令和7年(2025年)5月9日、蕨市民会館におきまして、蕨市子ども会育成連合会(市子連)の総会がございました。
子ども会は、子どもの会。
子ども会育成会は、子ども会をサポートする、主に保護者からなる大人の会。
子ども会育成連合会は、市内の子ども会育成会の集まった会=連合会です。
ほぼ、子ども会と子ども会育成会は、一体となって運営されています。事実上、子ども会=子ども会育成会と認識しても差し支えないかもしれません。
全国的に、子ども会・子ども会育成会は、加入率が低下し、休会・解散が相次いでおり、衰退傾向にあります。
蕨市内においては、31の子ども会育成会のうち、7つの会が休止状態にあります。(解散した会はありません)
背景には、
・少子化により、そもそも子ども数が減っていて、子ども会が成り立たないケースが増えつつある。
・女性の就業率が上がり、共働き世帯が増え、子ども会育成会(大人の側)の役員のなり手の確保が難しくなりつつある。
という事情があります。
前者については、やむを得ない面があります。
後者については、社会全体で女性の就業、選択肢の拡大を目指してきたことを考えると、悪いことだとは言えません。
子どもにとって、子ども会は、
・地域社会との初めての接点
・学校では難しい、学年を超えた交流
という機能があり、かけがえのないものです。
子ども会の休会・解散は、今後も更に進む可能性がありますが、「地域社会との初めての接点」、「学年を越えた交流」の機能については、何らかの形で設けてあげる必要があると思いました。