今から着メロやっても、まだいけるか? 【着メロ研究その一】

やり方次第では「まだまだ全然いける!」というのが僕の仮説なのだが、ちょっと検証してみようと思う。
個人的には着メロなんて全く興味ないけど。
あんなもんにお金払うヤツの気がしれないw

※ここでいう着メロビジネスというのは、月額固定制ないし従量制によるユーザ課金型ビジネスに限定する。B2CのASPとかは取り敢えず除外。

まず、競合プレーヤはどのくらいあるのか、どんなのがあるのか、どういうやつらが儲かってうはうはなのか。

今、i modeの公式メニュを見てみたら、
①J-pop
47サイト。
上位4サイトは、
ポケメロ JOYSOUND
着信メロディGIGA
メロDAM(オマケ付)

②TV/CM/映画/アニメ
29サイト。
上位4サイトは、
フジ♪メロ
テレ朝メロディ
Disneyメロボイス
Gメロ巨人軍

③声/効果音/楽器
22サイト。
上位4サイトは、
ポケ声&ポケ音
声楽♪たまて箱
メロやぎさん

④Rock/Club/洋楽
34サイト。
上位4サイトは、
洋楽メロ♪Style
SAL洋楽MANIA
++CooloveR++
@ClubMelo

⑤アレンジ/オリジナル
12サイト。
上位3サイトは、
待受画面メロディ
おるごーる本舗
アレンジ天国

⑥ゲーム
11サイト。
上位3サイトは、
コナミナットDX
MelodyClip♪
スクエニ メロディi

⑦カラオケ
9サイト。
上位2サイトは、
ドコカラJOY
clubDAM

⑧ジャズ/クラシック
6サイト。
上位2サイトは、
東京フィル クラシック
ハーフノート JAZZ

⑨インディーズ
8サイト。
上位2サイトは、
噂のインディMelo
インディー’ss

ふう。
こんなにあるとは思わなかった。
音楽の(というか音の)種類によって細分化されている。
サイト数 = CP(コンテンツプロバイダ)数 ではない訳だけど、単純にサイト数を合計すると、178もあるよ!

提供CP数が多い順と、i modeのメニュで上からの順番はリンクしているので、単純に、上から順に人気のあるカテゴリなのだと見なすことが出来る。

圧倒的一番人気はJ-pop。
そして、TV/CM/映画/アニメ。
次いで、声/効果音/楽器
といったところ。

人気がある反面、競争も厳しかろう。人気があるのと儲かるのとは別の話だ。
あと、公式CP以外にも非公式でも着メロ配信やっているCPもあるのかな? その場合は、課金・回収の仕組みはどうしているんだろう?

パケ代がもったいないので、i mode研究はこの辺で。
次に、ez web(パケ代定額でーす)。

まず、
①着うた
②着ムービー
③着信メロディ
④待受画面
⑤フォト/フレーム/アルバム
⑥ボイス・サウンド
⑦カラオケ
という分類になっている。

既に、音声のみの「着メロ」ではなく、映像との融合というか進化が進んでいる感じ。さすが、第三世代。
この順位は、使われている順であると仮定すると、
着メロよりも、着ムービーの方が、より多く使われている。とは言え、まだ着うたには負けている。今後は着うたと着ムービーは順位が逆転し、着ムービーが上位に来るようになる可能性が高い。
あるいは、着ムービーは、まだそれほどユーザには使われていないのかもしれないが、キャリアが政策的に利用促進するために順位を上に来させているのかもしれない。あと、着うた、着メロサイトが、着ムービーも合わせて取り扱っているケースも多いようだ。

それで、着うたと着ムービーの下のディレクトリを見てみる。
①J-pop・総合。(48サイト)
②アニメ/ゲーム(11サイト)
③TV/映画(9サイト)
④ロック・洋楽(7サイト)
⑤クラブ/インディーズ(25サイト)
⑥クラシック/ジャズ(16サイト)
⑦着ムービー(38サイト)

やはり、ez webでも、上位に来ているのは、J-pop、アニメ/ゲーム、TV/映画だ。この辺が人気があるということだ。

取り敢えず、着うたカテゴリ内のランキングを見ると、上から、

レコード会社直営♪サウンド
CP:レーベルモバイル株式会社
このレーベルモバイルという会社は、レコード会社大手連合らしい。
課金体系:都度課金のみ。着うたは、¥52~210(7パターンあり)。着ムービーは、¥105~315(パターンあり)

着信★うた♪
CP:株式会社ハドソン
課金体系:1曲¥84(都度課金)と、月額会員制¥210(3曲まで)の2通りがある。

絶対!洋楽
CP:レーベルモバイル株式会社
課金体系は、①と同じ。

アーティスト公式サウンド
CP:株式会社MLJ
この会社、コーポレートサイトがないぽい。
課金体系:1曲¥105(都度課金)と、月額会員制¥315(3曲まで。それ以上は1曲当たり¥105)の2通り。

