文教委員会視察(1) — 栃木県立 学悠館高校

さて、ただ今、私は、県議会において文教常任委員会に所属し、副委員長を務めております。

 

この度、栃木県内の学校を2箇所、視察してまいりました。

 

 

1箇所目は、栃木県立 学悠館高校です。

全日制・定時制・通信制をシームレスに行き来できる「フレックス制」+単位制を採用した学校で、多様な教育ニーズに応える柔軟な体制が特徴です。

定時制、通信制というと、一昔前のイメージだと、「勤労学生が、昼間は働き、夜や休日に勉強している」という感じがしますが、今はそのようなことはありません。

昼間にフルタイム正社員として働いている学生は、ほとんどいないそうです。但し、バイトしている学生はたくさんいます。

全日制、定時制、通信制と、区分はあるのですが、学校と相談の上、変更することが可能です。

 

 

多様な学びのスタイルに対応することで、「学びのセーフティネット」として機能しているとのことです。

 

 

全国的に小・中学校段階の不登校が増加傾向にあります。

かつては「登校させる」ことを目指す教育指導・施策が取られていましたが、今は「不登校も一つの多様性」と捉える価値観へと変わりつつあります。

不登校が、悪いこと、ネガティブなもの、と捉える考え方は、すっかり過去のものになりました。

 

学悠館高校では、初等教育段階で不登校経験のある生徒も多く在籍しております。

柔軟な受け入れ体制の下、学び直し・やり直しの場としての役割を果たしていました。

 

管理教育全盛期に学生生活を過ごした私としては、頭では理解していた「学びのセーフティネット」の、リアルな現場で肌で感じられる貴重な機会でした。

 

今後もますます不登校児童・生徒が増えていくのであれば、フレックス制への教育需要も増えていくことになります。

 

 

202511 埼玉県議会文教委員会視察 栃木県立学悠館高校

校長、教育委員会から説明をお聞きしました。

 

202511 埼玉県議会文教委員会視察 栃木県立学悠館高校

校舎の様子。

 

 

202511 埼玉県議会文教委員会視察 栃木県立学悠館高校

廊下にて。

 

 

202511 埼玉県議会文教委員会視察 栃木県立学悠館高校

文教委員会一同で、記念撮影しました。


蕨市総合防災演習

令和7年(2025年)11月16日(日)に、中央小学校において開催されました。

 

 

「毎年同じことやっているんだな」と感じる方もいるかもしれませんが、少しずつ変化・進化している部分もあります。

 

私は、市議会議員時代から、この14年間、毎年参加しております。

毎年参加しているからこそ、少しずつ変化している様子もよく分かります。

 

他方で、十年一日の惰性の如く、無駄で無意味なことを繰り返している部分もあります。

各方面から繰り返し批判して改善提案をしても変わりませんね。

 

20251116 蕨市総合防災演習

市内の各自主防災団体(事実上、=町会です)が、会場に避難してくるという訓練。

これが無駄の最たるものです。

 

地震、火災、水害などの災害時に、自主防災団体ごとに集合した上で、市内に一箇所しかない避難場所に集団で移動して避難する、という状況は、あり得ません。

そもそもそのような状況は、全く想定されていません。

避難場所は、市内各地区に存在し、それぞれ個人ごと、家族ごとに、任意の避難場所(その場の状況に応じて、自分たちが行きたい避難場所)に避難することになっています。

 

訓練の中では、すべての自主防災団体が、演台に立つ市長に向かって敬礼をして、「●◯自主防災会、◯名、無事に避難しました―っ!」と報告するという趣向になっています。

クッソくだらないですね。

災害に備えることではなく、市長に向かって挨拶させることが目的となっております。

長年に渡り「くだらないので、止めましょう」という改善提案がなされていますが、一向に改まる気配がありません。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

中央1丁目旭町町会長の須賀敬史 前県議。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

校舎にて火災が発生したという想定で、蕨市消防本部の消防車が登場しました。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

指揮本部が設置されます。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

燃え盛る校舎内に、要救助者が取り残されています(という想定)。

ハシゴを設置して、消防士が建物の二階に乗り込んでいきます。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

