ご卒業おめでとうございます。蕨市立東中学校の卒業式

令和7年(2025年)3月14日(金)、蕨市内では、中学校3校の卒業式が行われました。

 

「三寒四温」とはよく言ったもので、暖かくなったり、寒くなったり、気候の変化が目まぐるしい今日この頃です。しかし、卒業式当日は、コートを着なくても外を歩けるほどぽかぽかと暖かく、空もまた、彼らの未来を祝福しているかのようでした。

 

 

市内3中学校の卒業式は、同日同時に行われます。

私は、今年は東中学校の卒業式に出席させていただきました。

(昨年は、予算特別委員会が開かれていたため、出席できませんでした)

 

 

3クラス、113名の卒業生たちが、堂々と卒業証書を受け取る立派な姿に、とても頼もしく感じました。

彼らの瞳には、未来への希望と、少しの不安、そして何よりも、これから始まる新たな進路への期待がキラキラと輝いているかのようでした。

 

 

卒業生の皆さん、これからもしっかり勉強やスポーツに励み、遊んで、そして働き、世界を舞台に活躍してください。

皆さんの未来が、希望と喜びに満ち溢れたものであることを、心から願っています。

 

 

保護者の皆様、お子様のご卒業おめでとうございます。

お子様を支え、成長を見守って来られた日々は、喜びと感動、そして時には苦労もあったことでしょう。お子様の晴れ姿は、何よりも誇らしいものだったのではないでしょうか。

 

 

教職員の皆様、未来を担う蕨市の子どもたちのために日々の教育活動にご尽力いただき、感謝申し上げます。皆様の熱意と愛情が、子どもたちの成長を大きく支えていることは間違いありません。

 

20250314 蕨市立東中学校卒業式

蕨の未来を担う若者たちの門出を祝福し、今後のさらなる活躍を期待致します。


2024年7月 東日本大震災被災地巡り(5) 多賀城高校災害科学科の生徒とのグループワーク

自民党青年局の被災地巡りツアーは、自民党宮城県連のアレンジにより、県立多賀城高校へ。

2024年7月 東日本大震災被災地巡り(1) 田老
2024年7月 東日本大震災被災地巡り(2) 陸前高田
2024年7月 東日本大震災被災地巡り(3) 大川小学校
2024年7月 東日本大震災被災地巡り(4) 南三陸病院・伝承館・旧防災庁舎
2024年7月 東日本大震災被災地巡り(5) 多賀城高校災害科学科の生徒とのグループワーク ←この記事
2024年7月 東日本大震災被災地巡り(6) 福島第一原子力発電所
2024年7月 東日本大震災被災地巡り(7) 中間貯蔵施設

 

この高校には、大震災を契機に、災害対策の人材を養成するための災害科学科という学科が設けられています。

「災害対策の人材」といっても、パッと思いつく進路は、消防士、自衛官、公務員、といったところですが、卒業後の進路は、進学する生徒が多いようです。

そもそも「災害科学」という学問領域が確立されているわけでもなく、高校レベルで災害科学教育といっても、教える側も試行錯誤といったところなのではないかと思います。在校生の皆様におかれましては、将来再び起こり得る災害にの被害を軽減するべく有為な人材となられることを期待します。

 

 

グループワーク

夏休みにも関わらず多くの生徒が学校に集まってくれました。
7,8人のグループに分かれてグループワークを行いました。

なかなか面白い試みであります。

 

一般的には、初等教育・中等教育の教育機関、特に公立の学校は、政党のイベントに参加したり、政党とタイアップした企画を行うことには、基本的には及び腰であるものです。

私達、自民党青年局とのタイアップしてのグループワークの機会を設けてくださった多賀城高校の先生方、生徒さんたちには感謝申し上げます。

 

202407 多賀城高校災害化学科の生徒たちとグループワーク

グループワークの様子。

 

