IHI鶴ヶ島工場を見学

自民県議団有志にて、IHI鶴ヶ島工場を見学してきました。
とても有意義な体験でした。

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工場内は写真撮影禁止。

・圏央鶴ヶ島ICのすぐ近く、県農業大学校跡地に位置している。

・民間飛行機のエンジンの整備(定期点検保守、修理)を行っている。

・瑞穂工場と連携し、一連のプロセスを分担している。

・航空機エンジン開発は、膨大な資力を要するため、J/V形式で行うことが多い。20年くらいで損益トントン、40年くらいかけてリターンを刈り取るという長期の商い。

・整備の需要は安定して伸びており、商いは順調な成長を見込む。

・航空機技術開発の分野は、かなり成熟している。
これからの進化の方向性としては、新素材の導入、カーボンニュートラル化など。

・2019年に操業開始したが、まだ本格稼働状態とは言い難い。工場の立ち上げは、人の採用・育成がキモとなるため、軌道に乗るまでには年単位の時間がかかる。

・広義の航空機関連産業は、コロナ禍で低迷し、浮き沈みが激しいイメージが定着してしまったため、人材採用難が続いている。

・工場内では産業用ロボットはまったく使われておらず。ほとんど手作業。隣接地において県が立ち上げる予定のSAITAMAロボティクスセンタとのシナジはあまりないような?

 

この工場で整備している、PW-1100G-JMについて調べていたら、こんな記事を発見。

このエンジンについては、一種の「リコール対応」が発表されているのですが、一定の比率で参画しているJ/Vであるにも関わらず、IHIは、全体の意思決定には参画できておらず、実態は下請けと同じじゃないか、と指摘しています。


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