自由民主党蕨支部総務会

昨日2012年1月24日(火)、自由民主党蕨支部総務会が開かれました。

自由民主党蕨支部総務会、そろそろ始まります。
支部長の岡田栄次氏(前蕨市議会議長)が、蕨市選挙管理委員長になったことに伴い、辞任し、後任人事を決めました。
新支部長には、総務部長の須賀敬史氏(県議)が、
新総務部長には、鹿勇一郎氏が
選ばれました。
本年中盤以降に予想される解散総選挙に向けて、埼玉第十五選挙区(蕨市、戸田市、さいたま市南区、桜区)の議席を取り戻し、政権を奪還しよう!と気勢を上げました。

蕨市議会 2011年12月定例会報告(6) 来年2012年 保谷武 一般質問 予告 生活保護の不正受給

さて、来月2月下旬から3月議会が始まりますので、そろそろ次の一般質問のネタを考えています。

次は、蕨市の生活保護の不正受給について取り上げようと思っています。
働かざるもの食うべからず、ですよね。
偶然ですが、 連載中の『闇金ウシジマくん』でも今ちょうど生活保護の不正受給のテーマを取り扱ってますね。
参考にしようとAmazonで「生活保護 マニュアル」で検索したら、生活保護受給の申請マニュアル本が山ほど出てきてびっくりしました。

蕨市議会 2011年12月定例会報告(5) 請願 TPP関連/子ども・子育て新システム関連

請願 TPP関連

請願内容は、「TPP(環太平洋連携協定)に参加しないように求める意見書を政府および国会に対して提出すること」を求めたもの。
日共の議員が連名で紹介した。
(請願は、市民の一人が行い、これを議員が議会に対して紹介する、という形を取る。)
請願文はこちら
私は、TPPについては総論で賛成するので、この請願に反対した。
私が所属する保守系会派 新生会も反対し、請願は不採択となった。
我が国は、戦後一貫して自由貿易を推進し、この恩恵を受けて経済発展し繁栄してきた。
今後も自由貿易を尚一層推進することが我が国の国益に合致することと考える。
もちろんこれは総論での議論である。
ローカルに見るとTPP参加によって失業したり、お店の売上が減ったり、廃業を迫られる状況も発生すると思う。
また、TPPは、議論の進め方、細かい条項の中には100%ベストと言えないものもある。
それでも尚、全体の利益を考えれば進めるべき、と考える。
ついでに言うと、戦後一貫して自由貿易を推進してきたはずの我が自由民主党が、
「今の時点でTPP参加を表明することには反対である」
(参加の是非については何も言ってないし、将来の適切なタイミングに参加するならばOKなのかどうかについても何も言ってない)
という、よく分からない中途半端な結論しか示せないのは情けないことである。
個別の業界への配慮でこういう言い方しか出来ないんだろうが、それを説得するのが政治の役割ってもんだろう。
っと、建前論を書いてみるテスト。
自民党の「TPPについての考え方」ページは、こちら。
さらについでに言うと、TPPの是非なんて蕨市政レベルの話ではない。
国政レベルの話である。
市議会で話し合うべきことではない。
そして、請願を採択し、実際に国会や政府関係省庁に意見書を出したところで、影響力な


蕨市議会 2011年12月定例会報告(4) 一般質問 市営中央プール建替等進捗と、老朽化した公共施設の建替計画

中央プールの概要
屋外プール。
夏だけ営業。
夏休み期間以外は閉鎖。
かつては市が直営していたが、今は指定管理(運営を民間企業に外注)。



中央プールの歴史
昭和55年にオープンした。
海なし県埼玉ゆえ、当時は押すな押すなの芋洗いだったらしい。
民間にもプールがなかったし。
尚、塚越プール(現存)と北町プール(廃止して現在は老人介護保健施設グリーンビレッジ蕨が建っている)もほぼ同時期に出来たもの。



中央プールの現状
設備はボロボロ。
築三十年以上ゆえ、老朽化は否めない・・・どころかもうボロボロで、耐用年数はとっくに過ぎ、いつ使えなくなるかも分からないところを、だましだまし使っている、というのが正直なところらしい。
毎年あちこちが壊れるので、けっこうな金額を投じて修理している。
古いプールって、水周りが朽ちてくるから、大量に塩素使うようになるんだよね。私は塩素鼻炎なので、そういうの敏感に分かる。

