蕨市議会 平成31年3月定例議会が始まっております。

一昨日、平成31年2月20日より、蕨市議会の3月定例議会が始まっております。

定例議会は、3月、6月、9月、12月と、年に4回ありますが、3月定例議会は、翌年度の予算を決めるので、最も忙しいものとなります。

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【蕨市議会】3月定例議会のスケジュール

↑こちらの、先日の記事の中で、「市長としても、任期の総仕上げとして、公約の中で未実現のものを余すことなく盛り込んだものを作ってくるでしょう。各議会会派も、これに対して、気合いを入れて臨むことになるでしょう。」と述べたのですが、予算案の中には、あまり大きな論争になりそう案件は、ありませんね、今のところ。

市長側としては、6月に控えた市長選挙を前にして、ここぞとばかりの目玉を盛り込んできた、というわけではなく、確実に通そうと堅実な予算案を出してきた、という感じです。

一般会計の総額は、245.5億と、過去最大となっているのですが、何か大きな新規案件があるために大きくなったわけではなく、諸々の経常経費が少しずつ膨れ上がっていることによるものです。

 

既に蕨市内は、4月の県議選、6月の市長選・市議選を目前に控えて、浮足立っているかの感がありますが、地に足をつけてこの3月定例議会に臨みたいと思います。


とにかく安く買った方がいいか?多少は高くとも地元で買うか?

先日、ある講演会に行きまして、そこで面白かった、というか聞き流さずに考えてみた話が2点だけありました。
講師は、行政マン上がりの街づくりコンサル。

2点とも、提言と言うか、自治体の政策を考える上でのモノの考え方・ポリシーについての提案なのですが、

 

1つ目が、
「これからの自治体は、稼がなくてはならない」
という考え方。

これは、もっともらしいけど、私自身はまったく同意できないですね。

限りある人的リソースは、稼ぐためよりも、よりよく使うために(予算を使って、様々な行政サービスを行うために、その費用対効果を極大化するために)傾注してほしいです。

まあ、この1点目についての話はどうでもいいのですが、

 

 

2つ目が、
これまでの予算の使い方は、安ければ安いほどいい、という考え方だった。
これからは、多少は高くとも、中央の大手企業ではなく、地元の企業に発注して、地元に雇用を作るべし
という考え方。

どこの自治体でも、一定額以上の何かを発注する場合は、基本的には入札制を取ります。
入札そのものには、技術力や実績などの一定の資格を備えていれば参加可能です。応札した中からは、技術力や実績の上下は問わず、最も金額が安いところに発注する、という考え方です。

一定額以下の何かを発注する場合も、基本的には、相見積もりを取り、最も安いところに発注しています。

従って、地元の中小、零細企業ではなく、中央(あるいは市外)の大手企業に発注する場合が多くなります。

今回の提言は、「これではよくない。政治の重要な仕事は、地元に雇用を作り出すことだ。多少は高くても、地元の企業に発注するようにするべきだ」という考え方です。

 

同じ技術力・実績、見積もり(入札)金額ならば、
中央の大手企業ではなく、地元の中小、零細企業に発注するのは、当然だし、誰もが納得するでしょう。

 

では、極端な例として、

・技術力が高く、実績が豊かで、見積もり(入札)金額が安い、中央の大手企業
・技術力が低く、実績が乏しく、見積もり(入札)金額が高い、地元の中小・零細企業

があった場合、後者に発注すべきかどうか?

今回の提言は、「後者に発注するべきだ」というものでした。

 

しかしながら、
蕨市内においても、多くの消費者が、地元の商店街ではなく、大型店(スーパーなど)で頻繁に買い物をしている、という現実があります。

平成30年度市民意識調査結果 – 蕨市公式ホームページ

蕨市のホームページです。

平成30年度蕨市市民意識調査においても、
p.30の問13「買い物についてお伺いします。あなたが商店街や大型店(スーパーマーケット、デパート)へ行く頻度について、あてはまるものをお選びください。」という設問では、

「ほとんど毎日」、「週3~4日」の合計が、商店街が14.6%であるのに対して、大型店は41.6%あり、
「ほとんど行かない」が、商店街が49.7%であるのに対して、大型店は4.6%である、という結果が出ています。

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(c)蕨市

大型店の魅力はもちろん値段の安さだけではなく、商店街が必ずしも値段が高いわけでもないのですが、
このような現実がある中で、

 

「技術力が低く、実績が貧しく、見積もり(入札)金額が高い、地元の中小・零細企業」に優先して発注することに対する、市民のコンセンサスがあるか?というと、かなり難しいと言わざるを得ません。

