【蕨市議会】議会改革特別委が開かれました。

本日、2012年4月27日(金)は、蕨市議会 議会改革特別委員会が開かれ、私 ほやたけし(保谷武)は、委員の一人として参加致しました。

議会はあくまでも会派制を取っており、これは委員会においても同じです。
各委員(=議員)は、個人として参加しているのではなく、会派の代表として参加していることになります。
この特別委では、
  • 費用弁償
  • 政務調査費
  • ネット中継
  • 一般質問
  • 議会基本条例
  • 政治倫理条例
  • 予(決)算常任委員会の設置
の7点と、既に話し合うテーマは確定しております。
今日は、この7点のうちの、話し合う順番と手順について、各会派からの意見を持ち寄って発表し合いました。
流れ的に、「まず議会基本条例について話し合う」ということで合意しました。
議会基本条例とは、議会の在り方諸々について定めるものですが、全国の自治体でこれを定めることが流行っています。
他のテーマも含めて、包括的に話し合っていくことになろうかと思います。
ちなみに、「いつまでにやるのか」という期限は決まっていません。
ビジネスではあらかじめ期限と撤退条件・プランを設定しないことはあり得ませんが、議会においては、スピード感よりも手続きの正統性を重視するので、期限を定めずに時間を掛けてやるのが普通みたいです。

蕨市議会 臨時議会が会期一日で終了しました。

本日 2012年4月23日(月)、蕨市議会の第2回臨時議会が開催されました。

議案は2つありましたが、メインは、
・教育委員人事
でした。
手続き上、「教育委員」人事ということになっておりますが、事実上、この方が本日夕刻に開かれる教育委員会で「教育長」に選ばれることになります。
前の教育長は2月に任期満了により退任し、その後、2ヶ月間空席となっていましたが、これで正常な状態に復帰することになります。
このような人事案は、事前に市執行部と議会各会派とで念入りな調整が行われた上で、議会に上程されますので、議会の場は単なるセレモニーのようなものです。
次の蕨市議会は、6月に一ヶ月間の定例会が開催されます。

2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(9)釜石

釜石では、市の中心部のビジホに投宿。

市内では宿が少なく、震災需要で供給過小状態なので、値段がかなり高い。
素泊まり一泊で7,500円。
尚、仙台市、盛岡市クラスで一泊5,000円くらい。
石巻市で6,500円。
釜石には大学時代の友達が住んでいて、高校の先生をやっています。
震災当時は、なかなか連絡取れずに気をもみましたが、どうやら海近くではなく、市街地からちょっと内陸に入った地域の高校で、家もその近くとのことで、家族一同無事だったようです。
この時は、本人や本人の親族と連絡を取るに当たって、google person finderが役に立ちました。
彼に会うことが、今回の旅の目的の一つでもありました。
しかしながら、あまりにも急に連絡したために、先方の時間が合わず、釜石での夜メシは一人で食うことになりました。
歓楽街の親不孝通りの、与作という居酒屋へ。
この辺りも津波をかぶったということで、カウンターにはヘドロの後がどす黒くついていました。
オーナーの老夫婦は、親不孝通りの中でどこの店よりも早く、昨年8月にお店を再開したそうです。
後から入ってきたお客さんの一人が、オーナー夫婦と仮設住宅で一緒だったとのことで、久しぶりの再開を喜びあっていました。
この方が、実は釜石JC(青年会議所)の歴代理事長でして、もう一軒連れて行ってもらってすっかりご馳走になりました。
翌日は、友人のIワマ君とランチ。
高校の先生という仕事は、土日も部活の顧問の用事があったりするようで、かなり忙しいようです。
震災後は半年間、校庭に自衛隊が駐屯していたとか。
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市内中心地区の遊歩道
この辺りも津波をかぶりました。
路面のブロックがぼこぼこになっています。
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市内の津波をかぶった地域は、
・既に何事もなく営業再開している建物
・解体処理待ち
・既に解体されて空き地になっている
など、まちまちでした。
解体待ちの建物は、まだかなりたくさんあります。
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建物を解体した土地も、土台はそのまま残っているところがほとんどです。
ガス、水道などの配管はそのまま埋まっているようです。
街が全滅しているわけではなく、一部が機能している以上、ガスの本管は稼働しているのでしょうから、ガス漏れが怖いですね。

