蕨市園芸品評会がございました

本日、令和5年(2023年)11月24日(金)、蕨市中央公民館におきまして、蕨市園芸品評会がございました。

 

蕨市内農家による農産物のコンテストです。

対象は、「蕨市内農家による農産物」なので、「市内農家が、市外の田畑で、生産した農産物」も含まれます。

 

 

202311 蕨市園芸品評会

明日の即売会に向けて、品評会出品物だけではなく、販売用の農産物も並べられています。

 

 

202311 蕨市園芸品評会

今年は、葉物が少ないですね。

夏に暑さが続いたため、あまり育たなかった、とのこと。

また、暑さのために、病害虫害も多かったようです。

 

 

202311 蕨市園芸品評会

柿の出品は、ここ数年、増えている印象です。

 

 

202311 蕨市園芸品評会

市長賞、市議会議長賞、県知事賞を受賞した3名の方々と、その生産物。

おめでとうございます。

この白菜は立派ですね。

 

 

 

202311 蕨市園芸品評会

コンテストと式典が終わり、明日の即売会に備えて、値付けをしています。

 

 

関係者の皆様、お疲れ様でした。

 

即売会は、明日、令和5年(2023年)11月25日(土)に行われます。


東日本大震災の被災地:名取市閖上を訪問

令和5年(2023年)11月18日(土)、別エントリで述べたように、日台友好議連にて日台友好サミットin仙台に参加してきたのですが、これと日程を合わせて、閖上を訪問してきました。

東日本大震災の被災地は、数年おきに訪れて、復興・衰退の様子や、街並みの変化を定点観測するようにしています。

 

 

ガキの頃に仙台市富沢という、わずか数キロのところに住んでいたこともあります。

名取川で遊んでいたので、その河口の閖上には親しみがあります。

閖上という地域は、基本的には漁業メインでした。

仙台市中心部まで通勤することも距離・時間的には可能ですが、通勤する人がわざわざ住居を構えるような場所ではなく、「出ていく人はいても、入ってくる人はいない」といった感じの地域です。

震災前は、住宅が密集して立ち並び、後背に水田が位置していました。

住宅街は、ほぼ全域が津波の被害を被り、犠牲者も多数出ています。

 

 

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旧市街の中心に位置する、名取市東日本大震災慰霊碑へ。

公園となっており、中央に慰霊碑が立っています。

この慰霊碑が立つ、海と貞山堀の間の中洲エリアは、震災前は人家が密集した住宅街でした。

 

 

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今は、この中洲状の地域一帯は、居住用の戸建住宅・集合住宅を建設し、住むことは禁止となっているとのことです。

 

このレギュレーションは、市レベルで定めたものです。

 

元々、この地域に土地を持って居住していた方からは、土地は県が買い上げたそうです。

 

今は戸建て住宅・集合住宅は1軒もありません。

 

倉庫、工場、店舗などがポツポツと立ち並んでいます。

どうやら水産加工業の誘致に力を入れているようで、関連業界の倉庫・工場がたくさんありました。

 

今はまだポツポツと建物が建つばかりでかなり広い空き地が広がっているように見えますが、既にけっこう土地は売れているらしい、とのこと。

(このあたりの話は、現地で口頭で被災経験者の方から聞いたものです。ちょっと説明の仕方が曖昧だった上に、裏取りしていないので、情報が間違っている可能性あり)

 

 

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旧 閖上小学校前歩道橋の鉄骨が、震災遺構として公園に保存展示されています。

この歩道橋の上に登って、津波を逃れた方々もいたとのことです。

 

 

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名取川沿いに建つ、名取市震災復興伝承館

水防倉庫としての機能も果たしているようでした。

 

 

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子どもたちが作った、震災前の閖上の模型。

民家の一軒一軒には、「〇△さん」と居住者のお名前の旗がさしてあります。

 

 

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閖上は、1960年 チリ地震津波において、「津波が来るぞ!」と避難したものの、実際には被害がなかったどころか、潮位はまったく変化無しだった、という経験があるそうです。

そのため、閖上のお年寄りたちは、「今回も、津波は来ないだろう」と高をくくって、逃げなかった人が多かったとのこと。

 

 

また、地震直後、防災広報無線が使えなかったことも、被害を大きくしたようです。

私が話を聞いた被災者の方は、

「防災無線は元々壊れていたのかもしれないし、停電によって利用不能になったのかもしれないし、原因は分からない。消防団が津波から逃げるように呼びかけて回ったけど、逃げずに津波に飲み込まれた人が多かった。消防団員も何人もお亡くなりになった」と言っていました。