 

ということで、この稿には結論はないのですが、結局のところは、ケースバイケースでの判断をすることになるかと思います。


paypay祭り第2弾で当たった。

先日来の風邪は治ったものの、ノドの調子が今一つで、のど飴とお菓子をファミマで購入。

支払いは、paypayで。

paypay

キャンペーン第2弾で当たった。
クレカ決済なので、もらえたのは10%、41円分。

まあ、嬉しいです。
一瞬、もっとたくさん、高いモノ買えばよかった!と思いました。

 

ヤフー株式会社 – IR情報 – 資料・イベント – 決算関連資料・説明会

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つらつらと久しぶりにヤフー株式会社のIR資料見てみましたが、あれですね、やはり。
paypayの将来イメージの詳しいところは書いてないです。
しかし、「ヤフー」と並列関係!!の、新たなプラットフォームと位置付けてます。

2018年度3Qプレゼン資料の、p.34「長期的な売上収益構成のイメージ」のグラフは、あくまでもイメージ図という感じですが、データソリューションとFintechセグメントが、かなーり控えめに書いてあります。

しかし、コマースカンパニーの営業利益って、直近の3Qで467億もあるんですな。
決済ソリューションは、ジャパンネット銀行やアスクルと(一休も?)同じくコマースカンパニーの中に入ってます。

プロモーション費用がどこに載っているのか、ざっと見ただけでは今一つよく分からず、それ以前にソフトバンクグループとのpaypayへの出資配分比率もよく分からないのですが、まあ、第1弾100億+第2弾100億くらい、体力的には何ともないですね。


西公民館、中央公民館のエレベータ設置工事:エレベータが付く位置

西公民館、中央公民館へのエレベータ設置は、昔から要望していた

市内の公民館の中でも、、西公民館と中央公民館の2館だけにはエレベータがついておりませんでした。

今どきの公共施設としてはあり得ないのですが、バリアフリーとかユニバーサルデザインといった概念が一般に広まる以前に建てられた建物ですので、新築当時からついていませんでした。

 

地元である西公民館については、私も蕨市議会の一般質問で取り上げ、設置の要望を投げかけてきました。

蕨市議会 2016年9月定例会の一般質問の通告内容

(余談ですが、私が、地元の西公民館についてだけ取り上げ、地元ではない中央公民館については言及しなかったのは、もちろん、中央公民館なんかどうでもいい、と思っていたからではありません。市議会議員は、市全体の奉仕者でもありますが、地域の利益代表としての側面も強く、公民館・学校などの地域密着型のネタについては、地元以外についてはお互いにあまり触れてはいけない、という暗黙の了解があるためです。)

私が所属する自民党系会派:新生会においても、両公民館へのエレベータ設置については要望してまいりしましたし、他の会派も同様です。
本件については、反対する会派、勢力はありませんでした。

 

 

本年度、調査・設計が行われた

西公民館、中央公民館へのエレベータ設置の調査・設計の予算が、本年度 平成30年度(2018年度)に通っている点については、既報の通りです。

西公民館にエレベータがつきます。来年度(2019年度)予定

 

 

 

エレベータが付く位置

さて、先日、行政当局より、両公民館に置けるエレベータ設置位置についての説明を受けました。

201902_西公民館エレベータ設置場所説明図

西公民館は、階段踊り場の外側に設置することになります。

 

 

201902_中央公民館エレベータ設置場所説明図

中央公民館は、広いロビー、正面奥の集会室、半地下の展示場・談話コーナに囲まれた、数段程度の階段の位置に設置されます。

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来週から始まる3月定例議会に上程される、来年度 平成31年度(2019年度)予算案においては、両公民館のエレベータ設置工事・西公民館のエアコン交換工事のための予算として、2億4千万円が計上されています。

 

 

西公民館の工事期間:5~10月

ということで、今年の夏にはエアコンの交換は間に合わないようです。

10月のみ一ヶ月間休館する見込みとのこと。


北朝鮮による日本人拉致被害者救出活動を進めることの難しさ

本日、平成31年2月7日(木)、蕨市民会館において、北朝鮮による日本人拉致問題啓発舞台劇公演『めぐみへの誓い — 奪還 –』がございました。

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全国各地で公演して回っているようで、
・政府拉致問題対策本部による、拉致問題の概要説明
・拉致被害者の家族会の方のスピーチ
・シンガーソングライターによる被害者救出を願う歌の演奏
・90分間の拉致啓発演劇
が一つのパッケージになっています。