子供の水遊びにしか使えない。
昨夏、初めて客として行ってみたのだが、レーンはコースロープで区切られていないし、子供がぱちゃぱちゃ水遊びしているような感じで、本気で泳げる雰囲気ではなかった(なので、泳ぐの諦めて、中に入らなかった)。
また、水深も浅いらしい。毎夏に市民水泳大会がこの中央プールで開かれているが、飛び込んた選手が水底にヒットして額を割ってしまったらしい。
残念ながら、高齢者向けの生涯スポーツの場としても、大人が本気でスイム練習する場としても不十分

近隣に民間の供給が十分存在する。
戸田市に市営温水プールが出来たし、市内及び市外の通える範囲にも多数の民間の温水プール付きスポーツクラブが出来ている。ルネサンス蕨、ルネサンス北戸田、ユアー蕨、ジェクサー戸田公園、コナミ川口(ララガーデン川口)、コナミ戸田公園など。
私が通っているルネサンス北戸田にはウォーキング専用回遊プールもあり、主に高齢者が一生懸命水流に逆らってウォーキングしていたりするし、子供向けスイム教室なんかも頻繁に開かれている。

料金体系は、やはり安い。
一回数百円くらい。
民間のスポクラは、だいたいレギュラー(営業時間内いつでも使える)が月1万円くらい、ナイト+ホリデー会員が7~8千円くらいというのがこのエリアの相場だと思う。(都内とかだともっと高い)
ルネサンス北戸田で、私は主にプールと雨の日にトレッドミルだけ使っているが、やはり値段はそのくらい。加えて、個人ロッカーを1千円で借りている。



今後、中央プールをどうするか?
というような状況なので、今の状態のままならば中央プールは要らない、と思いました。
では、
建て替えるのか?
建て替えないならば、どうするのか?

この請願には、私が所属する保守系会派 新生会は賛成しているので、私はこの考えを継承すべき立場にある。



市内の公共施設の今後
中央プールに限らず、昭和30~50年代の高度経済成長期に作った公共施設が市内には多数存在し、一斉に更新時期を迎えている。
市役所庁舎、中央図書館、市民病院など。
もちろん建て替えにはお金がかかるし、建替計画もなければ、そのための引当金、積立金もない。
もし建て替えるならば、借金をして(市債を起こして)、数十年かけて返済していく、ということになる。

市役所は現在、耐震工事を行なっているが、市民病院についてはまだ手付かず。
耐震工事っていういのもけっこう大きな金額がかかるので、手元にキャッシュがあるならば、いっそのこと耐震工事止めて建て替えてしまおう、というのも一つの判断かと思う。
(この金額については別途ちゃんと調べます)

市の歳入が年々細くなり、今後復活する見込みも見えない中で、「すべての公共施設を、可能な限り延命しつつ、順次建て替える」ことが果たしてベストなのか?

場合によっては、ある施設について「建て替えを諦める」=「廃止する」判断も必要なのではないか。
(北町5丁目のプールの廃止は、何が判断のトリガーだったのか分かりませんが、適切な判断だったと思います)



市内の公共施設を今後どうするか考える上で必要なこと
①現状を把握する
昭和30~50年代に建てられ、更新時期を迎えている公共施設全てそれぞれについて、後何年使えるのか、そのための追加的な維持コスト(本来発生する維持コストに加えて必要な補修コスト)はどのくらいなのか。

②それぞれの建替費用を調べる。
建て替えるとすれば、それぞれ幾らかかるのか。

③優先順位をつける。
1から10まで優先順位をつける。
蕨市の歳入の今後の予想(中期経営計画レベルの5年程度の予想ではなく、20年くらいの予想)を元に、どういう順番で、どのタイミングでどの施設の建て替えを行うのか、どれを諦めるのか、話し合って判断していきましょう。

拉致問題を考える埼玉県民の集いに行って来ました。

浦和で開かれた拉致問題を考える埼玉県民の集いに参加してきた。

拉致問題を考える埼玉県民の集いなう。クソ北朝鮮に圧力をかけ続けよう(`_´)/



拉致被害者家族、支援団体の講演、パネルディスカッションなど。
参加者全員でクソ北朝鮮から拉致被害者を取り戻そう!と気勢を上げた。



今さら私が説明するまでもないが、拉致問題とは、クソ北朝鮮が不法に我が国に侵入し、我が国の国民を、本人の意志に反して拉致し、数十年間も不法に北朝鮮の領域内に拘束して使役し、未だに身柄を返そうとしていない、という問題だ。



