AWA

東洋経済オンライン :
Appleに先行、日本発「定額」音楽配信の勝算
サイバーエージェント藤田晋社長に聞く

サイバーエージェントとavexのJ/Vのサブスク音楽配信サービスだけど、藤田社長のインタビュが面白かった。

僕もここしばらく現場を離れているので、市場がすっかり読めなくなってしまっているのだが、
昔のサイバーと発想が違うのは、

  • 会員母体やトラフィックを持っているだけでは勝てない。
  • 囲い込みは意味ない。
  • 質で勝負するしかない。

というところ。

当たり前だけど、アイディア一つでどうにかなるフェーズはとっくに終わっている。

弊社がガラケー向けにコンテンツ配信をやっていた00年代前半頃は(今でもやってるけど)、特にガラケーモバイルとスマホはサーチがプア過ぎだったので、同じようなサプライヤがマーケティングさえそこそこしっかりやっていれば、そこそこ儲ける事が出来たけど、とっくにそんな時代ではなくなっている。


(c)AWA

早速Android上で使ってみたんだが、spotifyも使ったこと無いんだけど、意外と面白い。

UIかっちょいい。

コンテンツのサーチ機能がなくてびっくり。
(探せばどこかに窓はあると思うけど)

リコメンデーションとキュレーション(プレイリスト)がキモであるという意味がよく分かった。

 

sogilog : AWAを3週間使った感想と音楽サブスクリプション雑感

こちらの方のセグメンテーションでいうところの「特定ファン」に相当する私は、AWAを介して、未だ接点がなかった曲、アーティストと出会うことが出来たら面白そう。

取り敢えず、上の写真のclean banditはまったく知らなかったけど、気に入ったのでCD発注しました。
物理的なディスクが好き派なので、コンテンツは全てCDメディアで所有したいのです。

そういえば、新規事業立ち上げてに当たって、pandoraのモデルは、かつてかなり研究したことがある。
あの時は、結局、CD交換サービスを立ち上げたんだけど。(しかもすぐに終了したんだけど)

ascii.jp(2007/5/10) : ブレード・コミュニケーションズ、CD・DVD・ゲーム交換コミュニティーサイト“Himalaya”β版を公開

よく考えてみたら、2007年は未だspotifyはサービスインすらしていなかったww
今は売上10億USDらしい。

 

まあとにかく、舶来のappleやspotifyには負けないでほしいです。


埋蔵金探しは本当に難しい。

さて、先日のエントリにて、蕨市のコミュニティバスについて、ざっくりと調べたことをつらつらと述べた。
hoya_t blog(2015/6/18) : 蕨のコミュニティバス

 

ポイントは、コミュニティバスという、蕨市の行政サービスは、

  • メリットを受けている人は少なからずいる。
    高齢者、障がい者など。これらの人たちは、喜んで利用している
  • 大した費用は掛かっていない。
    蕨市の場合は、せいぜい0.4億ほど。一般会計予算226億のわずか0.2%に過ぎない
  • デメリットは、それほどなさそう。迷惑を受けている人はいなさそう。
    タクシー事業者、民間バス事業者を民業圧迫している可能性はあるが、たぶん大したことない。
  • 効用の総量は、定量的に分析されていない。
    メリットを受けている人の、メリットの総量を貨幣単位で出力し(尚且つ、デメリットの総量も)、費用の総量と比べてみれば、もしかしたら無駄かもしれないかも?という議論も出てくる可能性があるが、誰もそこまでは手をつけていない。

ということ。
(上記項目はMECEになっていなくて、重複しているけど、あまり気にしないでくださいw)

 

このような行政サービスは、政治的に、縮小あるいは廃止の方向で手を付けることは、不可能に近い。

かつて、国レベルで、民主党政権時代に、事業仕分けというものが行われた。
あれは、2009年ころ?だったか。
僕は、本業の仕事がすごく忙しかった時期で(まさに本業の会社経営で、一気に市場環境が変化したので、リストラやってた)、リアルタイムにニュースを追っていなかったのだが、国の様々な行政サービスをゼロベースで見直して、コストパフォーマンスが低いものはどんどんカットしてていこう、という趣旨のものだったと思う。結局、あまり大した成果を出さずに尻すぼみになってしまったものと記憶している。