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電柱か、道路交通標識柱か、交通信号柱か。
折れ曲がったものを、切って撤去したのだと思いますが、切り株がむき出しになっています。

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解体待ちのビル
折れ曲がったシャッターに「解体 連絡願います」とスプレーで書いてあります。
前述の釜石在住の友人曰く、ほっとおくと行政が勝手に解体してくれるみたいです。
解体前に連絡がほしい場合や、解体処理の立ち会いをしたい場合は、その旨を書いておくルールなのだそうです。
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スプレーで 「×」と買いてあります。
これは、この建物はもうダメです、ということか。
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2階までは壊れていますが、3階だけはまた使えそう。
しかし、びみょうですね。
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建設会社の臨時事務所
復興需要があるので、市外からも建設業はかなり流入しているようです。
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「無断駐車 ご遠慮ください」
と書いてあります。
建物を解体して空き地になっているとはいえ、自分の土地に勝手に他人のクルマを止められるのは愉快なものではないですからね。
ほっとくと、建設業のトラックやクルマをどんどん勝手に止められてしまうようです。
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手前の9階建てのビルは、上の階は生きています。
しかし、階段やエレベーターが壊れており、上の階への移動手段がなくなってしまっているようです。
直して使うのでしょうか。
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同じビルの前側。
ガラスの割れ方が独特。
津波の被災地の窓ガラスは、だ


2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(8)気仙沼~陸前高田

気仙沼

(写真は全てクリックすると拡大します)
気仙沼も、石巻と同じように市街地は広く、必ずしも市内全域が津波の被害を受けた訳ではないようです。
地震直後に、市内が地震によってか津波によってか火災が発生し、市内が火の海になっている映像を目にしましたが、今はそれらしい焼け跡などは見かけませんでした。
先のエントリで述べたように、私は小中学生の頃に仙台市内に住んでいたことがありますが、仙台と気仙沼とは、同じ県内と言えども生活圏がまったく違いますので、当時はほとんど行ったことありませんでした。
剣道の試合で一回行ったことがあるくらい。
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市内は普通に街として機能している感じです。
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しかし、よく見ると壊れた建物がそこかしこにあります。
建物解体済みで空き地となった場所もたくさんあります。
これらは、津波の被害ではなくて地震の被害のようです。
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交番が壊れてます。
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消防署も壊れています。
消防車が一台も止まっていませんので、この建物はもう使っていないようです。
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消防署の隣りの、建設会社の建物(写真の左側)は、被害はまったくなかったみたいですね。
照明がついており、中では普通に仕事しているようでした。
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建物ぼろぼろ。
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男山酒造 本社ビル
男山酒造
という、地酒の酒屋の本社ビルだそうですが、どうやら3階建てだったみたいです。
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気仙沼市鹿折地区に、いまだに残る第十八共徳丸
全長60m
330トン
海からは800mも距離があります。
震災復興への決意を示すモニュメントととして残そうという声がある一方、悔しいからさっさとどけようという声もあるようです。
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気仙沼市鹿折地区の仮設商店街
地元の人向けの商店街です。メガネ屋とか本屋とか。
観光客用のお土産はなし。
この種の、プレハブ2階建ての仮設商店街は、他の街でもよく見かけました。
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同じく、気仙沼市鹿折地区の歩道橋
津波で崩れておい、通行禁止のロープが張られていますが・・・国旗はこのように使ってはいけません。
陸前高田
街はほぼ全滅していました。
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建物はだいたい解体処理が終わり、見渡す限り空き地になっています。
ガソリンスタンドが営業していました。
クルマ社会なので、ガソリンは必須です。
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海沿いの キャピタルホテル1000
今は閉鎖されています。
下層階は津波をもろかぶりしたと思いますが、躯体は頑丈そうなので、再使用できそうですね。
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建物は、4階まで津波をかぶったようです。

頼高市長派「あまりにも無責任!蕨市議会(新生会、公明、民主)が深刻な借金を抱える土地開発公社の借金削減に反対」への反論

先の2012年3月議会において、頼高市長による23年度補正予算案「6.8億での市役所第二駐車場の土地開発公社からの買い戻し」を、私 ほやたけし(保谷武)が所属する保守系会派 新生会、公明党、民主党が否決しました。
詳細については、先のエントリでレポーティングした通りです。

