県南都市問題協議会の防災セミナ

本日2014年1月31日(金)、県南都市問題研究会 都市計画・ 交通問題部会のセミナがございました。

県南都市問題協議会は、蕨市、川口市、戸田市の市議で構成されております。
以前は、川口市に吸収合併する前の鳩ヶ谷市も加盟していました。
詳しい経緯は不明ですが、合併交渉を重ねていた頃に、議員同士の話し合いのシェルとして作った組織のようですね。

3つほどの部会に別れており、主に講演セミナや近隣市への視察を行っています。

本日は、都市計画・交通問題部会の防災セミナがございました。

 

テーマとしてはよく取り上げられるもので、まったく真新しさはありませんが、内容はなかなかおもしろいものでした。
我が国の防災に関しては、関東大震災以来の知識が流布しており、現代の建築物やライフスタイルには合っていない、ということでありました。
以下、箇条にメモ。

  • 津波の速さは時速35-40km
    川などの地表のみならず、地下の下水道の中でも津波は遡上する。マンホールが吹っ飛んだりする。
  • 日本人の地震対策の知識、感覚は、関東大震災の時のまま。
    これはよくない。
  • 学校、地域コミュニティにおける訓練は、震度4程度の、全員が生存していて、ほとんどけが人が出ない状況を想定している。
    →多数の死者が出て、全員が多かれ少なかれケガを負っている状況を想定した訓練をすべき。
    例えば、2~3人で1人を運ぶ訓練だけではなく、道具が何もない状況で1人で1人を運ぶ訓練などが必要。
  • 一戸建てとマンションでは、地震対策は異なる。
  • マンションの中でも、低層階と高層階では地震対策は異なる。揺れ具合も違うし。
  • マンションでは、風呂水を溜めておくのはNG。無駄。
    →地震の後は、下水道が壊れている可能性があるので、正常だと確認されるまで絶対にトイレ・下水道は使ってはならない。下層階のトイレが汚物まみれになってしまうから。
  • 「地震が来たらテーブルの下へ」は、古い。
    今のテーブルは、合板製の貧弱なものや、ガラス製の割れるとキケンなものも多いし、前後に激しく揺れるテーブルは狂気そのものなので、かえって危険。
  • 建物の耐震性が高く、地震に耐えたとしても、非構造部材(ガラス窓、天井板など)が破壊されて、使い物にならなくなることもある。
    →非構造部材は出来るだけ少なくする。体育館などは、天井板はない方がいい。
  • 「地震が来たら建物の外へ逃げろ」は古い。
    耐震性が高い建物ならば、建物の中にいた方が安全。
  • 東日本大地震の時は、避難所などで少なからず性犯罪があった。
    避難所での夜間消灯後の痴漢など。
    →災害時は治安が悪化することを前提として、防災と防犯を組み合わせないと。
  • 火災から逃げるときに、ハンカチを濡らして口に当てるのは無駄。
    一瞬で一酸化炭素中毒になるので、防煙マスクがないならば、走り抜けた方がまし。

蕨市 農業団体合同新年会

2014年1月29日(水)、蕨市内の魚久さんにて、蕨市農業3団体、すなわち、農業委員会、園芸緑化研究会、JA蕨支店の合同新年会がございました。

明けましておめでとうございます。

私は、市議会選出の農業委員として、参加致しました。
蕨市農業の益々の発展のために精進したいと存じます。


ご挨拶する、高橋慶助農業委員会委員長


郷町会 新年会

本日2014年1月26日(日)、蕨市錦町の郷町会にて新年会がございまして、参加してまいりました。


開会の挨拶をする平野副会長


踊り。
素晴らしいですね。
真似できません。


詩吟。
私もいつかやってみたいと思っています。


獅子舞だ!

 

ご参加の皆様、関係者の皆様、お疲れ様でございました。
今年一年どうぞよろしくお願い致します。


コンパクトシティ蕨ではなく、存在感大きなビッグシティ蕨を目指そう!

蕨市議会 保守系会派 新生会の広報誌「新生会ニュース 新春号」が、本日2014年1月15日(水)発行されました。
市内に全戸配布中でございます。
配布には何日間か時間はかかると思いますが、私のご支援者の方によると、既に錦町の一部ではポストに入っているそうです。

どうぞ、お手に取ってご覧くださいませ。

私の新春のご挨拶は、以下でございます。

 

コンパクトシティ蕨ではなく、存在感大きなビッグシティ蕨を目指そう!