政府の仕事の一つが、国民の生命と財産を守ることだ。
日本国政府は、拉致被害者を北朝鮮からあらゆる手段を使って救出する必要がある。

拉致被害者の方々は、本人の意思に反して、連れ去られ、未だに身柄を拘束されている。
渡航自粛勧告が出ている紛争地帯に面白半分に足を踏み入れてゲリラに誘拐されちゃったようなバカ者どもとは違う。



私なんかは単純だから、実力で身柄を取り戻しに行けばいいんじゃね?と思ってしまう。
諜報活動を行い、懸賞金付きで情報を集めて、拉致被害者の所在地と行動パターン(何曜日は何時に起きて、何時にどこに出勤して、昼飯をいつも食べるメシ屋はどこそことか)を把握。
第1空挺団を平壌に送り込んで身柄を救い出し、ヘリで我が国に連れ帰ってくる。


・・・なーんていうのは、もちろん『ミッション・インポッシブル』とトム・クランシーシリーズの見過ぎというものであって、現実的ではない。

自衛隊を送り込めばもちろん敵は反撃してくるので、自衛隊側にも兵力の損耗が発生する。北朝鮮が報復に東京でテロってくる可能性もあるし、局地的限定的な作戦レベルのつもりが、戦略レベルの戦争にエスカレートしてしまう可能性もある。



しかしながら、あらゆる手段を使ってでも、自らの血を流してでも、拉致被害者を取り戻そうという強い意思を示し、圧力をかけるために、あらゆる手段を考えて話し合うことは意味があることと考えます。



拉致被害者を取り戻すために、

北朝鮮に圧力をかけること、
北朝鮮に圧力をかけるよう、国際社会に対して圧力をかけること
北朝鮮と国際社会に圧力をかけるよう、我が国政府に対して圧力をかけること

が、今回の集会の目的です。

蕨市議会 2011年12月定例会報告(3) 一般質問 市内の特養2施設及び運営団体との関わり方

蕨市内の特養とその運営団体
市内の特養は2施設。
ともに、北町5丁目にある。
第一サンクチュアリ(80名)と、第二サンクチュアリ(34名)。
運営団体は、ともに社会福祉法人 寧幸会
蕨市内の特養の設立の経緯
第1サンクは、昭和57年に出来た、蕨市にとって初めての特養である。
市が主体となってつくった。

市は30年契約で土地を無償で貸与し、2億円の補助金を出し、1億円の長期借入金の元利償還金補助を県とともに行った。

つまり、市は、この特養に対してかなり大きなお金を投じている。



特養を経営するために、社会福祉法人寧幸会という運営団体を設立した。
この時点では、市自身で直接経営するという選択肢もあり得たのだが、どういう経緯でか、このようになった。

社会福祉法人という組織は、民間の株式会社とは異なるが、
資本金に相当するものとして、市が、100万円を出資した。(市以外の”株主”は不明)
代表取締役-取締役に近似するポジションとして、理事長-理事というものがあり、設立当時、当時の市長が理事長として、健康福祉部長が理事として経営に参画致した。



つまり、設立当初は、社会福祉法人 寧幸会及び第1サンク、第2サンクは、市が主体となってつくり、運営していた。
そもそも特養って何? 有料老人ホームとの違いは?
ぶっちゃけ、私もよく知りませんでした。
今回、かなり体系的に調べて、ざっくり把握しましたが、制度が複雑かつコロコロ変わっています。
以下、ざっくりした説明です。
特養というのは、特別養護老人ホームのことです。
老人ホームというのは、高齢者の終の棲家です。
基本的には、人生の最終章において、終幕まで過ごす場所としてご本人もご家族も認識している前提です。
老人ホームには二種類あります。
特養と有料老人ホーム。
ざっくり違いを説明すると、特養は公、有料老人ホームは民
特養は、補助金がたっぷり投入されていて、利用料も安い。だからと言って、公営という意味ではなく、公的な性格を持った民間団体経営、ということ。全国的に数が不足している。誰でも利用できるわけではなく、公的審査プロセスにおいて要介護と認定された人だけが入居資格が得られる。更に、ウェイティングリストに登録し、空きが出るまで待つ必要がある。基本的には、地元の人がその土地にある特養を利用する、という前提。
有料老人ホームは、民間が営利目的で経営している。利用料は、高いところから安いところまでピンキリ。一流ホテル並みの豪華設備を誇り、数千万円とか入居料を取るところもあるらしい。お金を積めばすぐ入居できるだろう。
平成12年に出来た新介護保険制度
介護に関わる仕組みが大きく変わった。

