能登半島の西岸の海沿いを、羽咋市 → 志賀町 → 輪島市と北上しました。
観光名所である巌門。
かつては波の侵食によって岩がくり抜かれ、門のようになっていたようですが、すっかり崩れて埋まってしまいました。
ここを訪れる観光客を目当てにした土産物屋や飲食店があり、遊覧船も運航されていたようです。
巌門の近くの道路。
ひび割れた箇所に赤いスプレーで印がつけてあります。
幹線道路沿いの土砂崩れ箇所の工事現場。
このような工事は、あちこちで見かけました。
能登半島全域に渡り、黒光りした重厚な瓦屋根を用いた家屋がたくさんありました。
やはり重いものと思います。
地震には弱いでしょうね。
瓦屋根の一部が壊れ、ブルーシートをかぶせて応急措置を施している家屋は、無数にありました。
ちょっとした観光名所のトトロ岩。
かつては、写真右側にも耳のような部分がついており、左右対称で、トトロのような形だったそうですが、崩れました。
海沿いの幹線道路。
道路に段差ができたり割れたりした箇所は、簡易舗装によって応急措置が施されています。
あくまでも簡易な措置であり、ついうっかりスピードを出したまま乗りかかってしまうと、衝撃で突き上げられてしまうことになります。
地盤隆起により、テトラポットの内側の浜辺が干上がっています。
テトラポットの白色の下半分は、かつては海水面下にあったものと思います。
黒島漁港。
小さな漁港です。
地盤隆起により、堤防の内側の港がすっかり干上がってしまいました。
もはや港としては使い物になりません。
黒島地区。
かつては、天領として、北前船の海運業で栄えた集落です。
伝統的な家屋が保存されています。
黒光りする重厚な瓦屋根、横板の壁面が特徴です。
かなりの数の家屋が倒壊し、倒壊したままになっています。
倒壊していない家屋も、傾いたり、何らかの被害を受けたところが多いようです。
集落の鎮守の杜である、黒島 若宮八幡神社。
鳥居が倒壊しています。
江戸時代の古い町並みが保存されており、集落内にはクルマが通れないような細い路地が縦横に走っていますが、この写真のように通れなくなっている箇所も多数あります。
鹿磯(かいそ)漁港。
ここは規模の大きな漁港です。
ここは最大で4m地盤隆起しました。
漁船が港内に転覆したまま放置されています。
干上がってはいませんが、地盤が露出しており、港として使用できる状態ではありません。
黒島漁港と鹿磯漁港は、3月に、天皇皇后両陛下が行幸啓されお見舞い賜りました。
続いて海沿いの道を北上しようとしましたが、まだ一般車通行止め(災害支援関係者、居住者のみ通行可)の箇所が多く、内陸の道路を通って輪島市中心部へ向かいます。
(続く)