二中生も、授業の一環で見学しておりました。

たいへん感動する素晴らしい公演でございました。
関係者の皆様、ありがとうございました。

 

 

感想は、「酷い、悲しい、かわいそう」

会場で耳にした感想は、だいたいこのようなものです。

今回のパッケージは、あくまでも啓発が目的ですので、これでいいと思います。

 

啓発というのは、知らなかった人に、知らしめること、です。

 

AIDMAすなはち、

Attention 注意をもたせる
Interest 興味、関心をもたせる
Desire 何かを望むようにさせる  — 拉致問題においては、被害者の救出を望む
Memory 記憶させる
Action 行動させる

のプロセスにおける、A~I あたりが啓発であり、本パッケージの目的となります。

 

人に何かを伝え、認知させるためには、喜怒哀楽の感情をフックとするのは定石でありますので、「酷い、悲しい、かわいそう」という、オーディエンスの感情に訴求するのは正しいやり方です。

 

北朝鮮による日本人拉致が、今どきの小中学校でどのくらい教えられているのかは寡聞にして知りませんが、少なくとも私の世代では、小中学校ではまったく教えていませんでした。

この問題については、むしろ子どもたちより、大人世代の方が知識が乏しいかもしれません。

 

 

拉致問題における、Desire

北朝鮮による日本人拉致問題を初めて知った人は、「救出しなくては!」と、まあ普通は思うでしょう。
思わない人も、いるのかな?
さすがにいないと思いますけどね。

 

これが、拉致問題のAIDMAにおける、Dですね。

Aの段階から、I、Dの段階まで引っ張ってくるのは、難しくないと思います。

 

 

拉致問題における、Actionの難しさ

今日の蕨市民会館の公演が終わって、「酷い、悲しい、かわいそう!」という気持ちに身を震わせて会場を出ると、救う会(ボランテイア団体)による署名活動をやっていました。

ここで、まあ普通の人は署名するでしょう。

「これでかわいそうな拉致被害者が帰ってくる!」と短絡的に考える人はさすがにいないと思いますが、ここで「私は傍観者じゃない。私もActionを起こしたんだ」とカタルシスを得られる仕組みになってしまっています。

 

真面目な気持ちで署名活動を永年に渡って続けてこられた、家族会、救う会の方々には頭が下がりますし、かつては、彼らの努力のおかげで政府が重い腰を上げてようやく動くようになってきた、という面もあったと思います。

署名活動の宛て先は、あくまでも日本国政府であり、その要求内容は「救出活動に力を入れること」となっています。

既に今日においてはかなり力をいれて取り組んでいる政府に対する、さらなる圧力にはなりますが、北朝鮮政府に対する直接的な圧力にはなり得ません。

 

それでは、
どんなActionを起こせばいいんだ?
拉致被害者を救い出すためには、何をすればいいんだ?

ということなのですが、
現下の拉致問題啓発・救出活動の難しさは、このActionプランを提示できていない、ということです。

国家間の外交問題において、個人ができることというのは、ほとんどありません。

(繰り返しますが、署名活動をなさっている方々は素晴らしいと思いますし、心から尊敬しています)

 

 

蕨市における、拉致被害者救出に向けた具体的アクションプラン

現下の、我が国における拉致被害者救出のための政策は、国際社会の協力を得て、北朝鮮に対して制裁を加え、圧力を掛け続ける、というものです。

 

蕨においても、北朝鮮、我が国における北朝鮮の出先機関である朝鮮総連に対して圧力をかける方法があります。

たびたび市議会で取り上げておりますが、蕨市には、朝鮮学校に通う子供の保護者向けの不可解な補助金制度が存在します。

平成30年度埼玉県蕨市一般会計予算 外国人園児・児童生徒保護者補助金

(平成30年度 蕨市予算書より)

 

これを廃止することが、蕨市における、蕨市民が行い得る、拉致被害者救出に向けた具体的なアクションです。

 

 

北朝鮮は地獄のようなところ?

