蕨市新庁舎の落成式がございました

昨日、令和5年(2023年)9月18日、蕨市新庁舎の落成式、合わせて建物内部・設備の内覧会がございました。

 

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テープ切断をさせていただきました。

 

 

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1階ホールにて式典が行われました。

1階中央部は、広々としたホールのようになっており、ガラス張りの5階天井まで吹き抜けとなっています。

 

 

こちらの埼玉新聞の記事内の写真にある通り、外壁には、木材のようなものが巻き付けられています。

建築業界では、テラコッタ・ルーバーと呼ぶそうですが、要するに、

テラコッタ = 素焼き

ルーバー = 目隠し板

です。

本物の木ではなく、素焼きの陶器なのです。

年月が経つうちに黒ずんできて味が出てくるのはないでしょうか。

 

 

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いざ災害発生時には、災害対応の拠点となります。

地震に強い、免震構造です。

蕨市内は外水氾濫の折には、市内全域が浸水・冠水することになりますが、床上浸水しても機能し続けるように、受電設備、非常用電源設備は、屋上に設けられています。

非常用電源設備の燃料は軽油で、72時間分を備蓄しているとのこと。

尚、地下階はありません。
(地下には免震設備があり、人が入ることはできる)
地上5階建てです。

 

 

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市内公共施設への公衆無線LAN設置については要望し続けてきたところです。

ようやくフリーWi-Fiが導入されていました。

 

 

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執務フロア。

大部屋形式です。
最新の建物のわりには、何だか天井が低めな感じがしますね。
白色ベースで、虚飾を排した質実剛健な印象。

 

 

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市議会の議場。

 

最上階である5階が議会フロアとなっています。

どこの都道府県庁、市町村の役所でも、一般的には、(別棟になっていない場合は、)議会フロアは最上階です。最上階の一つ下のフロアが、市長室などの幹部フロアとなります。

 

議員は市民の代表であり、議会は市民の代表が市政について話し合う場です。
行政は市民に仕える存在であり、行政 対 市民という構図で考えた場合、行政よりも市民が上位に位置しているべき、という考え方に基づいています。

 

 

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議会事務局の部屋より、南方面を望む。

天気が良く、スカイツリーが見えました。

 

 

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新庁舎開庁に合わせて、幾つかの組織名が変更になります。

組織変更(分離統合・改変、業務内容の変更など)ではなく、あくまでも組織の名称のみの変更ですね。

組織名は、組織の進むべき方向性、仕事に取り組む姿勢を示しています。
たかが組織名、されど組織名ですね。

 

 

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待合スペース脇の子供の遊び場。

 

 

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相談室。

旧庁舎では、このような個室形式の相談室はありませんでした。
プライバシに配慮して話し合いができる部屋です。

 

 

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内側から鍵がかけられる個室の、赤ちゃん世話室。

「mamaro」と書いてあるのは、この据え置き型個室ボックスの商品名です。

https://mamaro.greatestday.co.jp/

導入価格300万円とのこと。

 

 

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内部はこんな感じ。

 

 

このように、子育て支援系の設備は、充実しておりました。

 

 

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銀行ATM設置ブース。

これは珍しいですね。

 

 

駐車場の広さは、80台分です。

たったのこれだけ?少ないのでは?狭いのでは?というご意見をいただきました。

私もメンバとして出席していた、平成30年度に開かれた蕨市新庁舎建設基本構想・基本計画審議会でも、そのような意見を出しました。コンサル業者曰く、蕨市の行政規模からすると、公共施設建設業界の経験から編み出した公式に当てはめて算出すると、この台数が適正であるとのことでした。


蕨市敬老会がございました

本日、令和5年(2023年)9月16日、蕨市民会館において、蕨市お年寄りを敬う会がございました。

ご長寿をお祝い申し上げます。

 

 

昨年度よりも、参加者は多かったとのことです。

また、参加者多数のため、地域ごとに分けて2部制として行われました。

 

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会場全景

 

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お祝い申し上げます。

 

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式典の後は、蕨市PR大使の演歌歌手、美月優さんの歌。

アンコールの声が鳴り止まず、会場は大いに盛り上がっておりました。

 

会場を後にする参加者の方々からは「すごく楽しかった」、「最高の体験だった」という意見を多数いただきました。

関係者の皆様、お疲れ様でした。

 

 

尚、前回 令和4年度(2022年度)は、本年令和5年(2023年)1月に開催されたところです。


蕨市内中学校の体育祭

本日、令和5年(2023年)9月16日(土)、蕨市内3中学校において、晴天の下、体育祭が行われました。

まだまだ残暑が続きますが、8月のピークの暑さよりはだいぶ気温も下がっているのを肌で感じます。日もだいぶ短くなったし、秋が近付いてきていますね。

 

