脱炭素を目指す国際的な金融機関の枠組みから、日系金融機関が離脱する動き

ネット・ゼロ・バンキング・アライアンス(Net-Zero Banking Alliance)という、脱炭素を目指した、国際的な金融機関の枠組みがあります。

具体的な目標としては、2050年までに投融資ポートフォリオの温室効果ガス排出量をネットゼロにすることを目指しています。

NZBAは、国連環境計画・金融イニシアティブ(UNEP FI)の傘下にあるアライアンスです。国際的な枠組みであり、特定の国家に従属したり、影響下にあるものではありません。

 

 

海外でも事業活動を行っている、日本の主要金融機関のいくつかも、NZBAに加入していました。

 

 

本年、令和7年(2025年)1月の第2次 米トランプ政権スタート以来、米国の金融機関が相次いでNZBAを離脱しています。

それと軌を一にして、日本の主要金融機関も、NZBAを離脱し始めています。

本年、令和7年(2025年)3月、三井住友フィナンシャルグループ、野村HD、三菱UFJフィナンシャルグループ、農林中央金庫が脱退しました。

まだ加盟している日系金融機関は、みずほフィナンシャルグループ、三井住友トラストグループの2社のみです。

 

私が知る限り、脱退した4社は、明確な理由を説明していません。

三井住友FGには、CSR担当に直接電話して問い合わせましたが、「プレスリリースを出す予定はない。総合的な判断により脱退する」とのことでした。

 

 

まあ、率直に表現して、「米国で事業活動を行っているため、米政権におもねって、NZBAを離脱した」としか思えないです。

実際には別の理由があるのかもしれませんが、脱炭素という、人類共通の目標に対して、背を向けるものと捉えられかねないアクションである以上、上場企業としては、明確に対外的に説明責任を果たしていただきたいと思います。


権現堂調節池にて湖面浮上式太陽光発電施設の設置計画

権現堂調節池は、利根川から水を引き、中川へと注ぎ込む導水路である権現堂川そのものが広大な調整池となっているものです。

埼玉県と茨城県の県境に位置しています。

 

この権現堂調節池、別名:行幸湖の湖面に、浮上式太陽光発電施設を作ろうという計画が持ち上がっています。

久喜市の事業で、埼玉県のスーパーシティプロジェクトに採択されています。

 

権現堂調節池の下流の中川は、たびたび氾濫を起こしています。

直近では、昨年、令和5年(2023年)6月に、草加市、越谷市などで広範囲に渡り床上浸水、床下浸水をもたらしました。

 

そこで、中川下流の自治体では、この太陽光発電施設設置について心配しています。

調節池の湖面に太陽光発電施設があるということは、大雨の時に上流から流れてきた浮遊物が引っかかるなどして、雨水排水・調整機能を阻害する可能性があります。

また、雨水の流れによって太陽光発電施設が破壊され、下流に流されていく可能性もあります。

 

 

先日開かれた、県議会 予算特別委員会においては、草加市の議員より、そのような懸念が表明されました。

 

単なる杞憂なのか、現実的に雨水排水・調整機能を阻害する可能性があるのか、素人には何とも判断できず、専門家の意見を聞いてみたいところです。

 

ということで、3月16日(土)、現地を見に行ってきました。

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権現堂調節池全体は、利根川からの取水口から、中川合流地点まで、5kmに及ぶ長いものです。池というよりも太い川という印象も受けます。

 

太陽光発電施設設置計画があるのは、久喜市の部分です。

 

池(川)の中心線が、埼玉県と茨城県の県境となっており、手前側が久喜市(埼玉県)です。

 

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釣り師が2,3人いました。

対岸の茨城県側には、キュピーの工場。

 

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ちょっとした遊歩道になっており、桜並木があります。

 

 

せっかく権現堂に行ったので、権現堂桜堤公園に足を伸ばしました。

ここは県営公園です。

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河津桜はピークでした。

 

ここは、様々な種類の桜が植えられています。

菜の花も、敢えて咲く時期がずれるようにコントロールして植えてあるようです。

 

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右側が河津桜。

左側の堤の上は、ソメイヨシノ。

 

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ソメイヨシノはまだまだでした。