消防士がロープからぶら下がっています。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

放水が始まりました。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

消化器による初期消火訓練。

プロの消防士がレクチャーしてくれます。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

初期消火訓練を行うのは、市内の中学生有志による災害対策チーム、WSS(蕨supporting students)の皆さんです。

 

「消火器の使い方なんて知ってるよ」という人も多いかもしれませんが、繰り返し何度も訓練を行い、いざという時に慌てずに自ずと身体が動くようにしておくことが肝要です。

 

私も、市内の南町において、放火された自転車に出くわして、初期消火したことがあります。

マンション玄関前の歩道に止めたママチャリのサドルが燃え始めていました。

マンションロビー内の消火器が設置されていたため、それを用いて火を消し止めました。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

地震によって倒れた家具の下敷きになってしまった人がいます(という想定)。

クルマのジャッキを利用して、家具をジャッキアップし、救い出します。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

陸上自衛隊第32普通科連隊(大宮駐屯地)による土のう構築訓練です。

 

「こんなの簡単だよ!」と思う人もいるかもしれませんが、いざという時に備えて、訓練をしておきましょう。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

東京ガス、東京電力パワーグリッド、市内各水道工事会社などのインフラ系事業者も参加しています。

 

上記写真に写っているのは、東京ガスのエンジニアです。

 

地面に鉄の棒を挿します。この鉄棒は、パイプ状になっております。

ガス検知器をこのパイプに装着して、地中に漏れているガスを調べます。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

偵察用ドローン。

2022年の回から導入された偵察用ドローンは、今年も富士測地(株)さんへの外部委託体制で運用されていました。

一方で、蕨市消防本部はドローン内製化を進めており、今年度、機体を購入し、操縦士を訓練中です。

 

来年、2026年の蕨市総合防災演習においては初登場することと思います。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

消防団による放水訓練。

 

 

今回、登場しなかったものの、市内消防団において進められているのが、水害対応ボートの導入です。

今年度、消防団に救助用ボート4艇が新規導入されました。

現場の消防団員の方からは、

「分団倉庫にボートを入れるスペースが足りない。」という切実な話も聞きました。

 

尚、この水害救助ボートの市内配備は、私が平成27年(2015年)12月定例会の一般質問で要望していたもので、“10年越しの実現”となりました。

 

 

20251116 蕨市総合防災演習

関係者の皆様、お疲れ様でした。

 

 

【追記】

追加でもう一点、この「蕨市総合防災演習」の課題を記します。

 

このイベントには、在住外国人が参加していません。

蕨市内の在住外国人比率は14%に達せんとする勢いです。その良し悪し、我が国全体の今後の在住外国人受入方針をどうするかといった議論はさておき、現実的に市内在住者の14%が外国人であり、災害時には彼らも等しく被災します。

在住外国人にも演習への参加を求めるべきでしょうし、災害時に、言語コミュニティケーションが不可能な方々を相手にコミュニケーションを行う訓練を行っておくべきでしょう。


日台交流サミット in 鎌倉

令和7年(2025年)11月4日(火)、県議会日台友好議連のメンバーとして参加しました。

 

 

安全保障・経済・文化・医療保健・教育など、幅広いテーマについて活発な意見交換が行われました。

折しも11月7日の衆院予算委員会において、台湾有事への対応について、高市首相が従来より一歩踏み込んだ(と解釈可能な)答弁を行うなど、両国を巡る環境が変化しつつある時期です。

今回の会議は、2年前に参加したときよりも緊張感のある空気に包まれていました。

 

 

「台湾有事が、我が国にとって存立危機事態に当たる」という高市首相の答弁を、私は支持します。

米軍と中共軍が戦闘状態に入った場合、我が国の存立を守るために、自衛隊は、武器使用を含めて米軍の支援を行うことになります。

 

但し、原則は、

高市首相の答弁の通り、「実際に発生した事態の個別具体的な状況に応じて、政府が全ての情報を総合して判断する」ということになります。

 

従来から、我が国は、この件については戦略的に曖昧な態度を取ることと意思決定しております。

 

 

2年前の仙台開催以来、2年ぶりに参加しました。

昨年は、台南市で開催され、地元の用事と日程が重なってしまったため、参加できませんでした。

 

 

我が国と台湾との間には正式な国交はありません。

しかしながら、価値観、利益、リスクを共有する同志国です。

 

 