 

 

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震災後、土地区画整理事業によって新しく街路築造されたエリア。

盛り土されています。

震災後、区画整理事業の完成までには7年間かかったそうです。
(それでも、蕨市の錦町土地区画整理事業と比べれば、驚異的な速いスピードですけどね)

 

元々、このエリアに土地を持って住んでいた人は、減歩されたそうです。

居住禁止となったエリアに土地を持って住んでいた人は、
・このエリアに土地を賃貸して家屋新築するか、
・街を出ていくか、

という選択を迫られたそうです。

 

家のローンを抱えたまま被災し、被災後に更に新築することで、二重ローンを抱えている人もいるし、おまとめローンを組んだ人もいる、とのこと。

財政上の支援はなかった、とのことでした。

 

 

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災害公営住宅。

 

地元の方曰く、高齢者が多いとのことでした。

私が話を聞いた方は、「被災して、家を新たに立てる資力も気力もないお年寄りが、終の棲家としてあそこに引っ越した人が多い」と言っていました。

 

 

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閖上港へ。

これはなんだろう?

google mapにも掲載されていないので、なんだか分からない。
港の監視施設?

 

 

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閖上港にある、「閖上の記憶」。

旧 閖上中学校の被災生徒のご遺族が立ち上げて運営している、伝承館です。

 

 

このエントリで「被災者から聞いた話」と書いた内容は、こちらのガイドの方からお聞きしたものです。

このガイドの女性は、お子さんが当時中学生で(今は社会人とのこと)、被災後、一時的に、名取市が用意した仮設住宅に住んでいたそうです。

仮設住宅は、名取市愛島台という、内陸の新興住宅街に用意されました。

交通の便が悪く、名取駅まで9km、バスで34分かかります。

お子さんの高校への進学を考え、閖上を出て、仙台市内に引っ越す、という決断をしたそうです。

 

 

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こちらは、2011年 東日本大震災とは無関係です。

 

昭和8年(1933年)昭和三陸津波において、津波がここまで遡上してきた、という事実を後世の住人に伝え、注意を促すことを目的とした石碑です。

 

 

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石碑に書かれた銘文。

4本建てられたそうですが、現存するのはこの1本だけです。

 

 

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名取川の堤防の外側斜面に、突き刺さっていました。

 

 

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閖上から、東部復興道路を通って、名取川を渡り、仙台市藤塚地区へ。

 

津波で破壊された墓石。

 

 

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藤塚地区の名取川堤防上に盛り土をして設けられた、避難の丘。

 

海沿いに延々とサイクリングロードが設けられており、気持ちのいいコースとなっています。チャリダーがたくさん走っていました。

 

 

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仙台の市街地に移動して、地下鉄東西線 荒井駅の駅舎内に設けられたせんだい3.11メモリアル交流館を見学しました。

こちらは、パネル・写真展示が中心です。

 

 

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これはとてもいい写真ですね。勇気づけられます。


埼玉県・加須市 国民保護実動訓練がございました

令和5年(2023年)11月17日(金)、加須市内のカインズ大利根店におきまして、埼玉県・加須市の共催による、国民保護実動訓練がございました。

私は、県議会 危機管理・大規模災害対策特別委員会 委員として、見学致しました。

 

商業施設にサリンが撒かれたという想定で、各諸機関が連携する訓練を行いました。

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

開会式。

今から訓練を開始します。
当日は、雨が上がったばかりで、かなり気温が下がりました。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

ここにテロリストによってサリンが散布されたという想定です。

サリンは、1995年3月にオウム真理教による地下鉄サリン事件において用いられた、化学兵器です。

同事件の時と同じように、テロリストがビニル袋に入れたサリンを、傘の先端で付いて散布した、という想定で訓練が開始されました。

 

尚、サリンが実際に用いられたのは、推測レベルの事例を除くと、地下鉄サリン事件が歴史上唯一です。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

サリンによる被害者。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

サリン配布現場から自力で脱出できた人たち。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

まず最初に現場にやってきたのは、加須市を管轄する、埼玉東部消防組合消防局です。

加須市、久喜市、幸手市、白岡市、宮代町、杉戸町が共同で消防を運営するための一部事務組合です。

 

 

この時点では、配布されたモノが何なのか、まだ判明していないので、スタッフが着ているのは、レベルC防護服です。

コロナ禍において、コロナ患者対応をしていたのは、このレベルの防護服ですね。

 

BC兵器に対する、レベルAからレベルCまでの防護服の種別については、こちらのwebページが詳しく解説しています。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