保谷武

明けましておめでとうございます。
力を合わせて、ますます明るく豊かな一年にしていきましょう。

蕨市では、今後10年間の蕨市の将来構想「コンパクトシティ蕨」を策定しました。
「コンパクトシティ」とは、本来は、人口減・経済の低成長化すなわち税収減が進む中で、行政サービスを縮小せざるをえないため、都市機能を集約化して効率を上げよう、という、都市工学上の概念のことです。

「コンパクトシティ蕨」構想は、都市工学上のコンパクトシティを目指したものではなく、単に「小さな街 蕨」という程度の意味しかありません。

日本共産党員である頼高市政の下で、蕨市は停滞を続けております。

そもそも、「人口密度が高い」というのは、市内に山や川や森林がない、人がたくさん住んでいる、という地理的特徴を示しているだけであって、これ自体は良いものでも悪いものでもありません。

「蕨市は人口密度が一番高い」とよく言われますが、これは東京23区を除く、市町村のみの中での順位です。東京23区を含めると平方キロ当たり22千人の豊島区が人口密度1位で、14千人の蕨市は16位となります。

「コンパクトシティ蕨」という言葉には、リスクを取らずに現状維持を良しとするより頼高市長の姿勢がよく現れています。

私たちは、首都圏に住む誰もが「えー、あなた蕨市に住んでるの!?いいなー、うらやましい!!」と思うような、存在感の大きな、明るい豊かな街を目指すべきと考えます。

敢えて私は和製英語を組み合わせた「ビッグシティ蕨」構想を掲げて、現状維持を良しとする頼高市政と闘ってまいります。


蕨市成年式がございました。

本日2014年1月13日(月・祝)、蕨市民会館において、蕨市成年式がございました。


新成人による開会の挨拶スピーチ。

「二十歳の主張」という、新成人男女一人ずつによるスピーチがあったのですが、ちょっとこれが、何というかこう、ごく控えめに言って、若干的に残念な印象を受けるものでした。

新成人なんてたいした実績があるわけがなく、自分にどんな適性や能力があるかもよく分かっていなくて、社会やら環境に対する不満に満ち溢れて当たり前で、他方で根拠がない無謀な自信だけは山盛りな年齢なので、もっと例えば「世界平和のために頑張ります」とか「○×みたいな世界をあっと言わせるようなwebサービスを作りたいです」とか、馬鹿みたいに壮大な夢みたいなことを語ってほしいですね。

取り敢えず、二十歳の頃の自分のことは棚上げして申し上げました。

 

 

また、同日午前中には、戸田市成人式においても、運営サポートを行いました。


受付業務の支援を行いました。
フレッシュな新成人たちに対して、右にいるフレッシュさのカケラもない非新成人は、Kヤマ君。

 

昨年の成人式では、女子の振り袖率がほぼ100%であることに驚きましたが、今年は若干数、非振り袖の方もいたようです。

また、悪名高い、ここ1年ほどのスポット的流行である花魁振り袖は、少なくとも蕨市、戸田市においては皆無でした。


蕨市出初式に出席しました。

本日2014年1月12日(日)、蕨市消防本部にて、出初式がございました。
このイベントは、誰でも参加(見学)することができます。


制服でぴしっと整列。

毎年おもしろいのは、 消防・救急のデモンストレーションです。
毎年、テーマが変わりますが、今年は、「ガレキと火災の中に孤立し、状況もよく分からないケガ人を、高所からロープで降りて救助する」というものでした。


ガレキと火災の中に孤立した、要救助者。
地上からは近づくことはできない。
ケガ人が何人いるかも分からない。(という設定)

まずは、行く手を阻む火災を、放水して鎮火する。


まずは一人目の隊員が、現場にロープで降りる。

ケガ人の人数と、ケガの程度を確認する。
設定上は、3人のケガの程度は、
(1)倒れていて動けない、意識不明 →
(2)脚を骨折、意識はある → 黄色
(3)ケガ無し、正常 →

3パターンに分類する。トリアージというやつですね。

一人目の先遣隊員は、上記の状況を肉声で、本部に報告する。
(無線とか手旗信号は使わないみたいですね。何でだろう?)

もう一人の救助用の隊員と、の要救助者のための救急救命士の資格を持つ隊員が追加で現場に降りてくる。合計3人がこの現場に降りてくることになる。

 

さて、3パターンの要救助者のうち、から救助するのか、から救助するのかどっちかな~?
と思ってみていたら、の人から引き上げていました。
の人を担架で引き上げた後、救急救命士隊員も引き上げていきました。


この写真は、2人目の要救助者 黄色を引き上げるところ。

次いで、3人目のを引き上げ、最後に残った隊員2人が同時に現場を離れていきました。

この、人を下ろしたり引き上げたりするロープは、何種類かが色分けされており、「赤引け!赤引け!」、「青押せ!青押せ!」みたいな掛け声をかけて、操作ミスがないようにしていました。

 

 

消防団による、放水訓練


ポンプは、小型発電機のようなマシンで、 2stエンジン製です。
マフラーも何もついていないエンジンなので、エンジンに火を入れるとあっという間に周囲に白煙がたち込めます。
2stオイルの焼ける香りがかぐわしい ( ̄‥ ̄)クンカクンカ

 

最後に、ちびっ子防災絵画の表彰があり、一連のイベントは終了致しました。
関係者の皆様、お疲れ様でした。