ユビキタス・セキュリティ関連のトラブルがそろそろ現実化。

一つ前くらいの号の日経ビジネスの記事「東芝、デジタル家電に死角 不正アクセス被害に繋がるDVDレコーダー」より。

東芝のDVDレコーダのある機種が、不正アクセスの踏み台にされるケースが頻発しているとのこと。


この機種は、インターネットに繋ぎっぱにしておくと、EPGと連動して、インターネット経由で外出先から録画予約をしたり出来るという機能を持っている。

これは、外からエアコンのスイッチを入れるとか、外からお風呂を沸かしておくとか、といったことなんかと並んで、誰でも思いつくような「情報家電の走り」的な機能だ。

で、件のDVDレコーダは、セキュリティ関連の機能がなきに等しかっため、スパマーやらクラッカーやらの踏み台にされるというトラブルが多発しているのだそうだ。

セキュリティの問題というのは、今に始まった話でもないし、未来永劫存在し続ける訳だから、それはそれでいい。
一般的論的に、PCユーザのセキュリティリテラシレベルよりも、家電(情報家電)ユーザのセキュリティリテラシレベルの方が低いことは間違いないし、それはそれでメーカなり業界団体なりが啓蒙活動をし続けなくてはならない、という、今までのPCインターネットの世界で行われてきたことの対象範囲を拡大すればいいだけの話だ。

今回の記事で重要なのは、そもそも、東芝というメーカ側に、「この製品はインターネットに繋ぐから、セキュリティ面はしっかりとしておくべき」という製品開発思想が全く存在しなかった!という点だ。

東芝はPCも作っているメーカだけど、DVDレコーダの製品開発の部隊がインターネットに繋がる製品を作るのは初めてだったのだろう。PCの製品開発部隊では既に持っているはずのセキュリティに関する考え方や、諸々のノウハウや、情報収集体制、ユーザサポート体制やらが全く活かされていなかったことになる。

東芝においてすらこうだったのだから、他のメーカでも同様の事態が発生することは想像に難くないし、家電専業メーカでは尚更だ。


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