 

あのような、世論の強力な支持を背景として、強大な権限を持っていたはずの、時の政権の事業仕分けチームですら、蕨のコミュニティバスのような行政サービスの縮小を行うことは難しかっただろうと思う。

結局のところ、小さなリストラを積み重ねて、大きな埋蔵金を掘り出そう!という趣旨は正しかったものと思うが、一つ一つの行政サービスは、無駄と言っても大した無駄ではないし、メリットを受けている人がいる以上、なくすのもかわいそうだし・・・みたいな、総論賛成各論反対の雰囲気に流されて、失敗したのだろうと思う。
こうして、大きな政府化が進んでいくわけだ。


蕨のコミュニティバス

さて、昨日2015年6月17日(水)より、蕨市議会2015年6月定例会が始まっております。
初日は単なるセレモニーみたいなものなので(但し、市長演説の中に重要な初出のインフォメーションが含まれる場合もある)、あっさりと30分くらいで終了。

ということで、今回の定例議会で何を一般質問のテーマとして取り上げるか諸々調べ中です。

 

市長・日共がコミュニティバスの1台増設を目指している

蕨市webサイト : 頼高市長3期目のマニフェスト(PDFファイル)

日本共産党籍を持つ共産主義者の頼高英雄市長は、3期目の公約の一つして、
・ぷらっとわらびのルート拡充(4台運行、逆回りなど)(4年以内)
を掲げている。

今までの議会の中で日共議員が主張してきたことでもあるし、他の日共議員が、この度2015年5月の市議選において署名集めを行っていたことでもある。

現在のコミュニティバスに関わる予算(市の出費)は年間4,000万で、1台増設すると+1,500万らしい(後述)。

おそらく、市長は、来年2016年度か、2017年度か2018年度の予算案に、前年比1,500万円増を盛り込んでるものと思われる。

個人的には、小さな政府が好きだし、市長の思惑をそのまま通すのも癪に障るので、何らか反対・批判のロジックが組めないかどうか調べてみた。
この時点では、正直、「反対のための反対」みたいなもんです。
ちなみに、私はこの蕨のコミュニティバス、使い勝手が悪いので、一度も乗ったことがない。

そういえば、私も、市議会議員1期目の選挙の時の政策案として、
・戸田市のコミュニティバスとの共同運行
みたいなことを唱えていたような気もするが、それは取り敢えず棚に上げておきますw

 

蕨のコミュニティバスの現状

2002年にサービスインした。当時、どういう経緯でどのような議論を経て導入が決まったのかは知らない(そこまでは調べてない)。
ブランド名は、ぷらっとわらび。

車輌は3台で、3路線。

基本的にコミュニティバスのモデルは、単体で収支均衡をそもそも想定しておらず、市の一般会計で赤字補填をしている。
2015年度年間予算(赤字補填総額)は、40,784,000円。
7.2万蕨市民の一人当たりで言うと、せいぜい550円とかそのくらい。

1台増車すると、+1,500万かかるらしい(内訳不明だが、人件や車輌リース代など一式だと思う)。
対して、売上(運賃収入)は、800万。

年間乗客数は、
2008年 162,770人
2009年 166,672人
2010年 164,334人
2011年 165,831人
2012年 184,193人
2013年 198,255人

75歳以上の人に無料パスが発行されている。

 

コミュニティバスの歴史的背景

バス、電車、飛行機、船などの公共交通は、本来ならば市場に委ねるべきなのだが、市場がカバーできない場合、あるいは資源の再配分の一環として、行政が赤字補填し続けることを前提に直営でバス経営を行うことがある。
その目的は、過疎地や、街中の道路狭隘地区などの交通空白地域や、病院への通院ルートの確保、高齢者・障がい者などの交通弱者対策など。