この時点では、消防士のウェアは、通常の消防服 + ガスマスク + 自給式呼吸器です。

化学防護服は着ていません。

検査器を持って、どのような種類のガスなのか、調べています。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

背中には、自給式呼吸器を背負っています。

この時点で、検査器による検査によって、散布されたモノが、極めて毒性が高いサリンであることが判明した、ということになります。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

埼玉東部消防組合消防局の消防士が、レベルA防護服を着込んでいます。

背中に背負った自給式呼吸器ごと包み込むように着る仕組みであるため、一人で着ることは出来ないようで、仲間と助け合いながら着ています。

 

余談ですが、写真手前にある車輪付きの荷物運びワゴンは、コールマンのキャンプ用の民生品ですね。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

除染・治療するための、消防・災害用エアーテントを組み立て始めます。

このテントは、埼玉東部消防組合消防局のものですね。

すごいことに、さいたま東部消防組合は、こんなにたくさん消防・災害エアーテントを持っているのですね。

 

蕨市消防本部は、私が知る限り、1台だけで、2022年に買ったばかりです。

今年 2023年出初式で初登場しました。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

消防・災害用エアーテントが組み上がりました。

空気を入れて膨らませるだけなので、わずか数分で出来上がります。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

埼玉東部消防組合消防局の消防士が、レベルA防護服で、サリン配布現場に入りました。

検査器を手にして、サリンの残留状況を調べています。

 

 

足に、大きく名前を書いたプレートを巻き付けて、名札としています。

これはいいですね。胸に名札を付けても、後ろからは見えないし。

 

 

尚、地下鉄サリン事件後の一連のオウム真理教による、旧 上九一色村の化学兵器プラントの捜査現場では、サリンの有無を確認するために、捜査員が鳥かごに入れたカナリアを棒の先端に取り付けて、おそるおそる建物に入っていくシーンが強烈な印象として残っております。
今は検査器がいろいろ開発されたために、化学兵器検知のためにカナリアを使うことは無いそうです。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

現場に取り残されている被害者を助け出していきます。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

現場から助け出した被害者を、除染・治療するところ。

このスタッフは、埼玉東部消防組合消防局の消防士で、着ているのは、レベルC防護服です。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

すべての被害者の救出後、埼玉県警がレベルA防護服で現場にやってきました。

所轄か本部か?どこの組織かは不明です。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

写真手前の、透明グリーンのビニル袋が、サリンが入っていた袋です。

これを、二重にビニル袋に入れた上で、金属製バケツに入れて、現場から持ち運びます。

 

写真左上の青色のレベルA防護服の方も、埼玉県警です。

Go Proを手にしており、作業シーンを動画で記録し続けていました。

 

 

被害者救出は、消防
捜査は、警察

と役割分担しているわけですね。

 

 

ガスマスクの内側は、呼気で曇っており、すごく見にくそうです。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

陸上自衛隊がやって来て、除染を開始しました。

レベルB防護服でしょうか?

背中に背負っているのは、自給式呼吸器ではなく、除染の薬剤ボンベです。

 

 

埼玉県知事:災害派遣要請を行う。

防衛大臣:要請を受けて、派遣命令を出す。

自衛隊:災害派遣を行う。

 

という手続きを経たことになります。

 

つまり、この陸上自衛隊による除染作業は、災害派遣の一つということになります。
自然災害による出動と、同じ法的枠組みによる活動です。

 

 

大宮駐屯地の、中央特殊武器防護隊でしょうか?

あるいは、普通科でもサリンの除染程度ならば対応可能なのでしょうか?
そうであるならば、同じく大宮駐屯地の第32普通科連隊です。

 

サリンを除染するためのケミカルな薬剤を背負っており、両手に持った噴霧器を動かしながら前進して除染をしていきます。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

サリン配布現場を除染するところ。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

現場から離脱したスタッフを、防護服ごと除染するテント。

このテントから出てきたら、検査器で測定した上で、合格したら防護服を脱ぐことが出来ます。

 

 

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(訓練)

中央の指揮所。

 

ここまで見てきたように、消防、警察、自衛隊と様々な機関が投入されています。更に、DMAT(災害派遣医療チーム)、日本赤十字社なども加わっていました。

 

様々な機関が連携して行動しなくてはならない場合に大変なのは、情報共有、指揮命令の徹底です。

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

情報は、ホワイトボードと、机に置かれた紙で管理されていました。

指揮命令の内容は、口頭で伝達されることになります。

 

 

結局のところ、有事において、複数の組織が係る場合は、情報共有手段・指揮命令手段はアナログなんですね。

一つの組織内であれば、日常的に使い慣れたデジタルツールを用いて情報共有することが出来ますが、複数の組織が係る場合は、不可能です。

 

 

指揮所にアナログな手段で情報が集約され、指揮所からアナログな手段で指揮命令が発せられる、ということは、連絡要員(リエゾンオフィサー)が必要になる、ということになります。

 

 

そう言えば、中央指揮所でトップで仕切っていたのは、どこの組織だったのだろうか?

