【令和8年度県予算解説】地下インフラのデータベース化

道路の地下には、様々な埋設物があります。

水道、下水道、場所によっては(電線地中化が終わっている区間では)電線、インターネットの通信線、CATVの線、その他にも?

 

これらの地下埋設物の管理方法は、今までは、道路管理者(市町村、都道府県、国)ごとにまちまちであり、一元的に管理するデータベースは存在しませんでした。

CADデータでしっかり管理しているところもあれば、PDFファイルのような形で保存しているだけ、というところもあるし、大昔の紙ベースの台帳しか残っていない、その資料に書いてあるデータが果たして最新の情報なのか分からない、みたいなところもあるようです。

場合によっては、実際に地下を掘ってみないと分からん!ということもあるようです。

 

 

昨年、令和7年(2025年)1月、八潮市で道路陥没事故が発生しました。

20250514 八潮市道路陥没事故現場

(2025年5月に訪れた事故現場。)

この事故の後、地下インフラのデータベースが不在であることの問題が改めてクローズアップされ、国の「道路占有管理システム」が一気にスピードアップして整備されることになりました。

このシステムは、単に既存の地下インフラデータを、共通フォーマットの下で電子化していく、というだけではありません。

  • 道路占用申請
  • 道路工事調整
  • 物件管理

を、国全体で一元管理する全国統一型データベースです。

 

 

全国のすべての道路が一斉に道路占有管理システムに登録されるわけではなく、何年もかけて(あるいは、十年以上かけて?)少しずつ登録していくことになるのだろうと思ういます。

 

地下インフラのデータベース化

埼玉県においては、令和8年度(2026年度)に、県南地域から進めていくものとして、1億1千万円の予算が計上されています。

 

上記の資料の中で示されている、「さいたま県土整備事務所」は蕨市も管轄しております。蕨市内の県道が、徐々に登録されていくことと思います。