大雑把に制度以前と以降の違いを説明すると、
・家族の負担を、社会全体で分かち合っていく、
・官から民へ、
・医療と福祉別々であったものを、総合的に、
というものである。
蕨市における、新介護保険制度の前後の違い
新介護保険制度下で、市 と 社会福祉法人寧幸会及び特養2施設 との関係は変化することとなった。
旧制度下では、社会福祉法人寧幸会及び特養2施設は、前述のように市が主体となって設立し、経営してきた。
新制度下で、新制度が求めている通り、両者の関係は薄れつつある。
市は、寧幸会との人事交流を廃止した。
市は、平成22年、2億5百万円をかけての第1サンク大規模改修の際は、補助金支払い、債務負担などの財務面での支援をしなかった。
蕨市にとっての社会福祉法人 寧幸会は、いわゆる「外郭団体」という概念とも違うし、民間における「子会社」、「関連会社」というのとも違う。
蕨市内の既存特養の今後の課題
以上を踏まえつつ、
社会福祉法人寧幸会及び特養2施設に対しては、
・既に大金を投じており、このお金が有効に活用され続けるように監視する必要がある
・特養というのは公的な性格のものであり、健全に安定的に経営され続けるように監視する必要がある
という理由から、
今後もコミットし続けるべき、
というのが私が所属する保守系会派 新生会の主張です。
他方、社会福祉法人寧幸会及び特養2施設側も、市に対して説明責任があります。


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コミットメントの具体的プロセス
繰り返しますが、ポイントは、
・既に投じた市のお金が有効に活用され続けるようにすること
・市がつくった特養が健全に安定的に経営され続けるようにすること
です。
具体的には、順番としては、以下のようになります。
①チェックする。
②問題があれば、正す。
③お金が足りないならば、追加で投じる。
社会福祉法人寧幸会が、自ら、市から受け取ったお金を有効に活用し続け、健全に安定的に経営しているならば、①の段階で「OKです」ということになると思います。
この件については、いろいろ大人の事情があって書けないこともあるのですが、興味ある方は直接声掛けてください。私もまだぺーぺーなのでw

蕨市議会 2011年12月定例会報告(2) 一般質問 埼京線の終電延長に関するJR東日本への要望

一般質問は3件行い、そのうちの一つが、埼京線の問題であった。

「埼京線の終電が早過ぎる。もっと遅くするように、JR東日本に対して、近隣他市・県と連携して要望を出して欲しい」というのが私の主張である。
蕨市には2つの生活圏が存在
一都三県にまたがる首都圏全体で一つの生活圏とも呼べるが、より細かく見てみると、鉄道路線沿線ごとに生活圏が異なる。
それぞれ住んでいるユーザ層、ライフスタイルが似通っており、緩やかにグルーピング出来る。
私は今まで、埼京線、高崎線(京浜東北線と同じ)、常磐線、東急田園都市線のそれぞれの沿線生活圏に住んでいたことがある。
印象論だが、
高崎線沿線は、成熟した街であり、古くから住んでいる世帯が多い、すなわち複数世代同居が多い。畢竟、オヤジ率が高い。ここ10年くらいはタワマンが増え、若いファミリーも増え、若干様相が変わってきた。
常磐線沿線は、会社の寮・社宅が多く、世代を問わずコツコツと真面目に働くリーマンが多い。
埼京線沿線は、新興住宅地ゆえに若い世代が多い。しかしながら、独身一人暮らしは少なく、ファミリーばかり(子供がいない若い夫婦世帯含む)。
田園都市線は、ハイソな雰囲気が漂い、ファミリーは金持ちが多いが、独身一人暮らし社会人~学生も多い。
蕨市においては、実は
・京浜東北線生活圏
・埼京線生活圏
の2つが存在する。
京浜東北線生活圏はやはり成熟した街である。どこの駅も駅前はお店がたくさんあってごちゃごちゃしているが、すべての街が成熟フェーズを迎えている訳ではない。「埼玉のマンハッタン」と呼ばれる川口駅近辺のように、古い街ではあるが、タワマンが立ち並ぶようになり、駅前が活性化している街もある。駅から徒歩圏内に住んでいれば、買い物などの生活に困ることはなく、クルマは不必要だ。
成熟しているがゆえに、代々住んでいる世帯が多く、従って年齢層も幅広い。
埼京線沿線は、昭和60年、東北・上越新幹線とともにオープンした新しい路線ゆえに、街も新しい。新しいマンションが未だにぼこぼこ造られている。武蔵浦和などの一部の駅を除いては、駅前はだだっ広くてお店はほとんどなく、メシを食うにも日常の買い物にも困るところが多い。駅近くに住んでいたとしても、クルマがないと不便だろう。
新興住宅地ゆえに、40代以下の若いファミリーが多い。一人暮らし向けの物件が少ないために、学生~20代の一人暮らし層はほとんどいない。
埼京線を便利にするための蕨市の今までの取り組み
埼京線戸田駅、北戸田駅を利用する蕨市民は多いが、市内を通り抜けている路線ではないので、市としての取り組みは今までは手薄だった。
毎年実施している市民意識調査などのリサーチにおいても、現状の課題や要望が浮かみ上がってくるようなことはなかったし、市役所に直接届く(電話やメールなどの)声というのも、今まではなかったらしい。
当然ながら、市役所の担当部署としても、そもそも課題を認識していなかったようだ。
蕨市議会で取り上げられたことも、一度もない。
これは、埼京線生活圏における、いわゆる新住民の政治参加が少ないことも一要因。
埼京線の課題
よく言われているのが、
①終電が早過ぎる。
②通勤通学ラッシュ時の混雑がひどい。
③痴漢が多い。
というもの。