このモデルは北欧あたりから始まったものかと勝手に考えていたのだが、どうやら1995年にスタートした武蔵野市のムーバスが初らしい。ここは、1998年には早くもEBITDAベースで(車輌の減価償却を除いて)黒転している。

行政サービスのモデルには、ビジネスモデルのように知的財産権はないので、どこかで成功事例が生まれたら、他の自治体も競うようにパクりまくる。
今では、全国津々浦々にコミュニティバスが走り回っている。

武蔵野市のように黒字化しているところは例外的で、ほとんどの自治体のコミュニティバスが、自治体の財政から赤字補填を受け続けている。

利用者にとっては、市場原理を無視した激安のプライシングなので、当然、「ありがたい」、「バス路線があって良かった」という高評価になりやすい。
運営経費は、市の財政から赤字補填しているわけだが、広く薄く負担しているわけだから、そんなに大した金額ではない。批判の声が高まることはほとんどない。
いったん運営を始めると、財政難などの特別な理由がない限り、途中で辞めることは政治的に難しい。

 

結論

民間のバス事業者、タクシー事業者への民業圧迫という視点などで攻めてみようかと思ったが、正直、ロジック的にかなり無理がある。

金額はわずか4,000万円ほど、1台増車しても5,500万円ほどで、蕨市の一般会計226億の中では、ごくごくわずかに過ぎない。

市民が得られている効用を定量化することは難しいし(というか面倒なのでそこまではやってない)、現状の路線・台数・ダイヤが最適化されたものなのかどうかは分からないが、取り立てて問題視して廃止・縮小・増車の反対を唱えることは、難しい。

高齢者、障がい者などの交通弱者に対する資源の再配分という視点から見れば、しっかり役割を果たしている、とも言える。

ということで、今回取り上げて「反対のための反対」をやることは止めましたw
1台増設の予算案が出てきても、賛成することになると思います。


朝鮮学校保護者補助金を、朝鮮総連が吸い上げている?

産経新聞(2015/6/13) : 朝鮮学校学費補助 保護者の負担軽減にならず 内情把握せぬ自治体の責任も

衝撃的な記事。
全国の多くの自治体(都道府県レベルと市町村レベルと両方)で、朝鮮学校に通う子供の保護者に対して補助金が支払われているのだが、神奈川県においては、朝鮮総連の「教育会」なる組織に吸い上げられていた、とのこと。

「教育会」というのはどういう組織か分からないが、この記事によると、朝鮮総連の一部署の名前のようでもある。
朝鮮総連は、我が国における北朝鮮の出先機関であり、大使館としての機能も持っているので、北朝鮮国籍を持つ在日コリアンに対しては、かなり強力な影響力を持っていることは間違いない。

私は、この朝鮮学校に通う子供の保護者に対する学費補助という制度そのものが、何故出来たのかよく分からないし、そもそも反対なのだが、制度の趣旨に反して、朝鮮総連に吸い上げられ、テロ国家のテロ行為(日本人拉致を含む)、核開発の軍資金として現に使われているのだとしたら、腹立たしいことこの上ない。

「教育会」が、私の想像通り、全国組織である朝鮮総連の一部署であるとしたら、神奈川県のみならず、埼玉県でも同様のことが現に行われている可能性が高い。

 

国、埼玉県の拉致問題に対する方針は、強硬姿勢

国、埼玉県の、北朝鮮による日本人拉致問題解決に向けての方針は、国際社会の協力を得て、北朝鮮に徹底的に圧力を掛け続けようというもの。

埼玉県では、学費補助は、2012年度まで毎年約900万円ほど計上されていたが、執行されずに凍結されている。2013年度からは、この学費補助制度が廃止されている。

MSN産経(2013/2/13) : 「もう我慢できない…」埼玉県、朝鮮学校への補助金計上せず

上田清司 埼玉県知事は、2013年度予算として計上しなかった理由を、

日本人拉致事件が一向に解決に向けて進展せず、核実験やミサイル発射など、もう我慢できないという県民感情もある

と説明している。

 