202407 多賀城高校災害化学科の生徒たちとグループワーク

グループごとのディスカッションの成果物を発表しているところ。
(フルモザイク化したので、この写真では何が何だか分かりませんね)

左端の青いビブを着ているのが私です。

 

 

グループごとに、

高校生が、
・防災に関して現状の課題を一つ
・その課題に対する、自分なりの解決策のタタキ台案

を提示し、タタキ台を皆でもみもみ話し合ってブラッシュアップし、発表する、というものでした。

 

私達のグループでは、冒頭、高校生の一人より、

・課題:災害の伝承が、うまく行われていない
・解決策のタタキ台案:国が伝承館を造って運営する

と提示し、これを元にディスカッションを行いました。

 

「おっと!いきなり、国にやってくれ!って国頼みかよ!」

と私は驚愕してしまいました。

 

 

「伝承がうまくいっていない」これは分かります。

年月が経つにつれて、記憶も危機感も薄れていくのは、世の常です。

だからこそ、何とかしなくてはならない、危機感を醸成し、教訓を継承していかなくてはならない、という課題認識は、どこの地方自治体・地方議会でも共通して抱えているものです。

件の高校生は、「現状うまくいっていないのだから、国がやればいい!」とシンプルに考えてしまったようです。

 

「自助 – 共助 – 公助」のうち、公助を当てにしてはいけない、行政は頼りにならないし、頼ってはいけない、自分たちのことは自分たちで何とかするしか無い、あなたの家族を守れるのはあなただけなのだ、というのが、日頃、私が蕨市内の防災系のイベントなどでスピーチする機会がある度に口を酸っぱくして言っている話です。

今回の自民党青年局のツアーで訪れた一連の被災地、伝承館の類でも、最もぐっと胸に迫る思いがしたのは、家族や仲間を失いつつ、かろうじて生き残った被災体験者の方の生の体験談でした。お金をかけて作ったムービーや展示物ではありませんでした。

国がお金をかけて大々的なハコモノを作って運営するよりも、その土地の人達が頑張って、自分たちで考えて、生の体験談を話し聞かせる機会をたくさん作った方がいい、というのが、参加した地方議員の概ね共通の感覚なのですが、高校生たちとは根本的にずれているようでした。

 

私は、国に頼ってはダメだ、その土地の地元の人達が自分たちで頑張るしかないんだ、と強く話をしたのですが、高校生たちにどの程度伝わったか、ちょっと心もとなく感じます。

 

202407 多賀城高校災害化学科の生徒たちとグループワーク

最後に皆で記念撮影。

いやはや、高校生の生の感覚を知ることが出来たのは、とても有意義でありました。

 

 

過去の東日本大震災被災地視察のレポート

2012年4月 私費で個人視察

2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(1)仙台 貞山堀付近
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(2)野蒜
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(3)石巻
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(4)牡鹿半島
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(5)女川原発
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(6)女川~北上
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(7)南三陸
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(8)気仙沼~陸前高田
2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(9)釜石

 

2012年7月 私費で個人視察

福島第一の近くに行ってみました。

 

2014年4月 私費で個人視察

東北被災地巡り その1 仙台荒浜
東北被災地巡り その2 野蒜
東北被災地巡り その3 石巻
東北被災地巡り その4 牡鹿半島
東北被災地巡り その5 女川~北上
東北被災地巡り その6 南三陸~気仙沼~陸前高田
東北被災地巡り その7 釜石
東北被災地巡り その8 大槌町
東北被災地巡り その9 山元町~南相馬市 フクイチ近く

 

2014年7月 蕨市議会の政務活動費で、当時の蕨市議会保守系会派での視察

陸前高田視察レポート

 