この件に関して、頼高市長による反論を記した広報誌「フレッシュみんなの会ニュース No.105」を入手しましたので、さらにそれに対する反論を以下申し述べます。

フレッシュみんなの会(以下、頼高市長派と記す)とは、日本共産党籍を持つ共産主義者である頼高市長の後援団体でありますので、事実上、日共の関連団体であるものと思います。



尚、この広報誌は、私の地元の支持者のお宅にポスティングされていたものです。



①頼高市長派
土地開発公社の借金は64億。すべて前市長時代のもの。校舎にかかる将来負担比率は県内ワースト2位
公社にかかる将来負担比率は50%超である。25%以上が要注意とされており、健全化は待ったなしである。
保谷武
「土地開発公社の保有土地:簿価64億は、前市長時代のバブル期に買ったもの。これは、今考えれば失敗だった。」この点については頼高市長派と認識は同じです。

参考:埼玉県 土地開発公社の現況
によると、
埼玉県 平成22年度 市町村土地開発公社の現況 資料より
蕨市の、公社に係る将来負担額は、6,381百万円、比率は53.4%。
川口市に次いで、ワースト2位です。

ここまでは事実です。


ところで、「健全化」ってなんでしょうか?

平成19年に施行された、財政健全化法というものがあります。
地方自治体(すなわち都道府県と市町村)の財政の実態を数字であらわにし、やばい自治体財政をまともにする、ことを目的としたものです。
自治体の(自治体全体の)各種数値について、2つの基準(早期健全化基準と財政再生基準)を設けています。
市町村レベルと都道府県レベルにおいても、基準値は異なります。

参考:総務省webサイト「地方自治体」
市町村の(市町村全体の)将来負担比率については、350%を早期健全化基準として定めています。財政再生基準は無し。

前述の埼玉県の資料「土地開発公社の現況」は、本来は市町村全体の基準値であるものを、土地開発公社の基準値として当てはめて論じたものです。
他の都道府県においては、必ずしも同種の資料・議論は見当たりません。

それでは、財政健全化法における将来負担比率の基準値が「早期健全化基準:350%」であるにもかかわらず、埼玉県の資料において「要注意:25%」となっているのは、これは何でしょうか?
どうやら、第三セクターや土地開発公社などの塩漬け事業、塩漬け土地については、早期に清算するべき、という国の政策的判断によって定められた基準値のようです。
(通達か何かで出されたもののようで、出展は見つけられませんでした)
つまり、「要注意:25%」という基準値は、政策的に赤字三セクや塩漬け土地を清算するように誘導するために定められたものであり、この数値を超えたからといって「やばい!待ったなしだ!」ということはないのです。
それでは、蕨市全体の財政は、健全なのか?不健全なのか?
参考:総務省 平成22年度決算に基づく健全化判断比率・資金不足比率の概要(確報)
このページの中の「資料」というリンクをクリックすると、全市町村、前都道府県の将来負担比率(を含む各種数値)を見ることが出来ます。

何かと話題になる、夕張市は、922.5%。

全国平均は、
市町村平均が79.7%
政令指定都市のみ平均が176.1%
市区のみ平均が57.1%

それでは我が蕨市は→→→46.5% です。
(近隣の戸田市が42.0%、川口市が86.6%)

蕨市の財政は健全です。
「待ったなし」な状況などではありません。


②頼高市長派
銀行からの多額の借金を続け、金利は市民の税金で負担。金利負担額は、この10年間で約7億4000万円
保谷武
10年間で約7億4000万円ということは、ざっくり計算すると、1年間で7,400万円ということです。
この数字、大きいと思いますか?小さいと思いますか?
蕨市の一般会計予算は、210億2,000万円(24年度)です。
7,400万円という金利負担額を210億2,000万円で割ると、0.35%です。
例えば、月の世帯手取り35万円(年間手取り420万)の一般家庭があったとすると、相当する金利負担額、月1,232円(年で1万4,786円)です。
「10年間で7億4000万」という数字だけを目にすると、「なんて大きな金額!」と思ってしまいますが、蕨市の財政規模において考えると、たいした金額ではありません。