蕨市の、朝鮮学校に通う子供の保護者への学費補助制度

なんと、最初聞いた時は本当に驚愕したのだが、蕨市に学費補助制度が存在した。
今でも毎年予算計上され、支給され続けている。

長尾たかし 衆議院議員の資料によると、毎年1億8千8百万円の日本人の税金が、北朝鮮に渡っている(可能性が高い)とのことだ。蕨市では1,296,000円とのことだが、これは2013年度(決算ベース)の数字だ。

詳しくは、
2012年度 1,728,000円(決算ベース)
2013年度 1,296,000円(決算ベース)
2014年度 1,392,000円(予算ベース)
2015年度 1,008,000円(予算ベース)

となっていて、年度によって異なるのは、幼稚園、小学校、中学校と、学校ごとに補助額が異なり、年度によって対象人数も増減するから。

こんなクソみたいな補助金は、さっさと廃止しないとならない。
このような明確に国益に反する補助金制度を、邪な理由で廃止できないのだとしたら、本当に恥ずかしいことだと思う。

私が今までこの話題を議会で取り上げなかったのは、大人の事情に拠るものなのだが、この度2015年5月の市議会議員選挙で、私は保谷武 2015年5月市議会議員選挙 政策リーフレット上で
「北朝鮮による日本人拉致問題解決を目指す国・県の方針に協力します。」
と掲げていたので、今後は議会で取り上げ、廃止に向けて活動する責任がある。

ということで、もろもろ調べ中です。

 

参考資料:

hoya_t blog 2014/9/29 : 拉致問題を考える埼玉県民の集いに行ってきました。
hoya_t blog 2014/5/30 : 北朝鮮が日本人拉致問題の全面的再調査受け入れ
hoya_t blog 2014/2/18 : 国連調査委による、北朝鮮の拉致問題に関する最終報告
hoya_t blog 2012/7/11 : 北朝鮮による横田めぐみさん拉致被害現場
hoya_t blog 2012/9/20 : 特定失踪者問題調査会の現地調査(池袋-川口)に参加しました。


市内に空き家が増えている。

蕨市内に空き家が増えた

さて、先日、市議会議員選挙があって、私が地盤とする地域である錦町、北町五丁目をぐるぐるとそれこそドブ板を一枚一枚踏むように歩き回ったわけだが、4年前の選挙の時と比べると、明らかに空き家が増えていて驚く。

蕨市では、2013年4月に空き家条例を作った。
防災上、防犯上の理由から、ボロ空き家を市が強制的に取り壊したりできるようになった。
蕨市webサイト : 蕨市老朽空き家等の安全管理に関する条例について

老朽空き家はこれはこれで問題なのだが、今回の市議選の時に気づいたのは、空き家条例の対象ではない、キレイな空き家が増えている、ということ。
見た目は小綺麗に掃除されていて、庭は草刈りもなされていて、ポストに突っ込まれたチラシもそれほど多くないけど、昼でも雨戸が締まり、生活の匂いがしない空き家は、一目見ただけですぐに判別することができる。

この種のキレイな空き家は、だいたいが、老夫婦がともにお亡くなりになり、相続人である子供世代は独立して既に家やマンションを買って住んでいて、相続したものの、子供の頃に住んでいた家だから思い出があるし、亡くなった両親の家財道具一式が未整理のまま置いてあるし・・・ということで、数ヶ月に一度掃除と換気にやってくるものの、事実上放置している、というパターンが多いのではないかと思う。

 

空き家の問題点

今にも崩れ落ちそうな老朽空き家は、防災面、防犯面で大いに問題があるが、キレイな空き家は、取り立てて大きな問題があるわけでもない。

しかし、資源の有効活用という点から言えば、単純にもったいない。
物件を相続した所有者にとっては、売るなり貸すなりすれば収益を得られる機会を損失している。
自治体にとっては、その空き家に人が住むことによって得られる税収獲得機会を損失している。

 