 

蕨一中

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開会式にて、選手宣誓。

 

 

蕨二中

20230916 蕨二中体育祭

学年別、クラス対抗全員リレー。

これはアツい。

クラス全員参加なので、当然ながら、速い子もいれば遅い子もいます。
順位が目まぐるしく入れ替わります。

 

 

蕨東中

インフルエンザによる学年閉鎖が行われたため、学年ごとの変則的な開催となり、来賓受け入れも中止されました。

 

インフルエンザ、コロナ感染が学校で広まっており、学級閉鎖が相次いでいるようです。


蕨市子ども会スポーツ中央親善大会がございました。

先日、令和5年(2023年)9月10日、塚越グラウンドにおきまして、蕨市子ども会スポーツ中央親善大会がございました。

ソフトボール大会は5チーム、フットベースボールは3チームが市内各地から集結し、日頃のトレーニングの成果を発揮して全力を尽くして戦いつつ、お互いの健闘を称え合いました。

本大会は、蕨市子ども会育成連合会 — いわゆる市子連(しこれん)主催のイベントであります。

台風一過、晴天の下で開催出来てよかったですね。

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開会式の様子

 

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来賓としてご挨拶させていただきました。

すべての選手の皆様、大会会長である比企孝司 市子連会長 をはじめとするスタッフの皆様、お疲れ様でした。


蕨市内で開かれたインクルーシブ教育イベント

蕨市内のスポーツクラブNAS蕨で開催された、インクルーシブ教育イベントを見学して参りました。

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スポーツクラブNAS蕨のトレーニング室を用いて、
一般社団法人 日本凸凹支援スポーツ協会が開催したものです。

定期的に開催しているわけではなく、今回限りのイベントです。

 

 

インクルーシブ教育とは、聞き慣れない言葉です。

社会学的にあるいは政治・行政の領域で、「インクルーシブ」、「インクルージョン」というワードを用いた場合、様々な人・グループを違いを超えて包摂・包含してくことによって、より全体を高めていこう、という考え方を指します。

様々な人・グループというのは、例えば、性別・民族を超えて様々、とか、障害がある人とない人をすべて含めて様々、とか、文脈によっていろいろな使われ方をします。

 

 

ここで、上記イベントが指すインクルーシブ教育とは、発達障害などの障害を持った子どもたちを包摂・包含して、ダンス、サッカーのような簡単なスポーツを提供していこうというものでした。

 

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ガチのサッカーではなく、大人と子どもの混成で、楽しみながらチームプレイをすることによって、他者とのコミュニケーションを取っていこう、というものです。

 

 

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子どもたちは、楽しそうに興じていました。

 

 

ボランティアベースでサービスを提供している、この団体の方々には頭が下がります。

 

 

一般論として申し上げますが、

この種の社会福祉には、ボランティア精神が求められる事が多く、携わっている方々も実際にそのような考え方に基いてお金を取ることを嫌がる方が多いのです。

しかしながら、安定的、継続的に、質の高いサービスを提供し続けるためには、やはりしっかりお金を取るべきだと思います。

「がっつり金儲けしよう」という意味ではなく、損益はプラマイゼロだとしても、少なくとも必要経費、適切な人件費くらいは確保することが、まわりまわって利用者にとっての利益にも繋がることなのではないかと思います。


戸田・蕨陸上競技選手権大会が開かれました

昨日、令和5年(2023年)8月27日、戸田市スポーツセンターにて、戸田・蕨陸上競技選手権大会が開かれました。

戸田市と蕨市の陸上競技協会の共催によるものです。

 

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炎天下、準備をしているところ。

一時、夕立が降ってきましたが、幸いなことに大会を中断するほどのものではありませんでした。

 

 

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それほど規模が大きな大会ではありません。

戸田市・蕨市の、小・中・高校生、そして少数ですが大学生や社会人も参加し、日頃の練習の成果を発揮して自己の限界に挑みました。

 

 

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種目ごとの表彰式。

 

 

私は、数年前から蕨市陸競の会長を仰せつかっております。

トラック競技、フィールド競技の経験はありませんが。

陸上競技をやる方の入会を募集しております。

 

 

広義には、陸上競技というと、マラソンも含みそうな気がします。
しかしながら、狭義の「陸上競技」=部活の「陸上競技」は、トラック競技とフィールド競技のことのみを指します。マラソンは含まないのです。

私は趣味でマラソンをやりますが、トラック&フィールド系とマラソン系は、まったくノリが違いますね。

マラソンは、私も含め、社会人になってからやり始める人も多い、気軽に出来るスポーツであります。
30歳くらいになって、仕事が落ち着いてきて、お腹ちょっとぽよってきたのでマラソンでも始めようかな~という、気軽な気持ちで始める人がたくさんいます。
60代、70代になっても、自分なりのペースで楽しんでいる人もたくさんいます。