③頼高市長派
防災対策に回せと言うが・・・頼高市長になって、学校校舎の耐震化完了、学校体育館の耐震化など防災対策は大きく前進
土地開発公社の借金を減らせば、その分、金利負担が減り、市民サービスに回せる。
保谷武
頼高市長の防災対策については、頑張ってやっていると、ある程度は評価します。
「土地開発公社の借金を減らせば、その分の金利負担が減るので市民サービスに回せる」というのは、詭弁以外のなにモノでもありません。
「土地開発公社の借金6.8億」を清算するパターンと、塩漬けにしたままのパターンとを比較してみましょう。
金利の条件は、仮に、先の23年度補正予算案の焦点となった市役所第2駐車場の借金の金利と同じく、0.36%としましょう。
6.8億円の借金の利息は、年で244.8万円。10年間で2,448万円となります。
パターン1:借金を清算
10億円を払って、借金を清算する。
金利負担がなくなるので、10年間で2,448万円が節約できます。
国と県から50%の補助金が出るような事業を行えば、4,896万円として自由に使えます。
パターン2:土地を塩漬けにしたまま→10年後に清算
金利負担として、10年間で2,448万円がかかります。
他方、6.8億円を自由に使えます。国と県から50%の補助金が出るような事業を行えば、13.6億円として自由に使えます。
つまり、真水で 13.6億 – 2,448万円 = 13億3,552万円の自由に使えるお金が出来るのです。
10年間十分に運用した上で、借金6.8億は10年後に清算すればいいのです。
問題は「このお金を何に使うか」です。
使い道、使う目的が問題なのであって、借金そのもの、土地を塩漬けにしておくことそのものが問題なのではありません。

④頼高市長派
子ども達に借金のツケを残さないために。市民の願い実現と市財政健全化の両立は、多くの市民の願い
保谷武
借金は悪ではありません。
「借金のツケ」というのは、「悪い借金」が世代を越えて引き継がれ無くてはならないときに使われる言葉です。
例えば、「親が身分不相応にベンツを買った借金を返す途中で死んでしまい、残った借金を子供が返さなくてはならない」→これは、悪い借金であり、子供にとっては親の「借金のツケ」です。
例えば、「親が家を建てた。親は借金を返す途中で死んじゃったけど、子供は借金を返しながら、親の思い出とともにその家に住み続けている」→これは良い借金です。
正しいお金の使い方、私達現役世代だけではなく子ども達にとっても利益のあるお金の使い方をするならば、借金は悪いことではありません。
既に述べたように、蕨市の財政は健全であり、危険な水準ではありません。
企業経営においても「無借金経営」がさも美徳であるかのように褒め称えられることがありますが、これは間違っています。借金をして、限られた経営リソースに最大限レバレッジをかけて活用し、利益を極大化することが正しい経営です。