⑤うた&メロ取り放題☆
・・・もういいや。

なんか、ユーザ課金モデル以外のものも入っているみたいだな。
これは、どれがどうだか分からないや。

取り敢えず試しに一つダウンロードしてみよう。①の中で、オリオンビールのCMソングを発見。沖縄好きなので、これを落としてみる。都度課金で105円。ダウンロードして早速着信音に設定し、別のケータイからかけて聞いてみる。
聞いてみて愕然・・・ただ歌がケータイの着信音として流れてくるだけじゃん(当たり前)・・・何でこんなのに105円も払えるんだろう???

もうちょい研究していこう・・・


MS、Google、Yahoo!とサーチの分野でうまく相互補完関係を築けるモデルを考えますた。

これからは、サーチがアツい!

今はサーチはGoogleの独占状態。言わばPax Googliaな時代な訳だが、ここ1,2年くらいで状況は変わる。MS、Google、Yahoo!(USの)が次代の覇権争いをしていくことになりそうな気がしている。あと、敢えてもう一つプレーヤを加えるならAmazonか。

日本でも多分同じ図式が展開されるだろう。
Yahoo!(つーか、ソフトバンク・グループ)がどう展開してくるかが分からんけど。あと、楽天グループは次代のサーチに関してどう取り組んでいくつもりなのかね。

多分、この3強(ないし4強プレーヤ)以外は、この覇権競争には参加できないだろう。研究開発力(=人)と資本力(=お金)の問題なので、例えば価|格|.|c|o|mは、全く太刀打ち出来ない。

そして、この3強ないし4強のプレーヤは、どこか一つのプレーヤの独占に落ち着いていくのか、何らかの形で棲み分けて並立していくことになるのかは、まだ分からない。

そこで、彼ら以外のプレーヤが生き残っていくためには、彼らといかに、バリューチェーン上の相互補完関係を築き上げていけるか、というのがキモになる。

そこで、MS、Google、Yahoo!と上手く相互補完関係を構築するモデルを考えました。

カーナビはもはやほぼ100%に近く普及してしまったようだが、その勃興期を思い出してみてほしい。
「あんなのをつけるヤツは、女にもてないオ○ニー野郎だ。俺は助手席に座った女の子に地図読みしてもらうから、カーナビなんて必要ない。」
これがヒントだ。

MS、Google、Yahoo!のシステムは素晴らしいものが出来るだろう。これのインターフェースを提供するのだ。インターフェースとして、MS、Google、Yahoo!でサーチすることに慣れた女性職員を派遣し、時間制で、あなたのサーチ・アシスタントとして働きます。あなたの隣りで、どんなことでも調べます。

調べ係の女の子を一時間、6,000円(移動時間も込み。交通費実費)で派遣します。
入会金、1,000円。
指名料、2,000円。
(東京都風営法届出済み)

これはすごい。可能性を感じる。
今から東京特許許可局にBM特許を申請しに逝って来ます。

orz…


ユニバーサルIDはやっぱりダメだったか。

世の中的なユニバーサルID構想と言えば、
①MS中心の.net passport
②Sun中心のLiberty alliance
の二つがあって、覇を競っていた訳だ。

マイクロソフト、新たなシングルサインオン技術のデモを公開へ

C|netにこんな記事があった。
(最近、この手のメディアの中ではC|netが情報が早いし、面白い。)

いまいちどう解釈していいか判断がつきかねているのだけど、MSは、.net passportによるユニバーサルID構想の推進を放棄した、ということなのだろうか。

.net passportもLiberty allianceも両方とも同じだけど、構想だけはだいぶ昔からドでかくぶちかましてるけど、笛吹けど誰も踊らずで、結局MSとしては諦めて、アカウント・アグリゲーションのプロダクトを広めていくように方針転換した、ということなのか。

(そもそもSunは会社的にだいじょ・

ちなみに、「ユニバーサルID」でググってみたら、こんな記事も。
ユニバーサルIDというか、今の言葉で言うとアカウント・アグリゲーションですね。4年前からここまで考えていたなんてすごい。僕自身、CAのOBなので、どうしてもアクシブは何となく身内のような気がしてならないのですが、明確に価|格|.|c|o|m的には脅威ですな(CAグループ全体)。