現場第一臨場者の法則みたいなものがあるのでしたら、消防ですかね?

 

 

20231117 埼玉県・加須市 国民保護実動訓練

(訓練)

この方は、DMATの一員です。
「連絡員 Logistician」という名札を付けています。

中央指揮所と、このDMATチームの持ち場である診療エリアとを往復していました。

病院の医師か看護師かと予想します。

 

 

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(訓練)

テロリストがナイフを持って暴れたので、警察官が制圧して、一連の訓練は終了。

 

 

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見学する私。

 

参加した関係諸機関の皆様の練度の高さに感服致しました。お疲れ様でした。

 

 

蕨市消防本部は、NBC対応は出来ません。

装備を持っていないし、訓練もしていません。
私が知る限り、レベルA防護服も持っていなかったと思います。

NBC災害が発生した場合は、近隣のNBC対応可能な消防本部に応援を求めることになろうかと思います。

 

 

それでは、市独自にNBC対応できるように、装備を充実させ、訓練を行っていくべきだろうか?

そこまで必要なものかどうか、何とも素人には判断がつかず、専門家の意見を聞いてみたいと思います。


令和5年度 蕨市総合防災演習がございました。

令和5年(2023年)11月19日(日)、蕨市立東小学校におきまして、蕨市総合防災演習がございました。

 

朝方はかなりの冷え込みとなりましたが、日が高くなるに連れて、ぽかぽかしてきて、防災服の内側に着込んだフリースを脱ぐほどでした。

 

内容は、基本的には、例年通りでしたね。

 

個人的には、そろそろ外国人コミュニティの参加を求めるべき時期ではないかと思います。

単に言語の違いの問題だけではなく、生活習慣・その他の違いから来る、様々な困難が生じるものと思います。

「様々な困難」って何だろう?

うーん、ちょっと思いつかないんですけど、でも、何かあるはずですよね?

例えば、

炊き出しのアルファ米炊き込みご飯パックに、肉が入っていたら食べられないビーガンがいたらどうするか?とか。

ヒジャブを被った女性が、頭から血を流して倒れていたらどうすればいいんだろう?とか。

 

 

外国人コミュニティが参加することによって、私たち日本人住民にとっても、外国人住民にとっても、災害に対して協力して立ち向かっていこうという心構えが醸成され、備えの足らないところが発見できるのではないかと思います。

 

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(訓練)中学生の自主防災団体による、消火器での消火訓練。

 

 

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(訓練)建物に取り残された人を救出するために、はしご車で消防隊員が突入していきます。

 

 

20231119 蕨市総合防災演習

(訓練)救出した人をトリアージする訓練。

 

 

20231119 蕨市総合防災演習

(訓練)地震で倒れた家具の下敷きになってしまった人を助け出す訓練。

クルマのジャッキで家具を持ち上げます。
木材などを挟み込んで、固定します。
両脇に手を差し入れて、引っ張り出します。

 

2時間以上に渡って下敷きのままになっていた人を救出する際は、クラッシュ症候群に気をつけなくてはいけません。

重しが外れ体内の血液が一気に流れ出す時に、圧迫状態で体内に生じた毒素が、全身を循環してしまう、というものです。

しかし、どうやって注意すればいいのだろうか?

 

 

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(訓練)カセットガス缶による発電発動機を起動する訓練。

紐を引っ張りだしてエンジンをかけます。

 

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(訓練)消防団による放水訓練。

 

 

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自主防災団体の皆様や、蕨市消防本部職員、蕨市消防団員をはじめとするご参加した関係諸機関の皆様、お疲れ様でした。


日台交流サミット in 仙台に参加してきました

県議会では、日台友好議員連盟に所属しております。

議連にて、日台交流サミット in 仙台に参加してきました。

 

日台双方の、地方議員の交流の場となっています。

日台間には、国交が開かれていないため、行政府レベルでの公式チャネルが存在しないため、議員レベル・民間レベルでの交流が重みをもっております。

 