本来やるべきことをやらずに借金を闇雲に減らすことは、間違っています。

2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(7)南三陸

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海沿いの学校
庭がガレキ仮置き場になっています。
多くの場所で、学校の校庭や、大きな公園、海岸沿いの駐車場のような何もないスペースが、ガレキ仮置き場になっていました。
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南三陸町の市街地
4階建てくらいの鉄筋RCの建物以外は、ほとんど解体処理されていました。
震災復興ボランティア活動について
この街では、ボランティアをたくさん見かけました。
ボランティアは、バスでやってきて、お揃いの蛍光イエローのベストなどを着て、作業にあっていました。この街で見かけたボランティアの仕事は、手作業でスコップと手押し車を使っての、側溝の泥の掻き出しでした。
他の場所で見かけたボランティア集団は、手にビニール袋を持って、手作業でゴミ拾いをしていました。
以下、私自身は震災ボランティア活動を一切やったことがないのですが、敢えて自分のことを棚に上げて論じます。
側溝の泥の掻き出しや、手でのゴミ拾いといった単純労働が、優先順位の高い仕事なのだろうか?
わざわざ土日弾丸バスツアーで都会からやってきた若者に割り当ててやってもらうべき仕事なのだろうか?
建物の解体、ガレキの仕訳・運搬といった、もっと優先順位が高く、費用対効果の高い仕事がたくさんあるはず。
都会からやってきた若者の中にも、重機やトラックを運転出来たり、ガレキの仕訳したりするスキルがある人もいるはずで、スキルに応じた仕事を割り振るべきではないか。
街ごとにボランティアセンターが存在し、ボランティアに仕事を割り当てているようだが、タスクと人的リソースの管理が非効率な印象を受けた。
尚、ホワイトカラーの人間は、こういう場所ではあまり役に立たない。
1日、2日程度しかいられないのであれば、それこそ側溝の泥の掻き出しでもやってもらうしかないだろう。
1週間くらいられるのであれば、ガレキの仕訳、行政へのお見舞い金の申請あるいは審査などのやり方を学んでもらって、そのような仕事をしてもらうのもいいかもしれない。
問題は、タスクと人的リソースの管理である。
出来れば行政がやればいいのだろうが、行政自身も人的リソースが不足している状況だと思う。よその自治体からの応援スタッフや、JC(青年会議所)や社会福祉協議会のような組織力のある非営利団体が現地で継続的に活動をするのであれば、このような仕事をやるべきだと思う。
以上のような僕の考えを、何人かの被災者の方にぶつけたところ、皆同じような考えを持っていた。
ある人は、
「せっかくボランティアに来てもらっても、受け入れ体制が出来ていない。やることはたくさんあるけど、個人が1日、2日来て出来るような仕事はあまりないので、取り敢えずドブさらいやゴミ拾いをやってて、ということになってしまうのだろう」
とのことだった。
逆に、都会の若者が「被災地のために何かをやりたい」と考えた場合、土日だけを使ってボランティアツアーに行っても、貢献できることは少ない。
それならばむしろ、それぞれの持ち場でより一層努力をして、日本経済を回すことに貢献した方がいい。
土日もがっつり出勤して、がっつり自分の仕事を頑張ろう。
会社の利益を伸ばして、会社としても個人としてもがっつり納税しよう。
残業代・休日出勤代をしっかりもらって、その分をがっつり消費に回そう。
自衛隊とTOMODACHI
尚、被災地全般を通して、今の時点ではもう自衛隊や、同盟国軍の姿は見かけませでした。
すべて引き揚げ済みなのだと思います。
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南三陸町の公立志津川病院
(右側の建物)
4階まで津波が押し寄せ、107人の入院患者のうち、72人がお亡くなりになりました。
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海沿いの公園に静態保存されていた蒸気機関車
流されて道路に横倒しになったまま、ガレキ仮置き場となった公園のガレキと一体化していました。
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JR気仙沼線
既に線路と枕木は撤去されています。
当然ながら運休中で、再開のメドは立たず。バスが代行運転しています。
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橋桁の一部は流されてしまったようです。

2012年4月 津波の被災地に行ってきた。(6)女川~北上

女川

女川の市街地は、もともと広くはありません。
女川は、見渡す限り市街地は全滅でした。
既に建物の上物は撤去されており、真新しい交通信号機と電柱、電線のみが広がっていました。
三陸海岸沿いを、釜石まで北上しました。

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仮設住宅
このようなプレハブの建物が、そこかしこに建っています。
それなりに造りはしっかりしており、快適そうな感じです。
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横倒しになった3階建ての建物。
解体処理待ちですね。
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上物が解体されて、見渡す限り何もなくなった街。
重機がまだそこかしこで動いています。
真新しい電線と電柱。
奥には、ただ積み上げただけのガレキの仮説置き場。
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雄勝硯伝統産業会館
ここでも元公共施設のがっちしりた躯体の建物は、後回しにされていました。
掃除すれば再び使えそうではあります。
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雄勝の公民館(?)
雄勝の街も全壊でした。
この2つの建物以外は、すべて解体されていました。
私が仙台に住んでいた小中学生のときに習った「宮城県の郷土の歴史」によると、雄勝はたしか全国の硯の9割以上を作っていたはず。
硯工場は、石を削り出して作るから、山間部ではなくて、ごく狭い海沿いの平野部に集積していたと推測しますので、ほぼ全滅してしまったのではないでしょうか。
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道路沿いでみかけた、ガレキ仮置き場
こういうのが、そこかしこにあります。
分別せずにただ積み上げてあるだけのガレキの量は膨大です。
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廃車になったクルマの仮置き場
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小さな集落の、石巻市立相川小学校
校舎の3階まで津波をかぶったようです。
場所はここ。
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校舎の玄関や窓に板が打ち付けられていなかったので、近づいて覗いてみました。
建物の躯体は生きていますが、中はボロボロですね。
全面的に改修しないと、再び使えるようにするのは、かなりお金かかりそうです。
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教室の中は、略奪にあったかのように荒れ果てていました。
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田んぼの脇の仮設住宅