家電量販市場の棲み分け

いつの間にか、さくらやが再生ファンドに買収されていたらしい。
買ったのは東京三菱銀行系のファンドで、わずか数十億で買われるとのこと。

さっき電車の中で日経ビジネスの最新号を見ていて初めて知りました(もしかして、今さら!?)。あ、これ、川上さんの記事だ。

センター街のさくらやがいつの間にかABCマートになってた時は、「ああ、さくらやってもうダメなんだ・・・」と寂しく思ったものです。あれって何年前だろう。

で、この手の家電量販市場のプレーヤを分類すると、以下のようになるのではないか。

①首都圏ターミナル駅立地型カメラ系量販店
ヨドバシ、ビック、さくらや。実質的にプレーヤはこの三社のみ。

②郊外ロードサイド立地型量販店
ヤマダ、コジマ、ケーズのような北関東系と、エディオン、ジョーシンのような関西系。いずれも地方出身。昨今、合従連衡が激しい。

③EC専業店
現金問屋出身。ローコスト・オペレーションで、値段はとにかく安い。

それぞれは、巨大な家電量販市場の中で、現状では何となく棲み分けているように思う。経営学のフレームワークは取り敢えず無視して、感覚的かつ口語的に りゆー を分析すると、以下のようになると思う。

①、②はリアル世界、③はネット世界、という棲み分け。
①と②は、立地による棲み分け。
で、①、②、③のそれぞれの中で、各プレーヤが鎬を削っているのが現状だと思う。

①、②、③それぞれのプレーヤが、どのような成長戦略を描いているかというと、これも感覚的かつ口語的だが、以下のようになると思う。

①は、全国の大きなターミナル駅都市への新規出店(日経ビジネスの記事で川上さんが書かれている通り)。
②は、やはり郊外ロードサイドでの新規出店と、M&Aによる拡大(エディオンの、買収買収また買収♪な動きとか)
③は、まだまだ中小プレーヤが多く寡占化していないので、当面はシェア拡大。EC市場そのものも拡大しているけど。

で、今後だが、
①、②、③それぞれのプレーヤは、お互いに棲み分けている市場を侵食しあうようになっていくのではないか。
①、②はお互いの立地に出店していくことになろうし、ネット世界には既にいろいろと試行錯誤しつつ力を入れている。③も、ぼつぼつ「大手」と言えるプレーヤも出てきたし、それらはメジャー化を目指しているようだ。

ということで、今のところは上記のようなぼんやりとした現状分析と仮説設定のみ。詳細は別途。家電量販市場はまだまだ大きな動きがありそうです。そこでどのような商機を見出すかが僕的な今後の課題です。


「サーチ」を制するものが、次代を制す?

http://www.sem-research.jp/sem/google_2004/20040519154138.html
MSは次期OS「Longhorn」開発において、サーチ(ローカルPC内の情報サーチと、インターネット上の情報のサーチの両方)に力を入れているそうだ。
Googleは、インターネット上の情報のサーチでは超強力プレーヤだが、ローカルPC内の情報のサーチが出来るようなソフトウェア(?)を開発中とのこと。
他方、AmazonはA9なるものを開発しているし、GoogleはFroogleベータ版をリリースし、コマース分野においても、サーチの覇権争いが激化しつつある。

世の中的に「サーチ」が大きなテーマとなりつつあるようだ。

これらの状況の底流を考えると、以下のような感じではないだろうか。

世の中の人々の、商い立ち上げのプロセス、消費行動のプロセス、あるいはそんなに大げさでなくても、「何かする」ときの流れというのは、だいたい以下のようなものだろう。

①課題設定、問題認識。

②仮説を考える(問題の理由、現状どうなってるか、解決策は何か)。

③仮説を立証するために調べる。

(仮説が正しかったら)
④解決策を考える。

⑤解決策を実行する。

⑥結果の検証をする。

①へ戻る。

よく言われる「Plan → Do → See」の類と同じことなのだが、上記は今、テキトーに書きました。ロジカルシンキングの類の本を読めばより適切な言葉で説明してあると思うけど。以下も、ディテールは若干テキトーですが、大筋は合ってると思います。

で、上記各プロセスごとに必要なスキルというか素養というか、は何かというと、

①、②、④
地アタマの良さ。後は、ヒラメキ力とか。天才だったら元々持ってる。凡才であれば、頭良くなれるように、各人の独自の方法論を見出して、頑張るしかない(滝に打たれるとか)。


営業力、マネジメント力、人脈、コミュニケーション能力など。
これは努力でなんとかなるでしょう。これらを身につけるための方法論もけっこう世の中的に確立しているのではないでしょうか。とは言え、好き嫌い、向き不向きはあるので、ダメな方は、この分野が得意な人と組めば良い。