2017年5月 私費で個人視察

2017年 東北被災地巡り(1) 仙台 荒浜
2017年 東北被災地巡り(2) 奥松島
2017年 東北被災地巡り(3) 石巻
2017年 東北被災地巡り(4) 牡鹿半島
2017年 東北被災地巡り(5) 雄勝~河北~南三陸
2017年 東北被災地巡り(6) 気仙沼~陸前高田
2017年 東北被災地巡り(7) 釜石~大槌
2017年 東北被災地巡り(8) 山元町~フクイチ

 

2023年11月 県議会の政務活動費で個人視察

東日本大震災の被災地:名取市閖上を訪問


埼玉県立高校のエアコン代は、今は保護者負担

これ、知っていましたか?
私は、知りませんでした。

埼玉県内の県立高校のエアコン代は、イニシャル/ランニングともに学校負担ではなく、保護者負担とのことです。

金額は学校によってまちまちなのでしょうが、ある県立高校の事例では、月額1,000円程度とのことでした。

先の県議会定例会(令和5年12月定例会)の一般質問で取り上げられたテーマの一つでした。

 

 

県外に目を向けてみると、全国的には公費負担への切り替えが進んでおり、今日においては公費負担をしていないのは、埼玉県の他、鹿児島県、岡山県、北海道の4道県のみとのことです。

 

 

近年の温暖化、夏の猛暑化によって、エアコン(冷房)はもはや贅沢品ではなく、生命を守るための必需品となりました。

県議会においては、以前から(私が当選する前から)エアコン費用負担の公費への切り替えが求められていたとのことです。

 

この令和5年12月定例会では、教育長より、

「学校設置者の県が負担することが望ましい」と答弁をし、公費負担への切り替えに向けて、各学校のエアコン設置状況や契約内容について調査を始めているとのことです。

時期については明言しませんでしたが、いずれ公費負担に切り替えられるものと思います。

 

 

尚、蕨市内の市立小中学校は、すべてエアコン設置済みですが、もちろん保護者が負担することはありません。


蕨市内の小学校の運動会

先日、令和5年(2023年)10月21日(土)、蕨市内の7つの小学校において、運動会が行われました。

天気が良く、それほど暑くもなく寒くもなくほどほどの気温で、絶好の運動会日和となりました。

 

 

私は、時間の都合上、市内7校全てを回ることはできず、西小と北小のみお伺いしました。

 

 

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北小にて。

開会式。

 

 

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西小にて。

徒競走。

 

 

参加した全ての選手の皆様、学校の先生やPTAなど関係者の皆様、お疲れ様でした。


蕨市内で開かれたインクルーシブ教育イベント

蕨市内のスポーツクラブNAS蕨で開催された、インクルーシブ教育イベントを見学して参りました。

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スポーツクラブNAS蕨のトレーニング室を用いて、
一般社団法人 日本凸凹支援スポーツ協会が開催したものです。

定期的に開催しているわけではなく、今回限りのイベントです。

 

 

インクルーシブ教育とは、聞き慣れない言葉です。

社会学的にあるいは政治・行政の領域で、「インクルーシブ」、「インクルージョン」というワードを用いた場合、様々な人・グループを違いを超えて包摂・包含してくことによって、より全体を高めていこう、という考え方を指します。

様々な人・グループというのは、例えば、性別・民族を超えて様々、とか、障害がある人とない人をすべて含めて様々、とか、文脈によっていろいろな使われ方をします。

 

 

ここで、上記イベントが指すインクルーシブ教育とは、発達障害などの障害を持った子どもたちを包摂・包含して、ダンス、サッカーのような簡単なスポーツを提供していこうというものでした。

 

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ガチのサッカーではなく、大人と子どもの混成で、楽しみながらチームプレイをすることによって、他者とのコミュニケーションを取っていこう、というものです。

 

 

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子どもたちは、楽しそうに興じていました。

 

 

ボランティアベースでサービスを提供している、この団体の方々には頭が下がります。

 

 