キレイな空き家対策の定番は、空き家バンク

この種の空き家対策として、全国の自治体がよくやっている定番の政策は空き家バンクというもの。
自治体のwebサイト上に物件情報を掲載して、売買・賃貸のサポートをしている。おおむね、情報のマッチングをするのみで、契約の仲介まではやらないケースが多い。
空き家バンクへの登録に対して大家さんに奨励金を出したり、賃借人に対して移住奨励金を出したりするケースもある。

ググってみたら、全国いろいろな自治体の空き家バンク制度がヒットするが、だいたいが、過疎の地である。

民間の不動産マーケットが有効に機能しているならば、そもそも空き家マッチングを自治体がやるのは民業圧迫とも言えるわけで、敢えて自治体自身がマッチングをやるのは、民間の不動産マーケットが小さいか不完全な地域だからだろうと思う。

ググってヒットした自治体の中で、唯一例外だったのが横須賀市で、
横須賀市webサイト : 谷戸モデル地区 空き家バンク
地図で見たら横須賀駅の近くだし、そもそも横須賀市といったら、我が国有数の軍都であり、通勤圏内の人気の街でもあるし、その横須賀のこんな街中で何で空き家バンクなんてやってんの?と調べたら、

この谷戸地区というのは、リアス式海岸の山に位置するエリアで、古い時期に住宅地として開拓され、階段でしかアクセスできないような古い物件がたくさんあり、高齢化が進み、空き家も増えて地域コミュニティが崩壊しつつあり、物件価格が安いので不動産屋も扱いたがらず・・・ということで、限界集落化していたものらしい。

横須賀の山の中なんて、見晴らし良さそうだし、気持ちよさそうなトレイルも三浦半島はたくさんあるし、移住してみたいわ!という気もするが、けっこう大学生に人気らしい。
地球のココロ : 横須賀で「空き家バンク」の物件を訪ねた
NHK : 大学生に“空き家”貸します
東洋経済 : 横須賀市で限界集落が生まれた理由

まあ、少なくとも、空き家バンク制度は、蕨市のような、不動産マーケットが有効に機能しているような街がやる制度ではないですな。

(続きそうですが、続きません)


蕨市議会だより2015年6月号が発行されています。

掲題の件、市内全ご家庭に既に昨日~一昨日あたりに配布されているようです。

私の2015年3月定例議会における一般質問の内容が掲載されています。
ご覧願えればと存じます。


蕨市議会だより2015年6月号の表紙


保谷武の記事。

ご参考:
hoya_t blog 2015/3/10 : 蕨市議会 2015年3月定例会の一般質問通告しました。


保谷武は2015年5月 蕨市議会議員選挙で当選しました。

多くのご支援者の皆様のおかげです。ありがとうございました。

(公職選挙法上、印刷物などでお礼を言うのはNGですが、ネット上ならOKだそうです。よく分からんルールですねw)

当選してよかったです。

 

さて、以下に感想と今後の方針などをつらつら書きます。

 

選挙戦の感想

選挙って、要するにお祭りなので、楽しんで臨むことが出来ました。
それなりに精神的には疲れましたけど。
肉体的には、一日中歩いたり自転車に乗ったりするくらいなので、この程度では疲れは全くなし。
ストレスで痩せるタイプと太るタイプがありますが、私は食欲が増進して太るタイプです。ココしばらくはトレーニング時間が確保できておらず(5月の月間ラン走行距離はわずか274km)、腹回りが確実に太りましたね。2週間後には富士ヒル(Mt.富士ヒルクライムという自転車レース)なんですけど。

 

同日の市長選がなくなったことで、投票率が大きく下がった。

市長選がなくなったことも、その結果として投票率が下がったことも、残念な限り。
投票率が下がれば、固定票比率が高い組織政党に有利に働く。自民党には不利になる。

 

