蕨市議会議員の報酬額

確定申告のシーズンなので、諸々書類をまとめているのですが、
1年間の報酬、手当類諸々の合計額は、788万でした。

蕨市議会議員の報酬額本体は、実績・当選期数・年齢とは全く関係なく一律ですが、議長・副議長は任期中は足し高されます。また、委員会ごとに出席日数が異なることによる費用弁償額の違い、役職手当の有無、出向先の一部事務組合(衛生センター組合と競艇組合)ごとの報酬額の違いなどはあります。
概ね、議長・副議長以外は皆同じくらいかと。

昨日2016年2月24日に開会された2016年3月定例議会において、2015年度頭に遡ってのボーナス増額の補正予算案が出ていますので、可決されれば、数万円アドオンされることになると思います。

 

尚、政務活動費は、蕨市議会においては、議員個人ではなく会派に対して月額33,000円支給されるルールとなっています。
自治体によっては、個人使用のケータイ電話代やクルマのガソリン代に充当できるところもあるようですが、蕨市の場合は無理ですね。
会派ごとにローカルルールが存在すると思いますが、私が所属している自民党系会派:新生会においては、会派控え室のインターネット接続代(ISP)、コピー機リース料・保守料、視察出張旅費、広報誌発行のための印刷費・配布費でほぼ全額使い切っています。

 

議員報酬額というのは自治体によってまちまちで、概ね、自治体の人口規模(あるいは、財政規模)に比例するようです。
お隣りの政令指定都市のさいたま市だと議員報酬は80万強。人口が少ない村にいくと、10万以下というところもあるようです。

 

この年俸788万という金額が高いか安いかというと、もっと稼いでいる人にとっては安!ということになりますし、稼ぎが低い人にとっては、高!ということになると思います。

日本の転職マーケットにおいては、その人の給与額を決めるルールはだいたい2パターンあって、
・前職の給与額を考慮して決める(=同じ会社の中で、同じ役職で同じ仕事をしていても、給与額が異なる場合もあり得る)
・そのポジションに対してオファーされる給与額が決まっている
という感じだと思います。

転職してうまくステップアップしていく人は、だいたい1つ目のパターンで、ジョブホップするたびに給与額が上がっていく訳ですね。

職業に貴賎はありませんが、概ね、業界ごとに給与相場は異なっていて、例えば、銀行・証券・マスコミ・商社などの知識集約産業では高く、小売・飲食・メーカなどの労働集約産業では低いようです。

私が新卒で入った商社業界は、今はどうか知りませんが、当時の9大商社で、30歳になったら、駐在手当とかも含めて平均で、だいたい1,000万プレーヤと言われていました。
(商事、物産なら1,500くらいか?)

私が今いるネット業界は、給与相場はピンキリですが、ストックインセンティブを持っている場合が多いので、うまく会社がIPOしたり株価が上がったりすればガツンと稼げるようになっています。

一般論ですが、商社業界とかネット業界からそこそこ仕事がデキる人が年俸788万(そこから税引き後に選挙費用、様々な政治活動費用がかかる)の仕事にジョブチェンジするのは、何らかの志があることは当然としても、他の安定的な収入源が確立していて、半ばボランティアの気持ちも持っていないと難しいでしょうね。

 

 

さっき気づきましたが、2年前にもちょうど同じような記事書いていましたw
hoya_t blog 2014/2/7 : 蕨市議会議員の議員報酬額


【蕨市議会】2016年3月定例議会が始まりました。

3月定例議会始まる

昨日2016年2月24日(水)、蕨市議会、2016年3月定例議会が始まりました。

3月定例議会は、翌年度(2016年度、平成28年度)の予算審議が中心となりますので、一年に4回開かれる定例議会のうち、最も重要かつ忙しいものとなります。

政府の仕事の一つが富の再配分ですので、
・お金をどう集めるか
・お金をどう使うか
を決める予算が、最も重要なのです。

国政レベルと異なり、地方自治体政府の場合は、市町村民税や固定資産税の税率を勝手に変えたりすることは不可能ですので、「お金をどう集めるか」については、ほとんどいじることが出来ません。せいぜいいじれるのは、市内公共施設の利用料金体系や、努力によって国や県からの補助金・交付金の類をどれだけぶん取ってくるか、という点くらいです。

従って、「お金をどう使うか」が予算審議の中心となります。

 

平成28年度 蕨市一般会計 予算規模は、233億

この数字、過去最大規模ということです。
過去最大規模といっても、過去最大に税収ガポガポに儲かっていてウハウハに自由に使えるお金がたくさんある、豊かである、というわけではありません。

少子高齢化の進展により、民生費が肥大化しています。
高度経済成長期に造った公共インフラが一斉に更新(建て替えあるいは廃止)時期を迎えています。

高度経済成長期やバブル経済期には、おそらく、毎年毎年予算総額が増えていき、増えた部分を何に分配するかを考えるのが予算編成の関心事であり、どれだけ地元・支持母体にぶん取ってくるかが議員の仕事だったのだろうかと思いますが、今はもはやそのような時代ではありません。