地方議員といえども、このような形で交流を積み重ねることが、我が国の安全保障にとっても重要です。

台湾は、自由、民主政治、法の支配、人権の尊重という、我が国と共通の価値観をもつ「国」です。

1年前のエントリで述べたように、台湾有事への備えは、地方レベルでも必要だと思いますね。

 

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謝長廷 駐日大使のご挨拶。

 

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仙台宣言が決議されました。

 

この決議のポイントは、

・(米国の国内法である)台湾関係法(Taiwan Relations Act)に相当する国内法の制定

・国際機関の枠組みへの台湾の加盟

・TPPへの台湾の加盟

を促進するべく、我が国政府に求める、というものです。

 

 

台湾関係法については、我が国では、言論レベルでは制定を求める意見が上がることはありますが、私の理解では、国会での議論になったことは未だかつて無いはずです。

この国内法を制定するということは、すなわち、台湾有事に対して、我が国が(明確に、ではなく、曖昧に)コミットメントすることを(一方的に)宣言する、ということになります。

 

このイベントの中の小野寺五典 元防衛大臣のスピーチの中で

「台湾有事は、我が国の有事でもある」

という発言がありましたように、気運は少しずつ醸成されつつありますが、まだまだ道のりは長いですね。

 

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議連メンバ等とともに、謝長廷 駐日大使と記念撮影をさせていただきました。

歴史上の人物にお目にかかれてとても光栄に存じます。

 

 

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次回のこの回は、台南市で開かれるとのことで、台南市議会議員が大勢訪れていました。仙台市とは姉妹都市提携をしているそうです。

台南市議会は、今まさに会期中で、しかも予算審議を行っている最中だとのこと(笑)

会計年度が、1月~12月なので、今ころ予算審議を行うわけですね。

台南は、最後に訪れたのは2016年。大地震によるビル倒壊現場を私費視察に行きました。


緑川に沿って歩き、課題や要望を共有するツアー

蕨市内を、塚越から南町にかけて、北から南へ縦断して流れる川、緑川の水害対策について、来年、令和6年(2024年)2月の県議会一般質問で取り上げる予定です。

この度、

令和5年(2023年)11月10日、川に沿って歩きながら、課題や要望、過去の大雨の時の事例などをわいわい話し合おう、というイベントを行いました。

 

参加者は、

流域の地元町会(塚越6丁目、塚越7丁目、塚越5丁目、南町3丁目町会の町会長・防災担当役員など)
蕨市議会の保守系会派:新翔会議員、公明党蕨市議団議員
埼玉県 さいたま県土整備事務所河川部の幹部職員
蕨市 都市整備部 道路公園課の幹部職員

の方々でした。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

参加者皆様には、課題や要望のナマ声が共有できて有意義だった、という感想をいただきました。

私としては、冒頭に述べた来年2月の一般質問のみならず、今後の県議会活動に活かして参る所存です。

蕨市議会においても、それぞれの市議会議員各位におかれましては、議会活動に活かしていただけると幸甚に存じます。

 

 

緑川の概要

長さ4.75km、荒川水系の一級河川。

川の戸籍上は、川口市前川を起点に、蕨市・戸田市・川口市を南下して、菖蒲川に注ぎ込み、その菖蒲川はやがて荒川に合流する、という流れとなっています。

江戸時代~昭和初期に、六ヶ村用水という名の灌漑用水として人工的に作られました。

 

 

ここで、便宜上、「川の戸籍」と書きましたが、役所の管理上の川の流れと、実際の川の水の流れは異なります。

以下に見るように、「緑川の起点」と言っても、実際にそこで水が湧き出ているわけではなく、さらに上流に水の流れは続いておりました。
また、「戸籍上の緑川」の途中で、水の流れは分断されている箇所もありました。

 

 

緑川の管理者

埼玉県です。

埼玉県 県土整備部には、12の県土整備事務所という、出先機関があり、それぞれの県内地域に所在しています。

さいたま県土整備事務所が、蕨市・さいたま市・川口市・戸田市を管轄しています。

但し、さいたま市は政令指定都市なので、道路は市が管理しています。市内河川のみ、さいたま県土の整備事務所が管理しています。

 

 

緑川の管理者が、埼玉県 さいたま県土整備事務所であることは分かったけど、それでは、市道と河川の境目のフェンス等は、どちらが管理しているのか?

