先日2017年5月10日(水)、行政当局による、議会向けの蕨市民体育館の耐震補強等工事の概要、スケジュールについての説明会がありました。
(会議における配布資料)
蕨市民会館・中央公民館・勤労青少年ホームは一体となった建物で、この度、大規模な工事が行われます。
工事の概要
耐震診断の結果、不合格でした。
そのための、
・耐震補強工事 が中心です。
同時に、
・雨漏り箇所の 防水改修工事
・室内照明のLED化などの電気改修工事
・アスベスト除去工事
を行います。
つまり、工事の内容・範囲は、必要に迫られて行う、最低限の最小範囲ということになります。
工事のスケジュール
2017年7月1日~2018年1月6日まで、半年間です。
年明けの成年式に間に合わせることが目標ですが、かなり厳しいキツキツのスケだそうです。
エレベーター設置の予定は?
この工事は、2017年度一般会計予算によって執行されるものですが、この予算を審議した本年2017年3月定例議会においては、予算に対する附帯決議が可決されております。
(この附帯決議への賛成は、全会一致ではありません)
蕨市議会 webサイト 2017/3/23 : 議員提出議案第1号 議案第21号「平成29年度蕨市一般会計予算」に対する附帯決議
この附帯決議のポイントは、
- (市長提出予算案は、)市議会がかねてより要望していた中央公民館等へのエレベーター設置などのバリアフリー化について、まったく配慮されていないものとなっている。
- (予算案に追加して、)本事業に合わせてバリアフリー化に配慮した改修工事を実施すること。また、平成29年6月定例会に中央公民館等へのエレベーター設置の設計委託料を予算計上すること。
この2点です。
バリアフリー化というのは、車いす用のスロープの設置、既存の段差の撤去などを含むのですが、最も大事な点は、エレベーター設置です。
なお、この附帯決議というものは、行政を(市長を)法的に拘束するするものではなく、行政としては(市長としては)これを受け入れずに拒否することも、手続き的には可能です。
今回の説明会では、このエレベーター設置工事の実施予定の有無、スケジュールは一切示されませんでしたが、引き続き注視して参ります。