少子高齢化は既定路線であり、生き残りのために何をリストラするかを意思決定し、身を切る取捨選択への理解を求めていくのが議員の仕事であります。

尚、特別会計予算規模は、179億で、一般会計と特別会計の合計値は412億となります。
一般会計と特別会計は、重複カウントしている部分がありますので(一般会計から特別会計に繰り出す部分)、この合計値を比べることには意味はありません。

 

予算書やっと読み終わった。

予算書は2月17日(水)の告示日に配られたのですが、行政当局が叡智を結集して数ヶ月間かけて作ったものだけに、とても読み応えがあります。

先ほど、やっと一通り読み終わりました。

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読み方のアプローチはいろいろあろうかと思いますが、私のスタイルは、過去2期分くらいの予算書と比べていく、というものです。
取り敢えず、マクロの蕨市の中でのトレンド変化、政策の変更点はコレで分かります。

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必要に応じて、さらに過去に遡ったり、決算書を見ていったり(当たり前だが、必ずしも予算通りに執行されるわけではなく、年度途中に補正予算が組まれ、予算と決算の数字が大きく異なることも多々ある)、ベンチマークしている他自治体の数字と比べてみたり、国レベルや県レベルの政策の変更点を調べてみたりするわけです。


予算書/決算書/決算概要書
と3種類の本があるのですが、決算概要書だけは何故か紙質が異なり、経年で黄ばんできています。
何でだろ?
あと、何故か平成23年度の予算書が2冊あります??

 

それで、新年度予算の感想ですけど、まあ何というか、面白みがない、つまらない予算ですね。言っちゃ悪いけど。

 

錦町区画整理予算は、ほぼ横這い

詳しいところは別途書くと思いますが、取り急ぎ、私の地元ネタである、錦町区画整理について。

錦町区画整理は、スタートから既に30年くらい経っていますが、まだ進捗は6割くらいです。
地域住民のみならず、人口増・税収獲得増に繋がるため、蕨市全体に利益をもたらすものです。

私自身も地元の利益代表として強く推進を訴えているところでありますし、私が所属している自民党系会派:新生会においても、毎年、予算要望の10重点項目のうちの1つとして掲げています。更に言うと、日共党員の現市長も市長公約の中で推進を謳っています。

錦町区画整理については、全員が賛成なのです。
昔は反対者もいたようですが、今は、反対している人はいないのです。

錦町区画整理予算規模推移

にもかかわらず、この錦町区画整理特別会計の予算額は、横這いです。
残念ですね。

錦町区画整理予算規模推移2

平成25年度だけ突出していますね。
平成27~28年度が拡大したように見えますが、あくまでも予算ベース。実際には、国庫補助金はこんなに取れません(取れない可能性が高い。予算に上がっている数字はあくまでも見込み額)。そうすると、国庫補助金に連動して起債上限額が決まる市債の発行額(=借金額)も小さくなります。


蕨市錦町6丁目地内の、県道朝霞蕨線の付け替え工事

以前より工事が進められていた、この箇所、2016年3月7日(月)に付け替え工事を行うということで、日付がfixしたそうです。

マップ上の北側の道が、現在の(古い)道。
南側の道が、新しい道。

現在の(古い)道は、歩道が狭い上に、くねっっと曲がって見通しが悪い道路でした。

新しい道は、クルマにとっては走りやすくなるはずなので、交通量は増えるかもしれません。
交通量が増えること自体は、良い面も悪い面もあります。

 

本日、現地を見に行ったところ、急ピッチで工事が進められていました。

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マップ上の西南端の角の交差点。
交通信号を新設するたの杭打ち工事がまさに行われんとしておりました。

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舗装をしています。

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幅の広い歩道が確保されています。


今年の蕨市の新成年

書類の整理をしていたら、今年2016年1月の蕨市成年式の配布資料が出てきたので、メモとして下記。

 

男女比が偏っている。

日本人男女比率
52%:48%

外国人男女比率
61%:39%

外国人の場合は、男性比率が高いのは何となく想像がつく。どこの国や民族でも、女性の子供を留学や就職で家の外には出したがらない、ということかと。

日本人の男女比率が偏っている理由は、不明。
何故だろうか?

 

外国人比率は上昇

2016年 16.5%
2015年 13.9%

統計に載ってこない不法滞在分は当然含まれないので、実数はもっと多いものと考えられる。

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農地パトロール

本日2016年2月10日(水)、蕨市農業委員会にて、市内農地の一部のパトロールを行いました。
農地として登録されている土地が、正しく農業が行われているかどうかの確認を行います。
帳簿上、農地として登録されていると、他の利用形態と比べて租税公課が安くなります。産業としての農業を保護するためでもあり、自然環境としての農地を維持するためのものでもあります。

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子供向け教育用の「田んぼの学校」があった場所。
昨シーズンで事業は終了し、埋め立てられました。

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生産緑地の立て札が立っています。

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手前側はきれいに畑として利用されていますが、奥の方は、草ボウボウになっています。
この時期なので、枯れ木は少なめですが、この箇所は、夏は人の背丈よりも草が高く、所有者に対して改善を求める通知を出すことになると思います。

関係者の皆様、お疲れ様でした。