さて、今日の演劇の中で、拉致された日本人被害者が、北朝鮮において理不尽な暴力を振るわれたり、酷い扱いを受けたりするグロテスクなシーンがありました。

北朝鮮がいかに極悪非道で人権無視の邪悪な国であるか、ということを強調するようになっています。

 

これはもちろん私は真実だろうと思うのですが、相手方を感情的に敵視して非難するだけでは、本質を見誤り、冷静にアクションプランを考え、実行することの妨げになります。

彼らがいかなる考えの下で、日本人を含む外国人の拉致を行ったのか、そしてその事実を部分的に認めておきながら現在も身柄を返そうとしないのか、冷静に研究した方がいいでしょう。

 

 

私は3年前に平壌を視察(兼 平壌マラソン参加)で訪れたのですが(私費旅行)、その時に、もし自分がこの邪悪な国で生まれ育っていたら、どうしただろうか?ということを考えました。

その時は、自分はどの分野においても高い能力を持っているわけではない弱い人間だけど、中途半端に要領はいいので、窮屈な体制の枠組みの中でそれなりに上手く立ち回り、自分なりの楽しみを見つけて、それなりに面白おかしくやっていくのではないだろうか、と考えました。
よし!クーデターを起こして体制を転覆してやるぞ!とかは考えないと思います。

この結論に至ったときは、我ながらちょっと愕然としましたが、率直な感想でした。

私には、邪悪な体制の手先となっている、一人ひとりの北朝鮮の人たちを非難することは出来ません。

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メーデースタジアム。
会場を埋め尽くしているのは、職場単位で動員されてきた労働者たち。

 

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平壌市内。
平壌マラソンに出走し、チビッコたちとハイタッチしました。
街路樹は杏です。
道路上の電線はトローリーバスのもの。
レース中に軍人や警察官を撮影した外国人選手たちは、カメラを没収されていました。


羽田空港強化に伴い、蕨上空を飛行機が飛ぶようになる。

2020年東京オリンピック・パラリンピックの時点に向けて、羽田空港の発着便数を増やすために、飛行経路の見直しを行っております。

このため、天候などの一定の条件下で、蕨市上空を飛行機(小型機ではなく、定期便のジャンボジェット機)が飛ぶようになります。

本件、詳しい情報は、↓こちらをご参照。
詳しい航空路の地図も載っています。

羽田空港のこれから – 国土交通省

国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

 

かなり前から(数年くらい前)から話題になっておりますが、この度、
平成31年2月13日(水)~19日(火)に、蕨市中央公民館に、説明用の広報ブースを設けるとのことです。

http://www.mlit.go.jp/koku/haneda/news/2017012001.html#contents29

https://www.city.warabi.saitama.jp/hp/page000012600/hpg000012584.htm

 

 

 

蕨市議会においては、特に話題にはなっておらず、反対する議員・会派はありません。

基本的には、国マターであり、地方自治体政府・議会がどうこうすべきマターではありません。

私も個人的には、羽田空港を強化することは良いことだと思います。
既に、東アジア~東南アジア圏での国際空港のハブ競争においては、ほぼ東京は負けの流れが確定したかのような趣きがありますが、少しでも強化してほしいです。


風邪かインフルエンザか

新年快楽、恭喜発財。
旧正月明けましておめでとうございます。

 

さて、先々週から朝起きるとノドが軽くいがらっぽくて、軽い風邪をひいてしまったような症状が続いていたのですが、先週の半ば、これが一気に悪化しました。

・強烈な寒気(但し、長くは続かず。瞬間的に)
・39度前後の高熱。
しかも、徐々に上がるのではなく、一気に上がった

ということで、これらの要素だけから判断すると、インフルエンザのようです。

2日の間をあけて、2箇所の医者でインフルエンザ判定検査をしたのですが、結果はともに陰性。

症状はインフルエンザそのものだけど、判定検査結果は陰性。
このパターンは、よくあるみたいですね。

 

また聞きの話ですが、
ある家庭のお子さんは、インフルエンザ判定検査の陽性の結果を得るために、4箇所も医者を回ったとのこと。
陽性の結果とその診断書を得ないと、学校での休みの取り扱いが異なり、内申書にネガティブインパクトがあるのだそうです。

ほんまかいな!?

 

私自身は、学生時代も勤め人時代も、医者の診断書の提出を求められたことなんかありません。
新卒サラリーマン2年目の夏には、バイク事故で1ヶ月半入院しましたけど、このときも電話しただけだったような。
会社起こしてからも、社員に求めたことはありません。

 

これもまた聞きの話なので、真偽は調べてないのですが、今どきの高校受験では、合否判定における内申書の比重がかなり大きいみたいですね。

私の高校受験の頃は、「私立は内申書なんてまったく見ない」と言われていましたが、最近は私立も内申書を評価するそうです。

ほんまかいな!?

少子化のために今どきの子どもたちは、受験が楽だろと言われてますけど、他方では厳しくなった面もあるんですかね。