しかしながら、トラック&フィールド系は、社会人になってから始めるにはハードルが高く、ほとんど不可能です。ほぼすべての社会人選手が、学生時代から続けていた人たちばかりです。
そして、競技年齢が低く、アマチュアの世界でも、概ね30代には引退するようです。

選手人口が少ない点が、地域の陸上競技協会運営上の難点であります。


蕨駅西口地区再開発の現況 — 建築施工業者が変更

祭りなどで地元周りをしていると、
「蕨駅西口地区再開発の進捗は、どうなってるの?」
「既存の建物の取り壊しが終わった後、更地のまま動きがないみたいだけど?」
といったお問い合わせを多数いただきます。

また、この私のblogのアクセスログ解析を見ても、ここしばらくの間は、蕨駅西口地区再開発に関するページへの流入が多く見られます。

ということで、知りうる限りの、令和5年(2023年)8月時点での現況を以下にまとめます。

 

 

特定業務代行者の戸田建設が、離脱した

戸田建設(株)は、東証プライム上場の準大手ゼネコンです。
戸田建設が、再開発事業の特定業務代行者となっていました。

 

特定業務代行者については、↑こちらのページが詳しく解説しています。

保留床の処分について責任を持つことを条件に建築等の工事施工を含めて代行する

 

業務代行の主な業務
次の業務から、地区の実情にあわせて選択し、契約していただきます。

[1] 組合等事務局業務(事務局員の派遣、事務局事務等)
[2] コーディネーター業務(組合設立・解散等業務、事業推進活動、資金計画、
管理運営計画、権利者対応業務、権利変換計画等)
[3] 調査設計計画業務(調査・測量、基本計画、施設建築物・公共施設等設計、商業等施設設計等)
[4] 工事監理業務
[5] 工事施工業務(特定業務代行の場合のみ)(解体・整地、仮設店舗建設、施設建築物・公共施設工事等)

 

業務代行者の責務
業務代行者は、権利者の皆さまからの要請に基づき、次の対応を行います。

[1] 保留床の処分先の確保(特定業務代行の場合、最終的な取得義務があります。)
[2] 事業推進に必要な資金確保(資金の斡旋・債務保証、資金の立替え等)
[3] 地区外転出者等への対応(代替地の提供・斡旋、資金確保の援助等)

 

つまり、単なる建築施工にとどまらず、全体コーディネート・再開発組合事務局機能を担う上に、マンション販売において売れ残ってしまった場合のリスクを背負うのが、特定業務代行者です。

 

 

戸田建設が、特定業務代行者を下りました。

私が聞いている範囲の説明によると、

物価高騰により、組合と戸田建設との間で、金額面での条件が折り合わず、契約解除に至った、とのことです。

 

 

新たに入札を行い、建築施工業者を決めた

本年、令和5年(2023年)8月21日付、日刊建設工業新聞webニュース記事によると、指名競争入札の結果、前田建設を選定し、契約済みとのことです。

前田建設工業(株)は、東証プライム上場の持株会社であるインフロニア・ホールディングス(株)傘下の準大手ゼネコンです。

(上記webニュース記事は、当初は無料で全文が公開されていたのですが、今時点では、見出し以外は有料コーナーになってしまいました)

 

 

私が聞いている範囲の説明によると、

前田建設との契約は、特定業務代行者ではなく、建築施工のみとのことです。

つまり、
・全体コーディネート・再開発組合事務局機能
・マンション販売における売れ残りリスク
は、組合が負うことになります。

 

 

上記webニュース記事によると、契約までが完了したとのことですので、更地のまま放置されている再開発現場は、これから建築工事が再開されることと予想します。

 

 

詳細は不明

ということで、本件については、私もあまり詳しくありません。

蕨市・再開発組合からは、蕨市議会議員に対しても説明が行われていません。

蕨市・再開発組合は、情報公開を適切に行なっているとは言い難く、地域住民に対する説明責任を果たしていただくよう望みたいところです。

よその地域の再開発組合においては、自らwebサイトを開設して、進捗状況が誰でも見られるようにしているところもあります。

 

 

スケジュールは、更に遅れるか?

令和5年(2023年)8月、現時点でのオフィシャルなスケジュールとしては、

令和8年(2026年)8月竣工予定

とのことです。

これは、昨年、令和4年(2022年)7月のエントリにて書いた通りです。

 

しかしながら、以上のような状況を鑑みると、年単位で遅れるのではないでしょうか。
引き直したスケジュールが発表されるのを待ちたいと思います。