この点が、よく分からないんですよねー。

質問してみても「それは協議の上で・・・」みたいな感じで、明確な回答が返ってこない感じでした。

 

 

緑川の拡幅計画の進捗

氾濫対策として、下流域を拡幅するための事業計画が、昭和の時代に決定しています。

しかしながら、昭和40年代に戸田市において反対運動が起こり、事業休止しています。
(あくまでも休止であって、撤回・廃止ではありません)

近年、平成後期になって、戸田市においても住民の考えが変わり、再開を要望する声が高まっています。
今の時点では、「休止」の状態が続いています。

 

ざっくりした流れは、以上のようになります。

この当たりは、別途詳しく調べたいと思います。

昭和40年代なんて、まだ紙媒体の時代だったので、ネットでサーチ出来ないので、調べるのが大変なんですよ。

 

 

緑川全図

緑川説明図1

本稿の地図データは、全て、

Geoshapeリポジトリ – 地理形状データ共有サイト | ROIS-DS人文学オープンデータ共同利用センター (CODH)

より。オープンデータです。

 

 

益子病院 南東角の中田橋からスタート

益子病院(川口市)の南東角に位置する、中田橋が、蕨市と川口市の市境となっています。

川口市から流れてきた緑川は、ここで、蕨市に入りました。

今回のツアーは、ここからスタート致します。

 

 

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中田橋の南側より、中田橋を望む。
写真奥(橋の先の方)が川口市であり、緑川の上流部です。

橋の下は、自然な水の流れとはなっておらず、金属製パイプを介して水が流れてきています。

標高が、下流部(写真手前側)の方が高いために、このような仕組みになっています。

ある程度の量の河川水が溜まったところで、間欠泉のようにぶしゅっと水が吹き出すように流れてきます。

中田橋の上流部は、遊歩道のように整備されており、水質もきれいですが、中田橋の下をくぐって出てきた水は、茶色く淀んで汚らしくなっています。

中田橋の左右にも、緑川に流入してくる別の水の流れがあり、雑排水が流れ込んでいるようです。

 

 

産業道路(県道35号 川口上尾線)を斜めに横切ってくぐる

「下をくぐる」というのは、要するに、橋ということなんですけど、通行するクルマの方は、橋であることに気が付かないかもしれません。

道路は舗装の継ぎ目すらありません。

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ところが、よく見ると、舗装に斜めにヒビが入っています。

このヒビが、橋と、道路の根本との、継ぎ目です。

地元町会長曰く、よくヒビが入るとのこと。

 

 

尚、産業道路は県道なので、緑川と同じく、埼玉県 さいたま県土整備事務所が管理しています。

県土整備事務所の中は、ざっくり道路系と河川系の部署に分かれているのです。

それでは、緑川と産業道路が交差する、この橋の部分は、道路系と河川系のどちらが管理しているのかな?

それは、道路系部署です。
橋は、河川ではなく、道路の所属です。

 

 

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大雨のときに、道路上に水が溜まりやすい箇所があり、道路から緑川に向かって雨水を排水できる小さな排水口が設置されています。

地元町会長が、直接、さいたま県土整備事務所に要望して、付けてもらったとのこと。

逆に、緑川の水量がいっぱいになった時には、道路側に水が流れてこないように、逆止弁が付いているとのこと。

 

 

塚越地区の水害の被害状況

産業道路を渡って、塚越6丁目町会会館の脇へ。

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このように、緑川に対して流れ込む土管が幾つも設けられています。直径20cmくらいから、5cmくらいまで、太さはまちまちです。

上の写真のように、しばらく水が流れが途絶えているのか、雑草が生えて詰まっているようなパイプもあります。

おそらく雑排水が流れ込むパイプなのだろうが、それぞれがどこからどのように流れているのかは、県土整備事務所でもいちいち全ては把握していないようでした。

 

 

この塚越地区では、大雨の時に、川の天端ギリギリまで水面が上がってくることは、しばしばあるとのこと。

溢れて越水することもたまにある、と。

しかしながら、元々それほど太い川ではないために、越水したところで大した水量ではなく、道路の表面が冠水する程度で、家屋に被害を及ぼすほどではないとのことです。

 

 

腐食した鋼矢板の改修工事

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ただ今、改修工事が行われています。

緑色のパイプで、水の流れをバイパスさせています。
この区間を乾燥させてから工事を行う、という仕組みのようです。

 

 

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こちらが、改修工事前の状態。

緑川の横面は、波打った鉄板が、川の表面から道路に対して潜り込むようにして設置されています。
これが、鋼矢板。

この鋼矢板が腐食してきており、これを改修する工事を行っています。

これが壊れてしまったら、上部の道路にも影響が及びかねません。

 

 

