先日、令和7年(2025年)1月26日(日)、塚越稲荷神社におきまして、防火訓練がございました。
1月26日は、文化財防火デーです。
蕨市においては、2年おきに和楽備神社と塚越稲荷神社と交互に文化財防火訓練を行っているとのことです。
(つまり、塚越稲荷の防火訓練は4年ごとです)
あまり手広く告知して行っているわけでもないため、市議会議員時代はこのような訓練を行っていることをしりませんでした。
今回は、初めて見学しました。
境内において、ダミーの火災が発生しました。
通報訓練。
奉賛会の阿部会長が、119番通報を行う、という訓練です。
初期消火訓練。
消火器による消火です。
これは、一般的な防災訓練で行う訓練メニュと変わりありません。
文化財搬送訓練。
これが、文化財防火訓練ならではの訓練メニュです。
文化財を模したダミーの箱を、社殿から持ち出すという訓練です。
奉賛会の何人かの方と話しましたが、いざという時に
・何を持ち出すか
・何を持ち出さずに諦めるか
・どのような優先順位で持ち出すか
は、明確に決まっていないようでした。
これを奉賛会の方々が話し合って、予め決めておくことが重要だと思いました。
優先順位を決めておかないと、気が動転して賽銭箱を持ち出してしまうようなことにもなりかねません。
賽銭箱なんて、重いし、敢えて持ち出す必要もないですよね。
文化財として貴重でありながらも、重い、あるいは、社殿に固定されているために持ち出せない、というものもあると思います。これは、諦めるしかありません。
古文書の類は、社殿内には存在しないとのことです。
貴重な文化財のリストと、存置場所を広く公開してしまうと、盗難などを招き寄せることにもなりかねませんので、情報共有は、奉賛会の内々に留めておく必要もあります。
境内に指揮本部が設置されました。
蕨市消防本部、蕨市消防団による一斉放水訓練。
社殿ではなく、倉庫に対して放水しました。
ご参加の皆様、お疲れ様でした。