国交、すなわち政府間の交流がないために、地方議会を含めた議員間の交流チャネルが、実務レベルでの政府間関係を長年補完してきた経緯があります。

 

20251104 日台交流サミットin鎌倉

李逸洋 台湾駐日大使。

 

20251104 日台交流サミットin鎌倉

頼清徳総統からのビデオメッセージもございました。

 

 

20251104 日台交流サミットin鎌倉

李逸洋大使をはじめ、台南市議会・高雄市議会の皆様とも記念撮影。

 

20251104 日台交流サミットin鎌倉

台南市議会の邱莉莉議長と記念撮影。

 

左から、

新井豪 埼玉県議会議員
邱莉莉 台南市議会議長
鈴木正人 埼玉県議会議員

 

 

地方からの交流と信頼の積み重ねが、日台関係の未来を支える礎になると考えます。


【埼玉県議会】令和7年12月定例会が開会

本日、令和7年(2025年)12月1日(月)、埼玉県議会の12月定例会が開会しました。

20251201 埼玉県議会 令和7年12月定例会開会

会期は、本日12月1日(月)から19日(金)までの19日間です。

 

蕨市を代表して、慎重に審査・審議してまいります。

 

 

12月定例会における知事提出議案のトピックス

20251201 埼玉県議会 令和7年12月定例会開会

カスハラ防止条例案が提出されました。

 

カスハラ防止条例は、全国の都道府県・市町村において、同様のものが作られ始めています。

民間企業のカスタマ対応スタッフだけでなく、公務員、個人事業主、町会・ボランティア団体の役員まで対象を広くカバーしている点が特徴です。

「カスハラ」という概念を、かなり幅広く捉えています。

 

ところで、カスハラって、地域性なんか無いですよね?

全国的な現象ですよね?

 

そうであるならば、地方自治体レベルで条例という形で定めるのではなく、国レベルで法律(カスハラ防止法)として定めるべきではないか、という意見もあります。

この意見には、合理性があります。

 

 

他方で、カスハラ問題は、海外ではあまり見られない、我が国ユニークの現象でもあります。

背景には、以下のような理由があります。

  • 慢性的な人手不足
  • SNSによる「晒し」文化の拡大
  • 過度な顧客重視志向
  • 30年続いたデフレが生んだ「顧客側の強大化」

 

県としての役割、国に求めるべき制度の在り方、現場への実効性を、しっかり議論してまいります。

 

 

大久保浄水場に建設中の高度浄水処理プラントのサービス開始が1年遅れる見込み

20251201 埼玉県議会 令和7年12月定例会開会

蕨市は、荒川から取水し、大久保浄水場で作った水(=県水と呼んでいます)と、蕨市内で掘った井戸水をブレンドして、水道水として使っています。

 

大久保浄水場では、ただ今、高度浄水処理プラントを建設中です。

従来の浄水処理工程を通した水と比べると、高度浄水処理を行った水は、遥かに品質が高いものとなります。

県水の品質が、家庭用の浄水器を通したものを同じくらい美味しくなる予定です。

高度浄水処理プラント建設中の様子については、2024年5月に視察した際の様子を上記の記事でレポートした通りです。

この時点では、「令和10年度にはサービス開始する予定」でした。

 

建設現場において、土壌からヒ素が出てきて、この処理を行うため、追加予算と工事期間が必要になり、「令和11年度にサービス開始」と変更になります。

「土壌からヒ素が出てきた」と聞くと、ちょっとびっくりしてしまいますが、これは、自然由来のヒ素だとのことです。

関東地方では、土壌の性質上、珍しいことではありません。

適切に処理を行えば、特段の危険があるわけではありません。

 

 

県議会の防災訓練

閉会後、議会棟において火災が発生したという想定での、防災訓練が行われました。

20251201 埼玉県議会 防災訓練

階段と各フロアを接続する場所の防火シャッターが下ろされています。

 

 

20251201 埼玉県議会 防災訓練

ホースによる消火訓練。

 

 

20251201 埼玉県議会 防災訓練

つい先日は、香港で高層マンション火災が発生しました。私も一昨日、現地を視察してきました。後ほどレポートを書きます。

壁面緑化の植物が火災の原因になりうるかも?という議論は、従来はあまり聞いたことはありませんが、検討した方がいいかもしれません。

 