一般論として申し上げますが、

この種の社会福祉には、ボランティア精神が求められる事が多く、携わっている方々も実際にそのような考え方に基いてお金を取ることを嫌がる方が多いのです。

しかしながら、安定的、継続的に、質の高いサービスを提供し続けるためには、やはりしっかりお金を取るべきだと思います。

「がっつり金儲けしよう」という意味ではなく、損益はプラマイゼロだとしても、少なくとも必要経費、適切な人件費くらいは確保することが、まわりまわって利用者にとっての利益にも繋がることなのではないかと思います。


【埼玉県のいろいろなデータ】高校卒業者の進路 — 大学進学率は一貫して上昇

本日付で、令和5年3月高等学校卒業者の進路状況調査が発表されております。

 

 

このレポートの8ページ目(PDFファイルの9ページ目)が、昭和54年以降の、高校卒業者の進学率、就職率。

 

 

ここを見ると、一貫して大学進学率が上がり続けていることが分かります。

 

 

10年毎の比率の推移を抜き出してみると、

大学 専修学校等 就職等
昭和58年
(1983年)
23.6% 32.0% 39.5%
平成5年
(1993年)
27.5% 39.7% 27.0%
平成15年
(2003年)
43.9% 32.1% 12.3%
平成25年
(2013年)
56.5% 24.5% 14.7%
令和5年
(2023年)
64.6% 19.9% 10.9%

 

 

私が高校を卒業して、大学に入ったのは、令和5年(1993年)で、ちょうど30年前なんですよ。

団塊ジュニアのピークでした。

中学校は当たり前のように一学年が10クラス以上ありましたし、全国あちこちで新設校が開設されていました。

受験戦争という言葉が生まれたように、競争は苛烈でした。

同年代の中には、大学に行きたくて何年か浪人したものの、最終的には諦める、といった人たちも少なからずいました。

(しかも、大学卒業直前にバブルが弾けて、就職状況も悲惨なものでしたし・・・ここの話は別の機会に)

 

 

30年前当時の大学進学率は27.5%で、今は37.1%も上昇して、64.6%になっています。

 

 

競争が緩くなったのかどうか、受験勉強の渦中にいる高校生にとっては、昔との比較などはどうでもいいことでしょうが、大学進学率が上昇し続けていることは、社会全体にとってポジティブなことだと思います。

我が国の社会が豊かになって成熟してきたことを示しているのではないかと思います。


西小の卒業式

本日、令和5年(2023年)3月22日、蕨市立西小学校の卒業式がございました。

ご卒業おめでとうございます。

保護者や教職員の皆様、地域社会の皆様もおめでとうございます。

 

令和4年度 蕨市立西小学校卒業式

卒業生は2クラス、67名でした。

 

先日行われた中学校の卒業式同様、このコロナ禍において、縮小された形での卒業式が続いております。

ビフォア・コロナであれば、18名の市議会議員全員が、市内各地の小学校に来賓として招かれていたところですが、今年は、議長として私が出席したのみでした。

 

令和4年度 蕨市立西小学校卒業式

卒業生の一言コメント

・将来の夢
・好きな歌
・好きな漢字熟語
・10年後の自分へ

 

「好きな漢字熟語」は、育ちつつある厨二心の片鱗が伺えて微笑ましく感ずるものが多数。

「10年後の自分へ」は、意外とみんなまじめに書いており、感心しました。

「好きな歌」は、私の世代には知らない曲名ばかりなのですが、幾つかググってみると、ボカロが多い点に驚きました。

2007年に初音ミクがサービスインされて、はや16年も経ちました。
当初のボカロは、サブカル、あるいはオタクカルチャーの一つとしてみなされていました。
ボカロというプラットフォームそのものも、デマンドサイドから求められて生まれたものというよりも、サプライサイドから「取り敢えず作ってみた」というノリで発表された、技術主導のものだったと思います。

今日においては、すっかりメインカルチャーの一つとなって定着したのだと思うと、隔世の感があります。

今日は3月9日、ミクの日だよ〜。