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こちらが、改修工事後の状態。

コンクリで補強されています。
その分、川が狭くなってしまっています。

 

 

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緑色パイプによって水の流れをパイパスさせ、ドライ化している区間。

川底に捨てられていた自転車でしょうか。
あり得ないくらいぐにぐににねじ曲がっています。

 

 

川を囲むフェンス問題

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塚越地区の緑川のほとんどの区間が、このような緑色のフェンスで覆われています。

目が詰まっている網なので、子どもの目線の高さでは、角度によってはフェンスの先が見通しづらくなっています。

(例えば、この写真では、川の左側はフェンスの向こう側は透けてよく見えますが、川の右側はよく見えません。)

緑川に面して小学校、中学校、高校もあり、通学路となっているために、たいそう危険です。

 

 

そもそも、フェンスを取り払って、蓋をして、暗渠化すればいいのでは?

→ここは川なので、川はオープンが原則だ、とのことです。
世の中にある多くの暗渠は、川ではなく下水です。
下水ならば暗渠化することも可能ですが、川である以上、オープンであるべきだ、というのが河川管理者の発想です。

なるほど、そういうものなのか。

 

 

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川の左右両岸に沿って、それぞれ一方通行の道路が走っています。
川に橋が掛けられている箇所。

このような箇所は、交通安全上、見通しが悪い緑色フェンスだと危険です。

上記写真においては、交差点付近のみ、目の荒い、白色フェンスに付け替えられています。

 

 

過去に、市と県との話し合いの中で、このような付け替え工事が行われたようどえす。

 

確かに、目が荒い分だけ、見通しが良くなりますので、道路交通の上では安全ですね。

しかしながら、目が荒いが故に、子どもが登ったりしやすいために、子どもの安全という観点では、別の危険があるとのことです。

 

 

拡幅工事の予定地

塚越5丁目へ。

この辺りから、休止中の緑川拡幅工事のための買収済みの用地が現れてきます。

今現在、事業休止中のため、県としては、積極的な用地買収は一切行っていません。

地主から、買い取ってほしい旨の交渉要望があれば、交渉を行い、買い取る場合もある、とのことです。現実的には、金額面で折り合いがつかずに合意に至らないこともあるようです。

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写真の左手奥の木々の敷地が、丁張稲荷公園。

緑色の雑草防止シートをかけ、黒フェンスで覆われた区画が、買収済みの敷地です。

雑草防止シートをかけているといえども、夏には隙間からかなりの量の雑草が生えてきてしまうとのことで、この11月という季節にも、枯れた雑草の姿が残っています。

さいたま県土整備事務所としては、今後、雑草防止のために、浸透性舗装工事を行っていく、とのことでした。

 

 

このような買収済み敷地については、上記写真のように空き地となっているところもあれば、市に貸し出した上で、ちびっこ広場として供されているものもあります。

(蕨市におけるちびっこ広場とは、都市公園法上の公園ではないものの、事実上、公園と同じように提供されているものです)

 

 

事業休止している以上、空き地にしておくのはもったいないし、事業再開まで(いつになるか分からないが)の間、ちびっこ広場にするなり、コインパーキングにして小銭を稼ぐなりしておけばいいのでは?という気もしますが、

県としては、積極的に何かに利用する考えはないようです。

ちびっこ広場にするにしろ、コインパーキングにするにしろ、隣接・近隣の民家の住民の理解が得られることが大前提かな、とも思います。

 

 

塚越5丁目町会では、年に2回、自主的に掃除している

本来であれば、管理者は県であって、県が適切に浚渫するのがスジではあるのですが、地元の方々が、自主的にきれいにしているとのことでした。

次は、12月のゴミゼロの時にやる予定とのこと。

12月の寒い時期に、川に入って掃除するのは大変なことと思いますが、夏は夏で臭気があるのでもっと大変だ、とのことでした。

 

 

水面に生える菖蒲

JR京浜東北線・高崎線をくぐって、南町3丁目へ。

川は、線路をくぐり抜けていきますが、人は、大回りして跨線橋を渡って行くことになります。

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蕨一中の東南側。

ここまでくると、川幅はかなり広くなります。

川底はコンクリではなく、土です。
蕨一中の校庭の砂が、多少は流れ込んでしまっているようです。

 

この辺りも、川の天端ぎりぎりまで水がいっぱいになることは、しばしばあるようです。

川の天端よりも、周辺の民地の方がかなり標高が低くなっており、越水して道路冠水することもあるようです。
民家の被害状況については正確には分かりませんでしたが、この緑川沿いはそれほど大きな被害は過去には生じていないようです。