特にたいしたスキルとかは不要。
会計の知識とか、excelの使い方とか、せいぜいその程度のもん。

と、①、②、④、⑤、⑥のプロセスについては、上記のような状況な訳です。
で、③について。

この「調べる」というのも、従来は方法論が確立されていた世界な訳ですが、ここ数年、諸々の外部要因が劇的に変化したので、従来の方法論が通じなくなった。

具体的に変化した外部要因としては、

・情報のボリュームの増大。
物理的に記憶媒体が安くなったからということもあると思うけど、情報量が飛躍的に増えつつある。昔なら記憶媒体を買い足すのがもったいなくて捨てていたような情報も、全て取っておけるようになってきた。

・情報への接続経路の変化。
従来は紙ベースでしか存在せず、従って物理的にしか接続できなかった情報が、どんどんデジタル化されつつある。例えば、もはや個人の写真はほぼ100%デジタル化した。P2Pのメッセージングも然り。ケータイでのコミュニケーションは、音声電話からメールへと移行しつつある(音声電話もデジタル化できるけどw)。

・ネットワークの変化
当たり前だけど、個々人が、ほぼ100%ネットワークに常時接続化した。ブロードバンドの普及、ケータイのパケ代定額化。

・何か他にもありそうだけど、取り敢えずこんな感じで。

ということで、従来の広義の「調べる」という方法論が通用しなくなってきたのが、ここ1,2年の状況ということなのだと思う。


プッシュ型コンテンツ配信媒体として、PCメールに置き換わるべきもの

コンテンツ配信媒体としてのメール(PCのメール)のシェアが低下しているのではないかという仮説が立てられた訳だが、じゃあ今後どうなっていくのか。どうすべきなのか。

価|格|.|comには、お知らせメールというサービスがある。
デジカメを買い換えよう!などという場合において、ある程度候補が絞られてきた段階で、製品ごとにお知らせメールに登録しておくと、価|格|.|com上の最安価格が変動する都度、メールでお知らせしてくれる、というものだ。
(このサービス、現状でも既にかなり使いにくくて、改善するべく動き始めてもいるのだが、その話は取り敢えずおいといて。)

ユーザは、お知らせメールの内容自体は欲しい情報である。

でも、メールで受け取るのはうざい、イヤ。

このサービスを使わない。

この流れは避けたい。
避けるためには、媒体を別のものに置き換えればいいのか。

やり方として考えられるパターン(PCとインターネットを使うことが前提)を、思いつくままに列挙すると、
・インスタント・メッセンジャでポップアップ表示。
・ローカルのRSSリーダの類にて表示。
・何らかのブラウザのアドオンソフトウェアを使って、ブラウザ上で表示。

うーん、何かどれもいまいち。

上記は、「既存のテクロノジのどういうものが使え得るか?」という視点で考えたので、どうしてもいまいちなアイディアしか出てこない。

そこで、テクノロジについては取り敢えず一切考慮せず、「ユーザにとって何が一番使いやすいのか視点」で考え直す。

やはり、一番いいのは脳味噌(脳内に埋め込んだコンピュータ)に直接配信してくれる仕組み。攻殻機動隊かもしくは電波の世界。でも便利。

もう少し現実的に落として、ユーザ視点でみて、最も身近なデバイスで、負担なく気軽に受信できるやり方はないだろうか。

ウェアラブル・コンピュータか? でも、まだ当分は実現しそうもないし。

やはり、「身近なデバイス(かつ、常に身につけているもの)」となると、ケータイしかないのだろうか。

とは言え、ケータイメールも、PCメールと同じ轍を踏んで、プッシュ型コンテンツ配信媒体としての価値は、驚くほど急激に下がっていくことは間違いないのではないか。

PCメール以上にスパムは多いし、いずれケータイ端末を対象にしたウイルスも出てくるだろう。ケータイ同士のP2Pメッセージングは電話・メールが今は中心だが、メールは他のものに置き換わる? 今のところその兆しはないけど。しかしながら、ケータイ版インスタント・メッセンジャには個人的には進化の可能性を感じる。ケータイ版Yahoo! messengerは、PC版と比べると見にくいし、文字を打ちにくいし、使いにくいが、パケ代定額制の普及、インターフェースの改良(打ちやすいケータイのキーボード。小さいけどバリバリ見やすい画面。など。)が進めば、状況は変わるだろう。

さて、どうするか。
何となくぼんやりと解が見えてきたような気がするのだが、まだ人に説明しきれる段階には達していない。また後日。


生サナーギが孵化してきました。

生サナーギ、生まれる寸前て感じです。
あ、うそです。
未だに飼育方法よく調べてません。

いくつかの生サナーギ飼育が上手な方のblogにトラックバックを送ってみるという実験を実施。間違って二回トラックバッキングしてしまったblogもあるのだけど、一度送信してしまうと、送信者側では消せないのね。ごめんなさい。