蕨市園芸品評会

令和7年(2025年)11月21、22日、蕨市園芸品評会がございました。

202511 蕨市園芸品評会

蕨市内の農家による、農作物のコンテストです。

 

(蕨市内で生産された農作物のコンテストではなく、蕨市在住の農家により、田畑の場所を問わずに生産された農作物のコンテストです)

 

 

蕨市近辺は、昔はあちこち田んぼだらけののどかな景色が広がっていたようです。

首都圏近郊に位置しており、住宅地化が進みました。

今日においては、蕨市内には農家はわずか十数軒程度残っているのみで、それもほとんどが兼業農家です

 

生産者ご自身も高齢化が進み、息子・娘世代は農業を継いでいないケースがほとんどです。

 

 

毎年参加していると、その年の天候の影響、大きな傾向の変化が観測できて、なかなかおもしろいです。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

上位入賞者の皆様。

 

右から、

森田さん 大根

栗原さん 柿

貫井さん 山椒

 

 

202511 蕨市園芸品評会

果物類。

 

202511 蕨市園芸品評会

カブなどの根菜類。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

穀類の出展は、わずかこれだけでした。

 

蕨市内では、もはや田んぼは一面もなく、稲作は全く行われていません。

しかしながら、一軒の市内農家が、県外に所有する田んぼで稲作を行っており、毎年、けっこうな量の米・もち米が出展され続けてきました。

 

今年は、イノシシの害によって田んぼが荒らされてしまい、出展できなくなってしまったとのことでした。

また、作業時にマムシに噛まれしまい、腫れ上がって入院するほどひどい状況だったとのことで、そのダメージもあったようです。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

ネギ。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

毎年、大量に出展されている白菜が、今年はゼロでした!

これはショッキングです。

夏の暑さによる高温障害によるものです。

 

但し、「時期がズレているだけであって、もう少し遅い時期になると収穫できるようになるはずだ」とコメントしている方もいました。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

ショウガは立派ですね。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

ヤツガシラもでかい。

 

 

以上に見たように、

  • 葉物は、夏の暑さのダメージを受けやすい
  • 根菜類は、夏の暑さのダメージを受けにくい

という傾向が見て取れます。

 

 

葉物は、根が浅いために水分ストレスに弱く、生育適温の幅も狭いのです。葉そのものが商品であるために、日焼けしてしまうと、売り物にならなくなってしまいます。

 

根菜類は、根が深いために水分ストレスに強く、生育適温の幅が広いです。地中深くなると地中の温度も安定しています。

 

 

202511 蕨市園芸品評会

右から、

大石圭子 蕨市議会議長(わらび未来の会)

貫井さん 蕨市議会議長賞を受賞した山椒とともに


苗木市・藤まつり

4月29日は昭和節でございます。

本年、令和7年(2025年)、4月29日(祝 火)は、暖かい晴天に恵まれました。

皇室の弥栄と、我が国の隆昌をお祈り申し上げます。

 

 

20250429 苗木市・藤まつり

さて、蕨市においては、苗木市・藤まつりが開催されました。

 

 

今年は、出店者数が減ったようです。

特に、苗木・植木の販売者はだいぶ少なくなりました。

苗木・植木の販売がメインのイベントのはずなのに、テキ屋の屋台ばかりが目立つのはちょっと残念な気もしますね。

 

 

色とりどりの苗木・植木のコーナーは、歩いているだけでもいい気分です。

もう既に咲いているアジサイの鉢を売っている販売者もいましたが、あれは温室のようなところで育てたものなのかな?

 

 

20250429 苗木市・藤まつり

こちらは、蕨市内の農家の栗原さん。

ブルーベリーの栽培に情熱を傾けています。

 

こちらの苗木は、幾つもの品種のブルーベリーです。

 

それぞれの品種の特徴、育て方を、丁寧に説明してくれます。

20250429 苗木市・藤まつり

300円の追加料金で鉢植えサービスもやっております。

この土は、長瀞まで買いに行くのだとか。

 

20250429 苗木市・藤まつり

蕨市歴史民俗資料館前では、迫力ある和太鼓の演奏が行われ、多くの観客が、力強い音色に聞き入っていました。


蕨市園芸品評会

今年もまた、蕨市中央公民館におきまして、蕨市園芸品評会が開かれております。

蕨市内の農家による農産品のコンテストです。
「蕨市内の農家」が参加資格なので、市外に田畑を持ち耕作している場合もあります。

 

