本日2013年8月9日(金)、所属する蕨市議会 保守系会派 新生会の一員として、武雄市役所に掲題の視察(政務活動費にて負担)に行って来ました。
まず記念撮影。
webサイト(ほーむぺーじ)を廃止して、Facebookページに移行しました。
あわせて、庁内グループウェア的な使い方をしており、これがかなり効果を発揮しているようです。
元々 5万PV/月だったものが、
300万PV/月に伸びたそうです。
但し、Facebookページのアクセス解析機能の制約によって、市民(5万人)へのリーチ率は正確には把握できていないようです。ざっくり5千人程度(10%)と推測しているとのことでした。
PC:mobile比率は2:8とのこと。
(蕨市のwebサイトにおいては、6.87:1)
圧倒的にモバイル比率が高いですね。
人気コンテンツは、子ども関連、自然災害とのこと。
(蕨市のwebサイトにおいては、市立病院、市立図書館、職員採用情報)
広報チャネルとして広報紙(紙ベース)、ケーブルテレビ番組、防災無線、スピーカを搭載した広報車など複数を持っている中で、Facebookページはあくまでもその一つとして位置づけているとのこと。
【所見】
フロー情報(自然災害情報、ゴミ出し、祭りの案内など、後々振り返ってみる種類ではない情報)を迅速にアップするインフラとしてはFacebookページは有用です。
また、庁内グループウェアとしての使い方は、自前主義でクローズドサービスに拘りがちな行政としては、コスト削減のためには良いと思います。つまり、似たような機能を持つグループウェアはたくさんありますが、自前でサーバを立てるにしてもSaaSを使うにしても、数百人規模の組織であればけっこうお金がかかりますが、Facebookの秘密グループ機能を使えば無料で済みますので。
他方で、Facebookは検索機能がきわめてプアなので、ストック情報(申請用紙、手続方法の説明など)は既存のwebサイト型であるべきです。
(そもそも、おそらくFacebookページ内はサーチエンジンのクローラーが巡回出来ないのでは??←未確認)
市内の商品を販売するためのショッピングモールを運営しています。
行政が直接ショッピングモール運営をすることは出来ないために、(株)SIIISに業務委託しています。
出店企業のフィーは、
固定 0 + 従量:売上5%(いずれ0%にするとのこと)
クレカ決済手数料 3.6%
ロジはモール全体で佐川急便を使っている。(出店企業の自社ロジは使わない)
但し、武雄市スタッフがバイヤーを務めており、バイヤーが販売商品を選定をしている点が特徴です。(出店企業が自由に販売商品を選ぶことが出来ない)
武雄市としては、あくまでもEC支援、市のブランディング拠点として位置付けているとのことです。
月商100万突破!
【所見】
ショッピングモールについては、私自身が2000年頃にサイバーエージェント、USEN、E-store合弁で立ち上げて運営していたことがあります。結局、私は途中で投げ出して(いろいろ理由あって転職して)、事業も最終的には失敗し、楽天に吸収されることになりましたが(但しこの会社ネットプライスは自社ECであるギャザリングモデルで見事にIPOしました。当時の役員、社員の皆様の努力の賜物です)。
そんな訳で、いろいろコメントしたいこともありますが、ここに書くのは控えておきます。現状ではかなりマスコミバブルな状態のようですので、FB良品さんには地に足をつけて頑張っていただきたいと思います。