武雄市議会では議場で電源・PCが利用可能

本日2013年8月9日(金)、佐賀県武雄市役所に、所属している蕨市議会 保守系会派 新生会にて視察(政務活動費にて支払い)致しました。

その際にあまりにも素晴らしいと感激したのが、議場で電源とPCが使えるようになっていたことです。

これは素晴らしい議会改革です。
逆に言うと、たいがいの地方議会では、議場で電源とPCを使えるようにするのには、全会派(または全議員)の合意なくしては出来無いので、事実上不可能に近いと言ってもいいくらい、果てしなく遠い道のりであります。おそらく、世代交代が為されない限り無理ではないでしょうか。

私は、蕨市議会においてこのルールを知らずにタブレットをいじっていたら、あとで先輩議員に呼び出されて「ピコピコやるんじゃない!」と怒られたことがあります。
(この時使っていたASUSのAndroidタブレットは、そもそも議場で使うためにわざわざ買ったものなんですけどw)

武雄市議会においても、高齢の議員を中心にPCを使いこなせない方々がおり、「不公平だ!」という理由で当初は反対したそうです。
結局は「使いたくない人は使わなければいい」ということで、全議員の合意を得ることが出来たようですが。

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市議会議場の全体。

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議員席には電源が引かれています。

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こちらは市執行部側(部長クラス)の席。
有線LANが引かれています。
議場内に引かれている無線LANを使わずに敢えて有線LANを使うのは、セキュリティ上の理由によるものと思います。

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答弁席に設置する大型ディスプレイ。

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無線LAN機器。

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一般質問にて、パワポを用いてプレゼンする様子。
(写真を撮影したもの)

実際の質問日の3営業日前までにパワポデータを提出するルールとなっているようです。(これは発言通行期限より後)

これはかなりいいですね。
現状の多数の地方議会(蕨市議会を含む)では、口頭で言葉でしゃべることだけしか出来ません。国会の委員会TV中継でよく見かけるようなフリップボードも使えないし、紙ベースの資料を配ることもできません。

パワポでビジュアルプレゼンテーションをすることによりより深く実のある議論ができるものと思います。


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