20241122 蕨市園芸品評会

2日間に渡って開催されるのですが、初日の本日、令和6年(2024年)11月22日(金)は、コンテストの採点と入賞者の発表が行われました。

入賞者の皆様、おめでとうございます。

 

20241122 蕨市園芸品評会

ショウガで県知事賞を受賞した野崎さんと。

この大きな塊が、一つの株なのです。ショウガってこんなに大きく育つんですね。

 

20241122 蕨市園芸品評会

野崎さんは、八ツ頭でも さいたま農業協同組合長賞を受賞されました。

 

 

20241122 蕨市園芸品評会

ダイコンと、そして、

 

20241122 蕨市園芸品評会

ハクサイは、出品数は少なく、それぞれ2,3品程度でした。

 

今年もまた夏の猛暑の影響が大きく、農業にとっては過酷な天候でした。

ハクサイ、ダイコンは、生育が遅れており、、まだ収穫できないそうです。

数名の方にお伺いしたところ、収穫量が減りそうなわけではなく、収穫スケジュールが遅れるだけで済みそうだ、とのことでした。

 

20241122 蕨市園芸品評会

ネギも出品数は少なかったですね。

 

20241122 蕨市園芸品評会

米は、蕨市内で耕作している田はまったくありません。

蕨市内の農家で、房総半島に田んぼを持ち、工作している方がいます。

今年の収穫は、順調だったとのことでした。

 

20241122 蕨市園芸品評会

明日の展示販売に向けて、値付けを行っています。

 

20241122 蕨市園芸品評会

グラニースミスという種のりんご。

りんごは、同じ品種同士では受粉しにくいという性質があるそうです。そのため、異なる品種間で受粉を行って育てていくのだそうです。

このりんごを育てている方曰く、このグラニースミスから、わらびりんごに受粉しようと思っている、とのことでした。

 

20241122 蕨市園芸品評会

柿は今年も豊作ですね。

 

20241122 蕨市園芸品評会

黄色い値札の農産品は、コンテスト出品のものではなく、明日の展示販売のために揃えたものです。

 

20241122 蕨市園芸品評会

商品はたくさん用意しております。

 

展示販売は、

とき  明日、令和6年(2024年)11月23日(土)10時~

ところ 蕨市中央公民館 集会室

 

質の良い野菜・果物がリーズナブルに販売されていますので、是非お越しください。

整理券制の早いもの勝ちです。
早い人は、10時前に来て並んでいます。


彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

この週末、令和6年(2024年)11月16-17日(土日)、熊谷スポーツ文化公園にて、彩の国 食と農林業 ドリームフェスタが開催されています。

地元行事と時間帯が重なってしまい、オープニング式典には間に合いませんでしたが、午後から見学してまいりました。

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県内の農業、林業、さらには規模は小さいですが水産業、畜産業の事業者、組合、それらの加工事業者が出品しています。

展示販売をしており、その場で食べられるものもたくさんあります。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

私は、昨年は地元の用事が完全に重なってしまっていて、招待されたものの、まったくいけませんでした。今年は初めて参加しましたが、たいそう賑わっていてびっくりしました。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県農業技術研究センターの展示。

カメムシによる害の研究です。

今年は、カメムシが大量発生しており、農業への害が大規模に発生していて大変なのです。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県水産研究所の展示。

上皇陛下が研究所にご視察の折に賜ったお言葉をヒントにして品種改良したヒレナガニシキゴイ。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

埼玉県内の養蚕農家は、わずか7軒だそうです。

 

20241116 彩の国 食と農林業 ドリームフェスタ

左は、ナマズの天ぷら。

意外とおいしいです。


静岡県の茶業研究センター、茶業機械メーカを視察

先日、令和6年(2024年)8月5日(月)、埼玉県議会 自民党議員団の当選一期生有志4名にて、静岡県の

  • 静岡県 農業・林業研究所 茶業研究センター
  • カワサキ機工(株)様(茶業に特化した機械メーカ)

を視察してまいりました。

また、埼玉県農林部の方々にもご同行いただきました。

 

 

埼玉県の茶業

蕨市では茶の生産はまったく行われていませんので、気が付きにくいのですが、実は、埼玉県は茶の名産地です。

狭山茶ですね。

産地は、入間市・狭山市・鶴ヶ島市・所沢市です。
狭山茶というブランド名ですが、実は、これらの市の中で生産高が最も大きいのは、入間市です。

 

