大雨による家屋浸水・道路冠水被害を小さくする方法についてメモ

近年、大雨のときに、地面に水が溜まって家屋が浸水したり、道路が冠水したりすることが増えている。

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原因としては、2つあって、

(1)単位時間当たりの入力が増えている。
←気候変動のせいで短時間に大量の雨が降る「ゲリラ豪雨」が増えている。

(2)単位時間当たりの出力は、
(2-1)人工的な部分の量は増えているが、
(2-2)自然による部分の量は減っている。
雨水排水管・ポンプ場などの人工的な雨水排水機能は増えている。他方で、都市化によって地面から土や木や田畑が減ってアスファルト・コンクリが増えたために自然の雨水排水機能が衰えている

 

蕨市の場合は、人工的な雨水排水機能(排水管、ポンプ場の類)は、想定する最大降雨量を1時間当たり55mmと設定している。
http://warabi.gijiroku.com/gikai/CGI/voiweb.exe?ACT=200&KENSAKU=1&SORT=0&KTYP=1,2,3&FBKEY1=%8D%7E%90%85%97%CA&FBMODE1=SYNONYM&FBMODE2=SYNONYM&FBMODE3=SYNONYM&FBMODE4=SYNONYM&FBCHK=AND&KGTP=1,2,3&TITL=%92%E8%97%E1%89%EF%2C%97%D5%8E%9E%89%EF%2C%8F%ED%94C&TITL_SUBT=%95%BD%90%AC%82Q%82T%94N%81@%82R%8C%8E%8B%B3%88%E7%82%DC%82%BF%82%C3%82%AD%82%E8%8F%ED%94C%88%CF%88%F5%89%EF%81%7C03%8C%8E08%93%FA-01%8D%86&HUID=54628&KGNO=177&FINO=635&HATSUGENMODE=1&HYOUJIMODE=0&STYLE=0

これはどういうことかと言うと、1時間当たり55mm以上の雨が降った場合は、家屋が浸水しても、道路が冠水しても仕方がない、とういことだ。

近年のゲリラ豪雨は、これ以上の強い雨が降ることもある。
ここ2,3年は、たしか年に0~2回くらいこれ以上の雨が降っていたと思う。

もちろん、この設定値を高めて「1時間当たり100mmの雨まで大丈夫」とすることも技術的には可能だが、お金がかかる。かかる金額との見合いで設定した値が、「55mm」ということだ。

 

(1)入力を変えることは出来ない。
気候を人為的に変えることは出来ない。

(2-1)設定値を上げたら追加的な投資は幾ら掛かるのか、シミュが欲しいところ。
例えば、「1時間当たり55mm」という基準を「60mmにしたら幾ら掛かるのか?」、「65mmなら幾ら掛かるのか?」・・・「100mmにしたら幾ら掛かるのか?」。

(2-2)人為的に、自然の治水力を高める政策は、幾つか考えられるかも。
家を潰して田畑に戻すのは無理だけど、
just思いつきだけど、例えば、
・アスファルト舗装の駐車場のアスファルトを剥がして砂利敷にしたら補助金を出す、減税する。
・家屋の敷地内に木を植えたら、補助金を出す、減税する。
みたいな方向性の政策。

なんか、この種の研究って誰かやってないかな?


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