン」が掲げる「安心安全、環境にやさしい蕨へ」に基づく、公共施設の耐震対策です。
これは、従来から行なっているものであります。
安心安全はもちろん重要でありますし、ある程度は評価します。
市長公約が掲げるもう一つの大項目である「にぎわいと活力ある蕨へ」においては、これも従来通り、中心市街地活性化計画の認定を受けることに注力するとのことであります。これは、市内既存商業の振興を目的としたものです。
この点においては目新しさはありません。
私個人的には、蕨市の賑わいと活力のためには、これだけでは不十分であると考えます。
街の賑わいと活力のためには、リスクを取って未来への投資を行わなくてはなりません。
しかしながら、頼高市長はリスクを取ることを恐れるあまり、未来への投資を絞り込んでいる点は、先のエントリ「平成25年 年頭の辞」で指摘した通りです。
蕨市平成25年度予算の錦町区画整理事業への繰り出し
8億96百万円で、昨対+2.1%。
増額したことについては評価します。
区画整理事業は、未来への投資ですので、私が所属する保守系会派 新生会では、毎年、早期推進を予算要望の中の重点項目として掲げています。
※一般会計から特別会計へお金を出すことを、「繰り出し」と言います。逆に受け取る側から言うと「繰り入れ」と言います。区画整理事業は、特別会計なのです。市全体のサイフが「一般会計」で、それとは別に事業目的ごとにサイフが幾つかあり、それを「特別会計」と言います。
その他、細かい点は分厚い予算書を受け取ってから精査しますので別途書きます。