パチンコ台メーカの業績がぼろぼろ。

ちょっと前まで我が世の春を謳歌していたパチンコ台業界。
あの種のギャンブル業界は景気の良し悪しの影響をあまり受けないのかと思いきや、どうやらそうでもないらしい。

(以下、基本的にあまり詳しくないので、ほとんど推測の上で書きます。)

昨日2009年6月2日付けでアルゼの業績予想修正がリリースされています。
http://www.aruze.com/ir/release/2009/20090602_5.pdf (PDFファイル)

2009年3月期売上予想が、210億→200億に下方修正。
これはなんと前年実績が721億なので、前年比72%減。
凄まじい不振ブリ。

気になって同業界他社も見てみると、

平和:625億→500億で、20%減
SANKYO:2805億→1879億で、33%減
藤商事:408億→568億で、39%増

一律に業績悪化している訳でもないけど、概ねぼろぼろ。

藤商事だけなぜ絶好調なのかはよく分からないが、同社のIR資料に拠ると、市場シェアが上がったと書いてある。

この4社の合計でいうと、
4559億→3147億
この4社の業界序列、シェア率とかを知らず、かなり乱暴に計算すると市場全体は31%(ぐらい)減(かな?)。

パチンコ・パチスロのホールの市場がどのくらいなのかは、若干不透明な業界でもあるのでよく分からない。店舗数そのものは減っているみたいだけど。

個人的な体感値でいうと(パチンコなんて高校生のときに二回やったきりなのに無理矢理言うと)31%もホールの市場が31%も減っているようには思えない。もっと減少幅は小さいような気がする。

そうすると、一つの仮説として、パチンコ・スロ台の更新頻度が減る(更新期間が延びる)ている可能性がある。

実は、ケータイ着メロ・着うたは、パチンコ台の楽曲がよく出たりする。
パチンコ・スロ台の更新頻度が減ることは、ネガティブインパクトがある。