私の妻は所沢出身ですが、小学校の社会科見学で茶園に行ったことがあり、所沢市民にとっては茶業はかなり身近な存在だそうです。

 

茶業の振興は、県議会でもたびたび取り上げられるテーマです。
上記の4市から選出された議員が、入れ代わり立ち代わり、ほぼ毎定例会ごとに一般質問で取り上げるようなイメージです。

 

ということで、茶業振興は、蕨市民としてはほぼ無関係なテーマですが、埼玉県議会議員としては理解しておきたいテーマであります。

 

 

静岡の茶畑の様子

東海道新幹線で掛川駅で降り、レンタカーで菊川へ。
菊川に茶業研究センターもカワサキ機工(株)様の本社もあります。

このエリアが茶の産地です。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

見渡す限り広大な茶畑が広がっています。

ポールの上部に取り付けられている羽根は、霜害防止ファンです。
埼玉県の狭山茶の産地でもよく見かけるものです。

静岡県は温暖な気候ですが、それでも霜害対策は必要なのですね。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

茶畑の上に太陽光発電パネルが設置されているという、珍しい畑がありました。

 

また、茶畑の木が伸び茂るまま、手入れがなされていない、放棄茶畑もありました。

 

 

茶業に特化した機械メーカ:カワサキ機工(株)様

20240805 静岡県茶業関連視察

茶園管理アプリケーション、製茶機械などを製造しています。

茶業全体の縮小に伴い、茶業機械メーカは、今は2社しか残っていないそうです。

全国に顧客がおり、コンサル的な役割も求められるためか、業界事情・情報が集まっているようです。広く深く解説してもらいました。
この話がかなり面白く、茶業界全体の課題や、狭山茶の強み/弱みを俯瞰する視点を得ることができました。

 

 

リーフ茶(茶葉の状態での商品)からTB茶(ティーバッグ)、ドリンク茶(ペットボトル類)への移行の流れは留まるところを知らず、茶業界は衰退し続けています。

リーフ茶よりドリンク茶は、g単価が圧倒的に低いのです。

全体の消費量は横這いだとしても、利益率が下がってきている、ということなのだと推測します。

海外におけるmatchaブームは、一時のブームではなく、もはや定着した傾向です。
しかしながら、matcha輸出に成功しているのは鹿児島などの一部産地のみのようです。狭山茶においては、輸出が出来る卸・商社がいないのが悩みです。

 

 

狭山茶の事業者の特徴は、自園・自製・自販という垂直統合です。
これは他の産地にはありません。

これは従来は狭山茶のアドバンテージであると語られていたのですが、
逆に、

・輸出や付加価値の創造に力を入れる卸・商社が育たなかった。

・業界団体の力が弱い。

というディスアドバンテージも生じています。

 

海外のデパートや展示場などで「JAPAN食品フェア」のような期間限定のイベントに出店すると、だいたい日本茶は大人気で完売するそうですが、その後の継続的な取引に繋がることは、まず無いとのことでした。

継続的な輸出取引を行うためには、卸・商社をかませないと不可能です。あるいは、業界団体が力を入れてサポートするというやり方もあり得ます。

有力な卸・商社がおらず、業界団体の力が弱い狭山茶にとっては、分が悪いところです。

 

 

茶業者が今後、生き残っていくためには、

・高級路線、付加価値の創造

・ドリンク茶メーカの下請けとして細々生きる

の2択です。

 

 

カワサキ機工の方曰く、今後付加しうる新たな付加価値の方向性は、

・香り

・有機(特にEUへの輸出の場合は重要な要素)

であろう、との見解でした。

 

但し、同行した某氏曰く、有機栽培はコスト高な上に、味も落ちる。それでも有機を好むという嗜好もあるだろうが、消費者のすべてが有機を選好するとは思えない、とのことでした。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

 

 

静岡県茶業研究センター

都道府県として茶業専門の研究施設を持っているところは少なく、埼玉県、静岡県、京都府、三重県くらいです。それぞれ茶の名産地ですね。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

静岡県の茶業研究センターは、建物老朽化のため、新築中でした。

まだ工事中のため、中には入れませんでした。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

時間貸し研究施設を見学しました。

 

上記「カワサキ機工で聞いた話」で触れたように、茶業者にとおっては、付加価値の創造が、今後の生き残りのために死活的な課題です。

そのため、静岡県茶業研究所は、自ら付加価値の創造を目指す事業者向けに、研究施設を時間貸ししています。

 

