ほやたけし(保谷武)- 自民党 蕨市

埼玉県議会議員 南19区(蕨市) 自民党公認・公明党推薦

ほやたけし(保谷武)- 自民党 蕨市

県議会常任委員会、新年度は産業労働委員会へ

埼玉県議会では、配属先の委員会は、毎年変わります。

(蕨市議会では、2年毎でした)

 

先の2月定例会にて、配属先が入れ替わりまして、私は、

  • 常任委員会:総務県民生活常任委員会 → 産業労働企業常任委員会
  • 特別委員会:危機管理・大規模災害対策特別委員会 → 自然再生・循環社会対策特別委員会

となりました。

 

 

令和6年度(2024年度)の1年間は、産業労働政策に力を入れていきます。

 

 

令和6年度の予算で行われる新規事業のうち、産業労働政策に関わるものを、2つほどピックアップしてご紹介します。

 

 

渋沢栄一起業家サロン

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渋沢栄一翁は、埼玉県が輩出した、偉大なシリアル・アントレプレナーです。

人名を冠したがゆえに、何をやるのか分かりにくくなってしまっていますが、要するに自治体運営型の創業支援施設です。

今のところは、「そのような名前の施設を造る」ということしか決まっておらず、ハコモノの域を出ていません。

ただ今、5月10日を提出期限として、プロポーザル方式で業務委託先を募集しています。

提案内容によって、この渋沢栄一サロンが何をやるかが決まります。

 

 

弊社 株式会社ブレード・コミュニケーションズは、2004年創業当初より数年間、荒川区が運営する、まさに自治体運営型のインキュベーション施設に入居していたことがあります。

あの時の体験や、周りに入居していた企業・事業者を観察した経験から言うと・・・うーん、荒川区に対して多大な恩がありながら、極めて言いづらいのですが・・・もう20年も経ったからまあいいか!
私個人的には、自治体運営型インキュベーション施設の存在意義には否定的です。

血を吐き、泥水をすすり、将来への不安と仲間の裏切りへの怒りで眠れない夜を過ごしながら創業した経験がある人にしか、創業支援なんかできないんじゃないですかねw

 

 

あー、いやいや、そんなことはない。

予算がついて、やる以上は、県としては頑張って結果を出すしかないです。

 

 

スタートアップだけではなく老舗事業者も利用できるようですので、機会があれば、ご活用ください。

 

 

価格転嫁支援

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埼玉県、及び埼玉県議会としては、前提条件として、

・概ね2%前後のマイルドで抑制された物価上昇は望ましい
・全ての事業者において賃上げが行われ、継続されることが望ましい

という考え方に立っています。

 

 

その上で、現状認識として、

・概ね2%前後のマイルドで抑制された物価上昇が、実現している。
・大企業において、賃上げが行われている。
・次なる課題は、県内 中小企業・小規模事業者の賃上げである。

という考えです。

 

 

県内 中小企業・小規模事業者が賃上げを実現するために、

下請の中小企業・小規模事業者が、原材料高・人件費高の価格転嫁を行うに当たり、元請けの大企業との交渉をサポートするために、埼玉県は、

・伴走型支援
・価格転嫁交渉ツールの提供

を行います。

 

 

実効性については、これからチェックし続けていきます。


埼玉県歯科医師連盟デンタルミーティング

令和6年(2024年)3月28日、埼玉県歯科医師連盟と、県内の自民党 国会議員・県議会議員による歯科口腔政策に関する意見交換会「デンタルミーティング」がございました。

 

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歯や、口の中の健康管理は、とても大事なものです。

大きな自然災害が発生して避難している時などは、ついつい優先順位を低く置いてしまいがちですが、歯科口腔のメンテナンスを怠ることによる悪影響は、長期間に及び、人生そのものに深刻で回復不能なダメージを与えることもあります。

 

埼玉県民の歯と口の健康維持のために、引き続き尽力して参ります。

 

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いつもありがとうございます。


クルド人のお祭り「ネウロズ」

※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。

 

令和6年(2024年)3月20日、春分の日に、荒川沿いの秋ヶ瀬公園にて開催された、クルド人のお祭り、ネウロズを見学しに行って参りました。

会場の秋ヶ瀬公園は、県営公園であり、埼玉県公園緑地協会が指定管理者制度によって運営しています。

 

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音楽に合わせて、手を繋いで輪になり、踊る。

踊りは、リズムに合わせて身体を揺する程度のもので、単純な動作の繰り返し。

フォークダンスのような、練習しなくても誰でも輪に入れるような感じ。

 