20251201 埼玉県議会 防災訓練

さいたま市消防局の消防車。

荷台に載っている大きな扇風機(ブロワー)は、火災現場において、煙を排出するために用います。

総務省から貸与されているもので、この装備がついている消防車は、県内に一つしかないそうです。

(可搬型ブロアーを備えているところはある、とのこと)


「埼玉県議会だより」183号

昨日、令和7年(2025年)11月15日(土)の朝刊各紙に、

埼玉県議会だより 183号

が折り込まれていたことと思います。

20251115付け埼玉県議会だより

 

ページをペラっと開くと・・・

20251115付け埼玉県議会だより

9月定例会における、私の一般質問のダイジェストが掲載されております。

 

ご覧くださいますようお願いします。

 

 

【追記】

「うちに届いていないよ」という方がおられますが、前述の通り、この県議会広報誌の配布方法は、新聞折り込みのみです。

紙ベースの新聞購読をしていない方のお宅には、届きません。

 

 

他方で、蕨市議会広報誌は、蕨市の行政連絡員によって、市内全戸ポスティングされております。

蕨市の行政連絡員システムは、蕨市の直接雇用によるポスティングスタッフ網です。


蕨市けやき文化賞・自治功労者表彰式

令和7年(2025年)11月3日、蕨市文化ホールくるるにおきまして、蕨市けやき文化賞・自治功労者の表彰式がございました。

 

 

けやき文化賞

20251103 蕨市けやき文化賞・自治功労者表彰式

今年のけやき文化賞は、指揮者として永年にわたり音楽活動を続け、大学での教育にも尽力され、蕨市音楽家協会副会長を務めておられる山舘冬樹氏が受賞されました。

おめでとうございます。

 

受賞スピーチの中で、

音楽は、愛と平和です。

という言葉があり、胸に響きました。

 

 

自治功労者

市の地方自治や地域コミュニティ活動にご尽力された皆さまへの自治功労者表彰も行われました。

地域のために日々尽くされている皆さまに、心から敬意と感謝を申し上げます。

20251103 蕨市けやき文化賞・自治功労者表彰式


宿場まつり、わらフェス

蕨市は、祭り、地域イベントが多く、特に秋は毎週末、市内のどこかで、何かしらの行事が行われています。

 

 

中仙道武州蕨宿 宿場まつり

令和7年(2025年)11月3日には、中仙道武州蕨宿 宿場まつりが、中山道周辺にて行われました。

 

毎年、11月3日は、きれいな秋空となります。

今年も、雲一つない秋空の下で、賑やかに開催されました。

20251103 中仙道武州蕨宿 宿場まつり

写真の左側が、今年(令和7年)の織姫と宿場小町。
右側が昨年の織姫と宿場小町。

 

織姫と宿場小町は、昔は「二十歳の女性のみを対象としたミスコンテスト」でしたが、今は、「性別と婚姻の有無を限定せず、20,21歳を対象」となっています。

時代の変化に合わせて、変容・進化していますね。

「インクルーシブな蕨宿のアンバサダー」を選出する仕組みへと、更なる議論が進むことを期待します。

 

 

20251103 中仙道武州蕨宿 宿場まつり

ラグビースクールによるハカの実演。

 

 

20251103 中仙道武州蕨宿 宿場まつり

多くの方が集まり、賑やかでした。

 

 

わらんちゅフェスティバル2025

翌週の、令和7年(2025年)11月8-9日は、わらんちゅフェスティバル2025,略称「わらフェス」が、蕨市民公園において開催されました。

20251108 わらフェス2025

食と音楽、子ども向け職業体験の祭典です。

 

蕨商工会議所青年部(YEG)が主催しています。

YEGは50歳定年制を取っており、私も昨年は現役メンバとして運営側に携わっていました。卒業した今年は、一人の客として、このイベントを楽しませてもらいました。

 

 

20251108 わらフェス2025

昨年は9月開催で残暑が続く中、汗だくでビールをあおる方々で会場が溢れていました。

 

今年は11月に開催時期をずらし、少し肌寒い天候でしたが、多くの方々で盛り上がっていました。

 

 

ご来場の皆様、ありがとうございました。

運営側の皆様、お疲れ様でした。