出会い支援センタ「恋たま」を自らサービス提供する埼玉県。高知県・宮崎県は民間マチアプ利用に助成

出会い支援センタ「恋たま」を自らサービス提供する埼玉県

先日の令和8年度埼玉県予算の解説記事において書いた通り、埼玉県では、自ら、出会い支援センタ「恋たま」をサービス提供しています。

従来は、狭義の「婚活支援」という位置付けでしたが、令和8年度から、更に幅広く、「出会い支援」を目指しています。

 

 

県が自ら出会い・婚活支援を手掛けることで、民間の出会い・婚活支援サービスを圧迫してしまう可能性を指摘した点は、冒頭紹介の記事の中で書きました。

 

 

民間マチアプ利用を助成する高知県・宮崎県

産経新聞のこちらの記事によると、

高知県は、民間のマチアプ利用料に対して、助成を行うとのことです。

上限は2万円。
対象は20-39歳の県内在住の独身者。
対象となるマチアプは認証サービスに限るとのこと。

 

 

同じように宮崎県は、令和7年度(2025年度)より、認証済みマチアプ・結婚相談所の利用に対して、上限1万円まで助成しているそうです。

 

 

個人的には、政府は小さくあるべきで、民間のビジネス活動を圧迫するべきではないと考えていますので、埼玉県型よりも高知県・宮崎県型の方が好みですね。

 

 

埼玉県型と高知県・宮崎県型、それぞれの利用者一人当たり県負担額

利用者一人当たりの、県の負担額を計算すると、

  • 高知県は、上限2万円
  • 宮崎県は、上限1万円

 

埼玉県は、「恋たま」関連事業予算が、令和7年度(2025年度)で1,871万円でした。
登録会員数は、直近の数字だと、令和7年(2025年)1月末で22,054人です。

1,871万円 / 22,054人 = 848円

ということで、会員一人当たり運営費は、848円です。

 

 

会員あたり負担額の単価でいうと、埼玉県型の方が圧倒的に低いですね。

 

 

では、成約ベース(=結婚に至った人数当たりの財政負担)ではどうか?

埼玉県は、細かい数字は出していないようですが、2025年3月13日付けプレスリリースの中で、「4年連続で100組を突破」と記しています。

仮に100組だと仮定すると、200人ということになりますから、

1,871万円 / 200人 = 93,550円

ということになります。

 

 

高知県、宮崎県のデータは取れませんでしたが、認証済みマチアプによる結婚到達率を、ChatGPTにフェルミ推定させてみるとw(計算プロセスは省きますが、5-15%くらいとのことです。

ということは、

結婚成約1件当たりの助成額は、

高知県:20,000円 / 5%-15% = 133,333-400,000円

宮崎県:10,000円 / 5%-15% = 66,666-200,000円

といったところでしょうか。

 

 

おまけの写真

20260403 上海 人民広場地下街で見かけた結婚相談所

先週訪れた上海、人民広場近くの地下街でみかけた、結婚相談所。

看板に書いてある会費は、5月末までのキャンペーン期間中は年間で1,000元(人民幣)とのことです。おおむね、24,000円(日本円)ですね。初期費用がかからないのか、書いていないだけなのかは分かりません。

左側のガラス面に貼ってある紙は、登録者の詳細データで、顔写真が貼ってあるものもありました。水色が男性、ピンク色が女性です。圧倒的に男性の数の方が多いですね。

日本の結婚相談所は、初期費用、年会費などで、おおむね1年間で30-60万円くらいかかるようです。

アルテミス計画の背景にある米中覇権争い

米国NASAの有人宇宙船オリオンが、半世紀ぶりの有人飛行で月周回を終え、地球に帰還したとのことです。

事故なく、無事に帰ってきてよかったですね。

 

 

米国の半世紀ぶりの有人月面活動計画・火星到達計画

米国のアルテミス計画は、半世紀前のアポロ計画以来の、有人月面長期的活動、火星探査計画です。

米国による、月への有人宇宙計画は、50年間に渡り、ほぼストップしていたわけです。

 

当時の米ソによる宇宙開発は、冷戦の一環でした。

米国にとっては、先を行く研究開発を行い、宇宙利用のルールを先行して作ることが、至上命題でした。

巨額の財政負担を伴うもので、ピーク時には、NASAの予算は、国家予算の4%台半ばほどを占め、さらにその半分の2%台前半がアポロ計画に投じられたとのことです。

 

ソ連は、米国との宇宙開発競争についていけず、その後、ソ連は崩壊しました。

 

米国としては、敵であるソ連が付いてこなかったため、巨額の財政負担を伴う月への宇宙開発競争を行う必要がなくなり、アポロ計画以降の月への有人宇宙活動がストップしたのです。

 

単なる有人宇宙活動(宇宙空間に行くだけ)と、有人月面活動(月に着陸し、地球に帰還する)は、財政規模が一桁異なるくらい違うのです。もちろん、人が行く以上、リスクも桁違いです。

 

 

中国の月面着陸計画

中国は、米国の覇権に挑戦しています。

 

その一環として、宇宙開発を進めています。

2030年までの有人宇宙探査の実現を目指しています。

 

有人宇宙探査は、米国はアポロ計画によって既に50年前に実現していますので、中国の計画が実現したとしても、まだまだ差は大きいと言えます。

 

 

米中覇権争い

しかしながら、米国としては、中国による覇権獲得への挑戦に抗するため、本格的にアルテミス計画によって有人宇宙開発をリブートした、ということです。

 

アルテミス計画が目指すものは、単に月面あるいは火星に到達するだけではなく、

  • 宇宙開発利用のルールメイキング
  • 月面での有人長期活動

を目指しています。

 

我が国も、米国のアルテミス計画に深く関与しております。

 

 

おまけの写真

20160411 平壌の人民大学習堂にて

2016年4月11日(ちょうど10年前だ!)平壌マラソンに参加するために訪れた平壌市内の人民大学習堂(国立図書館)に掲示されていたポスター。

「3次元立体映像/科学技術の普及」と書いてあります。