嵐山町に、国立女性教育会館があります。
男女共同参画、女性差別撤廃を目指した国の宿泊機能付き研修施設で、現在は独立行政法人によって運営されています。
建物は昭和52年(1977年)に建設されたもので、老朽化しております。
国は、このたび、施設廃止の方針を打ち出しました。
地元である嵐山町では、この廃止方針に反対の声が上がっています。
自民党県議団としても、令和5年12月、存続の要望を国に提出しました。
埼玉県議会でも、令和5年12月定例会にて、現在地での存続を求める意見書を可決して提出しております。
ということで、私のオフィシャルな立場としては、「現在地での存続を国に求める」ということになります。
ちょっと前の話になりますが、本年、令和6年(2024年)3月3日、嵐山町の国立女性教育会館を見学してきました。
場所は、関越道 東松山ICから5kmほど。
電車の場合は、東武東上線 武蔵嵐山駅から1.7km。
なぜ交通至便な都内ではなく、この地にあるかというと、「都会の喧騒を離れ、緑豊かな場所で、泊まり込みでじっくり研修をする」ための施設だからです。
入口ゲート。
施設全体マップ。
広い敷地は緑豊かで、建物は点々と余裕をもって配置されています。
実技研修棟。
本部棟に相当します。
本部棟入口。
書架。
パネル展示コーナ。
男女共同参画を求める昔のポスターが展示されていました。
レトロポップな感じがいいですね。
研修棟。
大ホールがあります。
この日の利用団体リスト。
地元の団体が活発に利用している様子が伺えます。
左派政治団体による映画上映会をやっていました。
政治団体による利用もOKのようです。
敷地内には人口の池が設けられており、ゆったり散策できます。
研修棟は、泊まり込み合宿ができるようになっています。
朝早起きして散歩したら気持ちいいでしょうね。
テニスコート。
屋内プール棟。
屋内プール棟を窓から覗き込んでみると、水は抜かれており、使われていませんでした。
ネットの情報によると(真偽未確認)、2010年から営業休止しているようです。
老朽化のためでしょうか。
茶室。
ということで、至れりつくせりの、地元にとっては素晴らしい施設でした。
地元の方々が廃止に反対するのは当然ですね。