県議会常任委員会、新年度は産業労働委員会へ

埼玉県議会では、配属先の委員会は、毎年変わります。

(蕨市議会では、2年毎でした)

 

先の2月定例会にて、配属先が入れ替わりまして、私は、

  • 常任委員会:総務県民生活常任委員会 → 産業労働企業常任委員会
  • 特別委員会:危機管理・大規模災害対策特別委員会 → 自然再生・循環社会対策特別委員会

となりました。

 

 

令和6年度(2024年度)の1年間は、産業労働政策に力を入れていきます。

 

 

令和6年度の予算で行われる新規事業のうち、産業労働政策に関わるものを、2つほどピックアップしてご紹介します。

 

 

渋沢栄一起業家サロン

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渋沢栄一翁は、埼玉県が輩出した、偉大なシリアル・アントレプレナーです。

人名を冠したがゆえに、何をやるのか分かりにくくなってしまっていますが、要するに自治体運営型の創業支援施設です。

今のところは、「そのような名前の施設を造る」ということしか決まっておらず、ハコモノの域を出ていません。

ただ今、5月10日を提出期限として、プロポーザル方式で業務委託先を募集しています。

提案内容によって、この渋沢栄一サロンが何をやるかが決まります。

 

 

弊社 株式会社ブレード・コミュニケーションズは、2004年創業当初より数年間、荒川区が運営する、まさに自治体運営型のインキュベーション施設に入居していたことがあります。

あの時の体験や、周りに入居していた企業・事業者を観察した経験から言うと・・・うーん、荒川区に対して多大な恩がありながら、極めて言いづらいのですが・・・もう20年も経ったからまあいいか!
私個人的には、自治体運営型インキュベーション施設の存在意義には否定的です。

血を吐き、泥水をすすり、将来への不安と仲間の裏切りへの怒りで眠れない夜を過ごしながら創業した経験がある人にしか、創業支援なんかできないんじゃないですかねw

 

 

あー、いやいや、そんなことはない。

予算がついて、やる以上は、県としては頑張って結果を出すしかないです。

 

 

スタートアップだけではなく老舗事業者も利用できるようですので、機会があれば、ご活用ください。

 

 

価格転嫁支援

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埼玉県、及び埼玉県議会としては、前提条件として、

・概ね2%前後のマイルドで抑制された物価上昇は望ましい
・全ての事業者において賃上げが行われ、継続されることが望ましい

という考え方に立っています。

 

 

その上で、現状認識として、

・概ね2%前後のマイルドで抑制された物価上昇が、実現している。
・大企業において、賃上げが行われている。
・次なる課題は、県内 中小企業・小規模事業者の賃上げである。

という考えです。

 

 

県内 中小企業・小規模事業者が賃上げを実現するために、

下請の中小企業・小規模事業者が、原材料高・人件費高の価格転嫁を行うに当たり、元請けの大企業との交渉をサポートするために、埼玉県は、

・伴走型支援
・価格転嫁交渉ツールの提供

を行います。

 

 

実効性については、これからチェックし続けていきます。


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