自民党系・保守系は、8名→9名に伸長

定数18のところ、今までは自民党系・保守系は、8名だった。市長は日共なので、最大会派ながら野党という立ち位置だった。

国政レベルと同様に、地方レベルでも、自民党と公明党は友党関係にあり、案件ベースで協力することが多い。蕨市議会においては議長職は慣例的に1年交代だが、通常は最大会派が独占するはずの議長職を、公明党に渡す時もある。

従来は、
自民党系・保守系8名+公明党3名 = 11名
で過半数という状況で、結果的に、公明党さんにキャスティング・ボートを握られてしまうような状況もあったが、自民党系・保守系が9名に伸長したことで、議会内での存在感は強まるだろう。

ところで、自民党系・保守系の新人3人(内、1人は元職)のうち、現時点では全員が自民党籍を持っているわけではない。基本的に、入党を促して行くわけだが、全員が入るかどうかは未だ分からない。

 

議席を減らしたのは民主党

我が自民党系・保守系が1議席増だったのに対して、1議席減らしたのは民主党。2→1となった。

落選した現職議員は、若く、2期8年間をしっかり務め、地道に地域の活動にも精を出していた方で、立場と考えは違うが、個人的には残念だ。

 

隠れ日共候補の当選を阻むことが出来て嬉しい

無所属で、政策パンフレットの上では「無所属市民派」を名乗っていた山岡候補は、私は直接話したことはないし、選挙期間中に何度か宣伝車の上からすれ違って会釈した程度の面識しかなく、何の恨みもない。どんなお考えの方なのかもよく知らない。この方は、日共党員である共産主義者の頼高英雄市長のバックアップを受けており、「隠れ日共」とみなすことができる。

この候補者が万が一にも当選してしまったら、日共の勢力が、
日共公認4名+隠れ日共1名 = 5名
となってしまうところだった。
当選を阻むことが出来たのは嬉しい限りだ。

票の動きを見ている限り、日共の組織票の票分けは為されなかったようだ。

 

ゲームのルールをようやく把握したw

政治と選挙は別モノ!
選挙には選挙のルールがある。

4年前の私の1期目の選挙の時は、初体験だったし、言われたことを言われた通りにやるだけで精一杯という感じだった。
その後、4年間の間に幾つかの選挙を選対内部でお手伝いして、そして今回、自身の2回目の選挙を戦って、ようやく、ゲームのルールを把握した。今更だけどw

どうすれば当選させられるかとか、トップ当選を作るためにはどうすればいいか、みたいなルールを把握した。
(ルールを把握した、というだけで、現実的に技術的に自分に可能かどうかは別問題。)

ルールを把握したので、今回の選挙戦は、なかなか楽しかったw

私は、大学で政治学をちょっとかじったけど、選挙のゲームのルールは、どこの学者も研究していないし、その手の書物も存在しない。
だからこそ、選挙コンサルとか選挙ゴロみたいな商いが成り立つんだな。

ゲームのルールは、土地柄によっても異なるし(狭い蕨市内でも、それぞれの地域ごとにルールは異なる)、法制度の改正やテクノロジの発達とともに、時間が経つと変わっていく。

ここにはあまり詳しいことは書かないが、大選挙区制における、自民党系・保守系の古いスタイルの選挙戦は、自民党系・保守系内部での陣取り合戦。
だからこそ「怪文書撒くぞ!」みたいな脅しが未だに効果があったりするw
昔は、投票日の前夜には、徹夜で自分たちの地域によそ者が入ってこないように見回りをしたらしいが、今回は僕も本当に、投票日前夜の20時に選挙活動が終わってから、デジカメを持って、スーパーカブに乗って、自分の地盤とする地域を見回りした。

 

4年後に向けての今後の活動

自民党系・保守系としての今後の最大の課題は、4年後の市長選での市長奪回。

今回の市長選は、日本共産党籍を持つ共産主義者の現職頼高英雄市長に、無投票での3選を許してしまった。
蕨自民党そして蕨市議会 自民党系・保守系会派の大敗北だ。
今回の大敗北を徹底的に反省して、4年後に向けて周到な準備をしないとならない。

詳しいことはいつか別途書きます。