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※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。

 

女子は、カラフルできれいな民族衣装の姿が多い。

男子は、もっさりした普段着が多い。

小さい子供を連れた家族連れもいるが、男女別々の若いグループが多いようでした。

 

 

酒を飲んでいる人は、ざっと見回したところ、一人もいません。

騒いでいる人もいません。

 

 

屋台が出店しており、クルド料理を食べるのを楽しみにしていましたが、待ち列が長くて諦めました。

 

日本人の観客の姿も多数あり。

このお祭りの主催は、クルド人による団体である一般社団法人日本クルド文化協会とのことですが、「クルド人団体を支援する日本人団体」がスタッフとしてサポートしているようでした。

 

警備のために、機動隊のバスが3台ほど、少し離れた駐車場に待機していました。

 

※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。

 

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ステージのバンド演奏。

 

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※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。

 

会場に掲示された、日本語の看板。

この看板を用意したのは、一般社団法人日本クルド文化協会なのか、「クルド人団体を支援する日本人団体」なのか、どちらかは明記されておらず、不明。

どちらの団体が作成した看板なのかによって、様相は大きく変わってきます。

 

右列 中段の、赤字に星の旗は、クルディスタン労働者党(PKK)の旗。

主にトルコ国内で活動しており、トルコ本国や、我が国、米国、EU、英国等の西側諸国ではテロ組織として認定されています。

 

右列 上段の、黄色と緑の三角形に星が描かれた旗は、PKKの軍事部門の旗であると記述されています。

 

ということで、この会場には、非合法テロ団体の旗が、表示されていました。

「称揚する目的で掲げられている」ということではなく、あくまでも「説明板」です。

 

※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。

 

この説明板が、一般社団法人日本クルド文化協会が作成・掲示したものであるのならば、同団体がPKKの影響下にある可能性が(可能性の一つとして)浮かび上がってまいります。

「クルド人団体を支援する日本人団体」が作成・掲示したものであるのならば、
一般社団法人日本クルド文化協会から何らかの許諾を得た上で作成・掲示した可能性
または、
一般社団法人日本クルド文化協会の意向に関わらず勝手に作成・掲示した可能性
が、あり得ます。

 

この当たりは、質問してみたわけではないので詳細は不明ですし、個人的な見解を申し述べるのは差し控えます。

 

※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。

 

 

東京新聞によると、

 

今年に入りクルド人に会場を貸さないよう求める電話やファクスが、公園を管理する埼玉県公園緑地協会にあった。協会は「安全を担保できない」として不許可の方針を示したが、クルド文化協会と日本人の支援者の抗議を受け、対応の誤りを謝罪し開催を認めた。その後も文化協会などには「クルド人は帰れ」などヘイト電話やメールが相次いだ。

 

産経新聞によると、

 

首都ブリュッセルに近いルーベン市で24日、ネウロズの祭りが開かれ、国内外から約5千人のクルド人が集まった。そのうちのグループが同国東部の地方都市にあるトルコ人集住地区へ向かい、クルドの旗やトルコの非合法武装組織「クルド労働者党(PKK)」のスローガンや写真を掲げてトルコ人を挑発したという。

両者は各所で暴動状態となり、機動隊が出動、大型放水銃などで鎮圧したという。一連の事件で6人が負傷、1人が逮捕された。

 

※本件に関しては、あくまでも事実関係のレポートのみ。個人的な見解を開陳することは差し控えます。


権現堂調節池にて湖面浮上式太陽光発電施設の設置計画

権現堂調節池は、利根川から水を引き、中川へと注ぎ込む導水路である権現堂川そのものが広大な調整池となっているものです。

埼玉県と茨城県の県境に位置しています。

 

この権現堂調節池、別名:行幸湖の湖面に、浮上式太陽光発電施設を作ろうという計画が持ち上がっています。

久喜市の事業で、埼玉県のスーパーシティプロジェクトに採択されています。

 

権現堂調節池の下流の中川は、たびたび氾濫を起こしています。

直近では、昨年、令和5年(2023年)6月に、草加市、越谷市などで広範囲に渡り床上浸水、床下浸水をもたらしました。

 

そこで、中川下流の自治体では、この太陽光発電施設設置について心配しています。

調節池の湖面に太陽光発電施設があるということは、大雨の時に上流から流れてきた浮遊物が引っかかるなどして、雨水排水・調整機能を阻害する可能性があります。

また、雨水の流れによって太陽光発電施設が破壊され、下流に流されていく可能性もあります。

 

