県内クマ生息頭数が、5年間で4倍増
昨年、令和7年(2025年)3月11日付け記事において、
埼玉県内のクマの生息状況について、
直近の調査は、令和2年度に行ったもので、県内生息頭数は150~176頭で、増加しているわけではない。
と解説しました。
これは、県議会 令和7年2月定例会 自然再生・循環社会対策特別委員会における私の質問に対する、県環境部からの答弁を元に書いたものです。
昨日、令和8年(2026年)4月7日付け産経新聞記事によりますと、大野 埼玉県知事は、定例記者会見において、
県内の推定生息数は最大約690頭と、5年間で約4倍に急増している
と述べたとのことです。
埼玉県は、クマの捕獲による、生息頭数・生息地管理を進める方針
冒頭で紹介した、私の令和7年(2025年)3月11日付け記事で解説した通り、埼玉県レッドデータブック動物編2018(現時点での最新版)において、埼玉県内において、ツキノワグマはNT2(準絶滅危惧2型)に分類されています。
在来種であるツキノワグマは、絶滅してしまうと、生態系が破壊されてしまう可能性があります。従って、絶滅させることは、厳に慎まなくてはなりません。
従来は、ツキノワグマの生息頭数・生息域をコントロールするための計画的な捕獲は、一切行っていませんでした。
県議会 令和7年2月定例会 自然再生・循環社会対策特別委員会において私は、ツキノワグマ生息頭数増加による間接的被害が増大している可能性と、第二種特定鳥獣管理計画の策定の必要性(=計画的捕獲の必要性)を指摘し、計画を作る考えがないのかどうか質問しました。
第二種特定鳥獣管理計画とは、生息数が増大し過ぎた鳥獣に対して、鳥獣保護法に基づき、農林業被害の軽減、生態系保護を目的に、生息頭数・生息域をコントロールするために捕獲することを、都道府県が定める計画です。
埼玉県においては、現実的に農林業において被害が生じている、イノシシとニホンジカについては、第二種特定鳥獣管理計画を定め、捕獲を行っています。しかしながら、前述のように、ツキノワグマについて計画は存在しませんでした。
先ほど紹介した、令和8年(2026年)4月7日付け産経新聞記事によると、
県は年内に、個体数の適正管理に向けた「第2種特定鳥獣管理計画」を策定する方針。
とのことです。
県内の山を走り、山を知る私の肌感覚で、クマ頭数増大によるリスクを指摘し、計画的捕獲の必要性を訴えてきた私の主張通りとなりました。
迅速な県環境部の動きについては、高く評価します。
次の課題:クマ出没マップの改善が必要
次の課題は、県内クマ出没マップの改善です。
次の定例議会(令和8年6月定例議会)で、私の一般質問の出番がありますので、改善提案をしようと思っています。
今の仕組みは、はっきり言って検索・閲覧しづらいです。
クマに出くわした人にとっても、データ登録しにくいです。私も、今までに何度もクマに出くわしていますけど、めんどくさいので、一度もデータ登録したことないですよ。
(おまけの写真)クマ遭遇現場
2018年5月、横瀬町にて、私がクマらしき動物と遭遇した現場近く。
これもだいぶ昔の写真ですけど、2018年9月、群馬県川場村付近にて、上州武尊山スカイビュートレイルというトレイルランニングレースの終盤にて、クマにコース上の行く手を阻まれ、レース中断。マーシャルの指示を待っているところ。
ロングのレースで、山の中を24時間以上走っていると、五感が冴えてくるので、姿が見えなくても、何となく、あ、クマが近くにいるな、って分かるんですよ。向こうもこちらに気がついていれば、お互いに警戒して出会わないようにするんですけど、出会い頭に出くわしてしまうのが怖いんですよね。
2025年7月、板谷峠(福島県福島市から山形県米沢市へ抜ける峠)にて、クルマで走行中に、目の前を真っ黒いクマが横切った場所。写真には撮れませんでした。
クルマの時は、クマに出くわしても全然怖くないんですけど、バイクの時はさすがに怖いです。


