 

20240805 静岡県茶業関連視察

時間貸し研究施設の機材を用いて作ったサンプル製品。

茶葉を圧縮して作ったオイル、茶のアロマスプレーなど。

 

20240805 静岡県茶業関連視察

最後に記念撮影をしました。

 

視察を受け入れてくださった、カワサキ機工(株)様、静岡県茶業研究センター様、ありがとうございました。


埼玉県の新規就農支援策

先日、令和6年(2024年)6月28日(金)、蕨市内の農業系団体

  • 蕨市農業委員会
  • わらびりんご生産管理団体
  • 蕨市園芸緑化研究会

の総会がございました。

私はそれぞれの総会後の合同懇親会から参加致しました。

 

 

私は、蕨市園芸緑化研究会の現役メンバであり、かつては蕨市議会からの出向で蕨市農業委員を務めておりました。

(かつては、蕨市農業委員会には市議会議員枠が1あったのですが、制度が変わって、今は無くなりました)

 

 

蕨市のみならず、県内全域において、農業者の高齢化・後継者確保難が、長期的なトレンドとして続いております。

そのため、埼玉県では、様々な新規就農支援策を行っています。

  • 就農支援セミナーの開催
  • 就農相談窓口による相談の受付
  • 見沼田んぼ就農予備校・埼玉県農業大学校・明日の農業担い手育成塾での技術研修
  • 就農準備資金事業による、年間150万円を最長2年間の交付

など、かなり力を入れて取り組んでいます。

 

 

しかしながら、これらの新規就農支援策のどれもが、

「今までのキャリアを捨てて、人生を賭けて、背水の陣を敷いて、専業で農業にチャレンジする!」という方々向けなのです。

これは、かなり敷居が高いですね。

 

 

ところで、世の中は、

  • 副業ブーム
  • 二拠点生活ブーム

です。

 

 

世の中には、副業として、「週に1日か2日くらい農業やってみたい!」という人もたくさんいます。

私も週1くらいで出来るものならば、週1農業やってみたいですねー。

 

 

本年、令和6年(2024年)2月定例議会における、予算特別委員会においては、私は、「副業としての新規就農支援策を考えていただきたい」と、埼玉県農林部に対して要望致しました。

 

 

自ら土地を買って(あるいは借りて)、自営農家としてやるのであれば、週1、週2程度の労働力では難しいと思いますが、例えば、「農業生産法人への週1、週2日程度のパートタイム勤務」のような形であれば、あり得ると思います。

 

 

引き続き、考えて参ります。

 

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県北を流れる見沼代用水

蕨市内を流れる見沼代用水は、本来は農業用水です。

利根川の、行田市内の堰から水を引いて、埼玉県を北から南へ縦断して流れていきます。

 

先日、令和6年(2024年)2月16日、県北地域を訪れた際、たまたま地図上に「見沼代用水」の名前を見つけたので、ちょっと大回りして立ち寄ってみました。

 

見沼代用水(久喜市内)

久喜市内の、久喜市しょうぶ会館の横にて。

見沼代用水は、こんなにも水量が豊かなんですね。

恵みの農業用水です。

これが、見沼代用水のメインルート(本流)です。

まったく曲がりくねっておらず、まっすぐに流れている様子から、人工物であることが分かります。

 

見沼代用水(久喜市内)

フェンスで囲まれています。

 

見沼代用水(久喜市内)

管理者は、独立行政法人 水資源機構と、見沼代用水土地改良区。

この2団体の関係性については、調べたものの、今ひとつよく分からず。

 

 

こんなにも水量が豊富な、恵みの農業用水が、支流に分かれ、末端の蕨市に至ると、あんなにも汚く、ヘドロや不法投棄ゴミが堆積し、水量は減ってほとんど流れなくなり、夏になると悪臭を放つようになってしまうのですね。

 

 

20170306_見沼代用水_蕨市錦町付近

2017年3月の見沼代用水。
蕨市錦町、春日公園の横にて。

 

 

20230706 蕨市内の見沼代用水

2023年7月の見沼代用水。
上記写真の、橋を挟んで反対側。

 

昨年(2023年)7月のこちらの記事で書いた通り、見沼代用水土地改良区では、末端の支流については、地元自治体に対して払い下げを進める動きがあります。
こちらについては、詳細決まり次第レポーティング致します。