②については、りんかい線への乗り入れを含めて少しずつ改善がなされている。
③については、全国に先駆けて女性専用車両や防犯カメラを導入するなどの施策が取られている。

そこで、今回の一般質問では、①終電が早過ぎる 問題のみにフォーカシングした。
(①、②が現状で十分というわけではなく、あくまでもネタを一つに絞っただけ、ということ)





埼京線の終電時刻はどのくらい早いのか
都内向けの通勤・通学路線として競合する京浜東北線、東武東上線と比較してみよう。
上野駅からの終電は、
京浜東北線 蕨駅方面へは、 24:30発→25:01着であるのに対して、
埼京線 戸田駅、北戸田駅方面へは 23:47発→24:19着と、43分早い
池袋駅からの終電は、
京浜東北線 蕨駅方面へは、埼京線経由 赤羽駅乗り換えの場合で24:41発→25:01着、
東武東上線 和光市駅方面へは、準急にて 24:44発→24:56着であるのに対して、
埼京線 戸田駅、北戸田駅方面へは、24:00発→24:19着と、京浜東北線より41分、東武東上線より44分早い
40分の違いというのはとても大きい。
住む家を探すときに、埼京線沿線はそもそも検討対象外にされてしまう。
私自身は、埼京線の終電を逃したら京浜東北線で蕨駅まで来て、そこから歩くかタクシーを使う。タクシー乗り場は終電間際は長蛇の列で、特に雨の日なんかはかなり待たされてうんざりする。





近隣他市/県における認識
埼京線生活圏の住民が、現実的に終電の早さにどのくらい不満をもっているのか?
戸田市の平成22年度市民意識調査に参考になるデータがあった。
「公共交通機関を利用しやすくするための重要な取り組み」として、9つの選択肢の中から1つだけ選ぶ設問があり、
1位「埼京線の混雑解消のための増発」26.0% に次いで、
2位「埼京線の終電時間の延長」が17.8%
となっている。
年齢別でクロスすると、
「終電延長」要望は、20代、30代、40代(20~29歳、30~39歳、40~49歳)の3セグメント加重平均で25.9%となっており、独身世代、若い夫婦世代において、要望が多いことが推測出来る。
居住地別でクロスすると、
北戸田駅、戸田駅の沿線である新曽地区において28.4%となっている。
戸田市においてこれだけ埼京線の終電を延長して欲しいという声が大きいのであるから、蕨市埼京線生活圏においても同様であろうと推測出来る。


近隣他市/県における取り上げられ方
近隣の戸田市議会、さいたま市議会、また埼玉県議会においては、しばしばこの問題が議論されている。

これらの議会での議事録を見ると、近隣各市及び県においては、終電時刻問題を重視し、JR東日本に対して継続的に延長要望を投げかけていることが分かる。





まとめ
今回は、あくまでも市に対してリクエストしたのみです。市執行部側からも、具体的なアクションが約束された訳ではありません。また、JR東日本側の事情としても、車両基地の位置などのテクニカルな問題があるために実現は容易ではないようです。
しかしながら、継続的にJR東日本に対して、沿線自治体が団結して要望し続けていくことが大切と考えます。

このように、従来、政治参加が少なかった新住民の意見を、今後も力を入れて取り上げていこうと思っています。