(続き)
2.誰もが一家言持っている
学校に通ったことがない人はいないし、誰もが教育については一家言持っている。
「自分が子供の時は・・・」、「自分の子育ては、これが上手く行った、あれが失敗だった・・・」といったように、
自分 or 自分の子供の、わずかな事例を元に「こうすればいい!」、「ああすればいい!」と熱く語ってしまう人は多い。
もちろん、自分 or 自分の子供のわずかな事例から得られた教訓が、誰にでも当てはまる訳がない。
条件が違えば、結果も異なる。
どういう訳か、教育政策論は、身近過ぎるテーマであるだけに、個人的好悪と思い込みに基づく、中途半端な素人談義に陥ってしまいやすい。
また、中には、
「お前は子供もいないし、子育てをしたこともないんだから、教育を語る資格はない!」
などとおっしゃる既婚・子持ちの方もいる。
このような発言をする人は、
・自ら考えることを放棄し
・豊かな心を持っていない
という点で、教育の成果がなかった、教育の失敗例を自ら示していると言ってもいいだろう。
ついでに追記すると、一つ前のエントリで「私は球技が嫌いだ→球技なんて学校の体育の授業でやる必要ない」という考えはまさに、自らの個人的好き嫌いだけを元にした暴論の典型例と言えるw
(続く)