 

先日開かれた、県議会 予算特別委員会においては、草加市の議員より、そのような懸念が表明されました。

 

単なる杞憂なのか、現実的に雨水排水・調整機能を阻害する可能性があるのか、素人には何とも判断できず、専門家の意見を聞いてみたいところです。

 

ということで、3月16日(土)、現地を見に行ってきました。

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権現堂調節池全体は、利根川からの取水口から、中川合流地点まで、5kmに及ぶ長いものです。池というよりも太い川という印象も受けます。

 

太陽光発電施設設置計画があるのは、久喜市の部分です。

 

池(川)の中心線が、埼玉県と茨城県の県境となっており、手前側が久喜市(埼玉県)です。

 

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釣り師が2,3人いました。

対岸の茨城県側には、キュピーの工場。

 

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ちょっとした遊歩道になっており、桜並木があります。

 

 

せっかく権現堂に行ったので、権現堂桜堤公園に足を伸ばしました。

ここは県営公園です。

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河津桜はピークでした。

 

ここは、様々な種類の桜が植えられています。

菜の花も、敢えて咲く時期がずれるようにコントロールして植えてあるようです。

 

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右側が河津桜。

左側の堤の上は、ソメイヨシノ。

 

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ソメイヨシノはまだまだでした。


IHI鶴ヶ島工場を見学

自民県議団有志にて、IHI鶴ヶ島工場を見学してきました。
とても有意義な体験でした。

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工場内は写真撮影禁止。

・圏央鶴ヶ島ICのすぐ近く、県農業大学校跡地に位置している。

・民間飛行機のエンジンの整備(定期点検保守、修理)を行っている。

・瑞穂工場と連携し、一連のプロセスを分担している。

・航空機エンジン開発は、膨大な資力を要するため、J/V形式で行うことが多い。20年くらいで損益トントン、40年くらいかけてリターンを刈り取るという長期の商い。

・整備の需要は安定して伸びており、商いは順調な成長を見込む。

・航空機技術開発の分野は、かなり成熟している。
これからの進化の方向性としては、新素材の導入、カーボンニュートラル化など。

・2019年に操業開始したが、まだ本格稼働状態とは言い難い。工場の立ち上げは、人の採用・育成がキモとなるため、軌道に乗るまでには年単位の時間がかかる。

・広義の航空機関連産業は、コロナ禍で低迷し、浮き沈みが激しいイメージが定着してしまったため、人材採用難が続いている。

・工場内では産業用ロボットはまったく使われておらず。ほとんど手作業。隣接地において県が立ち上げる予定のSAITAMAロボティクスセンタとのシナジはあまりないような?

 

この工場で整備している、PW-1100G-JMについて調べていたら、こんな記事を発見。

このエンジンについては、一種の「リコール対応」が発表されているのですが、一定の比率で参画しているJ/Vであるにも関わらず、IHIは、全体の意思決定には参画できておらず、実態は下請けと同じじゃないか、と指摘しています。


県北を流れる見沼代用水

蕨市内を流れる見沼代用水は、本来は農業用水です。

利根川の、行田市内の堰から水を引いて、埼玉県を北から南へ縦断して流れていきます。

 

先日、令和6年(2024年)2月16日、県北地域を訪れた際、たまたま地図上に「見沼代用水」の名前を見つけたので、ちょっと大回りして立ち寄ってみました。

 

見沼代用水(久喜市内)

久喜市内の、久喜市しょうぶ会館の横にて。

見沼代用水は、こんなにも水量が豊かなんですね。

恵みの農業用水です。

これが、見沼代用水のメインルート(本流)です。

まったく曲がりくねっておらず、まっすぐに流れている様子から、人工物であることが分かります。

 

見沼代用水(久喜市内)

フェンスで囲まれています。

 

見沼代用水(久喜市内)

管理者は、独立行政法人 水資源機構と、見沼代用水土地改良区。

この2団体の関係性については、調べたものの、今ひとつよく分からず。

 

 

こんなにも水量が豊富な、恵みの農業用水が、支流に分かれ、末端の蕨市に至ると、あんなにも汚く、ヘドロや不法投棄ゴミが堆積し、水量は減ってほとんど流れなくなり、夏になると悪臭を放つようになってしまうのですね。

 

 

20170306_見沼代用水_蕨市錦町付近

2017年3月の見沼代用水。
蕨市錦町、春日公園の横にて。

 

 

