さて、先日のエントリにて、蕨市のコミュニティバスについて、ざっくりと調べたことをつらつらと述べた。
hoya_t blog(2015/6/18) : 蕨のコミュニティバス
ポイントは、コミュニティバスという、蕨市の行政サービスは、
- メリットを受けている人は少なからずいる。
高齢者、障がい者など。これらの人たちは、喜んで利用している - 大した費用は掛かっていない。
蕨市の場合は、せいぜい0.4億ほど。一般会計予算226億のわずか0.2%に過ぎない - デメリットは、それほどなさそう。迷惑を受けている人はいなさそう。
タクシー事業者、民間バス事業者を民業圧迫している可能性はあるが、たぶん大したことない。 - 効用の総量は、定量的に分析されていない。
メリットを受けている人の、メリットの総量を貨幣単位で出力し(尚且つ、デメリットの総量も)、費用の総量と比べてみれば、もしかしたら無駄かもしれないかも?という議論も出てくる可能性があるが、誰もそこまでは手をつけていない。
ということ。
(上記項目はMECEになっていなくて、重複しているけど、あまり気にしないでくださいw)
このような行政サービスは、政治的に、縮小あるいは廃止の方向で手を付けることは、不可能に近い。
かつて、国レベルで、民主党政権時代に、事業仕分けというものが行われた。
あれは、2009年ころ?だったか。
僕は、本業の仕事がすごく忙しかった時期で(まさに本業の会社経営で、一気に市場環境が変化したので、リストラやってた)、リアルタイムにニュースを追っていなかったのだが、国の様々な行政サービスをゼロベースで見直して、コストパフォーマンスが低いものはどんどんカットしてていこう、という趣旨のものだったと思う。結局、あまり大した成果を出さずに尻すぼみになってしまったものと記憶している。
あのような、世論の強力な支持を背景として、強大な権限を持っていたはずの、時の政権の事業仕分けチームですら、蕨のコミュニティバスのような行政サービスの縮小を行うことは難しかっただろうと思う。
結局のところ、小さなリストラを積み重ねて、大きな埋蔵金を掘り出そう!という趣旨は正しかったものと思うが、一つ一つの行政サービスは、無駄と言っても大した無駄ではないし、メリットを受けている人がいる以上、なくすのもかわいそうだし・・・みたいな、総論賛成各論反対の雰囲気に流されて、失敗したのだろうと思う。
こうして、大きな政府化が進んでいくわけだ。
議題になっている自治体もありますが、動物の糞、現在のところ、とり挙げられた事はないのですか。
糞害対策でしょうか?
ここ4年位は議会で取り上げられたことはないですね。
農業委員会では、ハクビシン対策や鳥害対策をどうするか、みたいな話が出たことはあります。
路上、主に犬猫です。
他では小さいながら税金徴収といった声もありましたが、
飼い主に対するモラル、ペナルティです。
犬猫の糞を持ち帰らずの放置してしまった場合のペナルティですかね?
議会では話題になったことはないですね。