20230706 蕨市内の見沼代用水

2023年7月の見沼代用水。
上記写真の、橋を挟んで反対側。

 

昨年(2023年)7月のこちらの記事で書いた通り、見沼代用水土地改良区では、末端の支流については、地元自治体に対して払い下げを進める動きがあります。
こちらについては、詳細決まり次第レポーティング致します。


埼玉県茶業研究所

蕨市にはもちろん茶畑はまったく無いのですが、実は、お茶は、埼玉県の名産なのです。

入間市、狭山市、所沢市辺りに茶畑が集積しており、狭山茶ブランドは広く確立しています。

品種改良、栽培・製茶の技術開発・普及指導のために、埼玉県では、茶業研究所があります。

しかも、そろそろ開業100年を迎えます。そんなに昔から、埼玉県ではお茶の研究を行っていたんですね。

 

 

こんな研究機関があるなんて知りませんでした。

このたび、埼玉県議会の狭山茶振興議員連盟にて、茶業研究所の見学に行って参りました。

 

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茶業研究所。

圏央道入間ICの近く。
蕨からは、外環 – 関越 – 圏央道を乗り継いで、クルマで一時間強くらいです。
この辺りは、一面が茶畑です。

 

なお、茶の木は、苗木を植えてから成長して、茶葉が収穫できるようになるまでに、8年かかるとのこと。

上記写真の中で、手前の畝が、1年目です。

成長した後は、毎年2回収穫できます。
4~50年経って、徐々に収量が減ってきたら植え替えます。

 

 

狭山茶の歴史

鎌倉時代
禅宗の僧 栄西によって我が国に伝えられました。

江戸時代
この地域で広く生産されていたわけではなく、寺の敷地内で、薬のような用途で作られていた程度だったとのことです。

明治時代
米国に輸出するための農業産品として、この地域で生産が始まったそうです。
横浜港から出荷して、一時は輸出品として隆盛を極めたのですが、間もなく、米国への輸出は廃れてしまいました。
理由は不明ですが、米国人の嗜好の変化が背景にあるのかな?
今日においては、米国人が日本茶を好んで飲むようなイメージはありませんが、明治時代はよく飲まれたようですね。

大正時代以降
我が国の庶民が日常的にお茶を口にするようになったのは、大正時代以降のようですね。
この頃から、狭山茶は内需向けに生産するようになりました。


日本人の日本茶消費量は減っている。

全国茶生産団体連合会のこちらのwebページを見ると、平成21年(2009年)ころを境に、減少トレンドにあります。
紅茶の消費量は横ばいトレンドですが、烏龍茶の消費量も同じように平成21年ころから減少トレンドです。
平成21年というと、リーマンショックがあった年ですが、この頃にいったい何があったのでしょうか?

 

 

入間、狭山、所沢周辺に茶業が集積した理由

この地域の土壌が、水はけが良さ過ぎて、稲作に向いていなかったため。

 

 

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畝ごとに異なる品種が植えられています。

昔の茶畑の畝は、上辺が緩やかなカーブを描く「かまぼこ型」でした。
今は、コンバインのような、人が乗り込むタイプの収穫マシンで収穫作業を行うのに最適化するため、上辺は直線となっていることが多いようです。

 

 

茶の品種改良

地球環境の変化によって温暖化が進んでいるわけですが、気候変化に対応した品種を開発することも、この茶業研究所のミッションの一つです。

お茶は嗜好品なので、時代によって求められる品種は変わってくるが、普遍的な要素は、

・たくさん収穫できること。

・寒さに強いこと。

 

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もしゃもしゃに枝が生えているのが、品種改良のための母樹。

この木から種子をとって、品種改良の研究を行います。

種子採取の段階から、品種登録まで、一つの品種を開発するのに、35年以上かかるそうです。

 

こんなに長い期間だと、一人の研究者が、自らのキャリアの中で最初から最後まで手掛けることは出来ません。

昔の先輩研究者が採取してくれた種子を引き継いで研究し、また、今日採取した種子は、これから入所してくる未来の研究者に引き継いでいく、のだそうです。

ロマンティックですね。

 

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説明を聞いているところ。

 

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研究所施設ロビーの展示物。

かなり古い建物です。

 

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ほうじ茶の品評をしているところ。

お茶は、香り、味だけではなく、見た目、色も重要な要素です。

自然光を取り入れてお茶の品評ができるようになっています。

 

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明治時代に米国向けに輸出して頃のパッケージ。

 

 

 

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ほうじ茶。