 

 

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埼玉県道110号 川口蕨線にかかる三和橋を越えて、更に下流へ。

この区間には、菖蒲が大量に繁茂しています。
南町3丁目町会の長老が、2,30年前に、水質改善のために植えたものが繁殖した、とのこと。ある程度の効果は上がったとのことです。

今は11月なので、それほどもしゃもしゃ生えている、という感じではありませんが、夏には、かなり大量に繁茂して、水の流れを阻害するほどになってしまっており、菖蒲を撤去してほしい、という要望の声も近隣から上がっていました。

市から県に要望し、県土整備事務所では、今年度中に、菖蒲ごと川底を浚渫する工事を行う予定です。

 

 

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南町桜並木の暗渠からの流れが、緑川に合流する地点。

桜並木の暗渠は、河川ではなく下水道であり、蕨市が管理しています。
こちらはしばしば氾濫するようです。
この地域の下水道は合流式なので、ひとたび溢れると、かなり汚い水が道路や民地に流れ出てしまいます。
昔は、トイレットペーパーがプカプカ流れている姿を見た、といったこともあったようです。

 

合流式下水道では、雨水と汚水(お風呂、台所、トイレから流れ出てくる水)が混ざり合って一緒に処理されています。

大雨のときには、下水処理設備の処理能力を超えると、処理せずにそのまま川に放出される仕組みです。

最近は、全くそのままという訳ではなく、大きなゴミは取り除く程度の、簡易なろ過は行われているようですので、「トイレットペーパーがプカプカ」ということは今日においては無いのではないでしょうか。

 

 

これにて、緑川を歩くツアーは終わり。

お疲れ様でした。

 

 

緑川拡幅工事再開に向けて、蕨市民の声

今日においても、川の天端ギリギリまで水量が上がることは多く、越水して道路・民地が冠水することもしばしばあります。

近年の気候変動による大雨の増加を考えると、拡幅工事を進めてほしい、というのが、ほぼすべての方の意見であります。
少なくとも、近隣町会の役員レベルの方々は、概ねそのように考えています。

しかしながら、個別に一軒一軒の家を訪ねて意見を聞いてみたわけではありませんが、拡幅工事の用地買収の対象地に家を建てて住んでいる人の中には、反対する方もいるでしょう。

古い家ばかりではなく、ここ10年以内くらいに建ったと思われる、新しい物件もありました。

 

 

下流の戸田市

別の日に、緑川下流の戸田市を一人で歩きました。

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戸田市喜沢2丁目。

堤防補強工事が行われていました。

 

 

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拡幅工事のために買収済みの敷地。

 

 

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同じ土地を別の角度から。

川のフェンスに物干し竿のスタンドをくくりつけている、のどかな風景。

 

 

上流の川口市

このたびのツアー出発地である中田橋の上流を、一人で歩きました。

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ちょっとした遊歩道のようになっており、ちょうど草刈り作業中でした。

この辺りは、水質はきれいです。

 

 

緑川説明図3

更に上流へ。

緑川と堅川が十文字に交差する地点。

 

川がクロスする、という状態は、素人には分かりにくいものです。
川っていうのは、下流に流れていくに従って、幾つもの川が合流して、流れが太くなっていくものなのではないの?

 

昔は、緑川と堅川は伏せ越し、つまり、一方の川が他方の川をくぐり抜ける仕組みになっていました。

今は改修され、流れが混ざり合っています。

水の流れは、上図のようになっています。

 

 

緑川の上流から流れてきた水は、全て竪川に流れ込んでいます。
つまり、緑川の流れは、緑川浄化施設を境に、完全に分断されています。

緑川は、戸籍上は、緑川浄化施設の上部と下部では一つのものなのですが、水の流れはまったく別モノです。

 

 

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緑川浄化施設

上流から撮影したものですが、水の流れは、手前に向かって、つまり上流に向かって流れ、堅川に合流しています。

川の水が、下流から上流に向かって流れているなんて、なんとも不思議な感じがします。

 

 

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写真右側が、堅川の上流部。
写真奥が、緑川の下流部。その先が緑川浄化施設です。上述のように、水は手前に向かって(上流に向かって)流れてきています。

 

 

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緑川浄化施設の排出部。

水はここから左右に分かれ(いや、上下に分かれ、と言うべきか)、それぞれ、上流と下流に向かって流れていきます。

そもそも、この浄化施設の水は、元はどこから取水したのか?
水の流れがよく分からず。

 

 

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写真奥が、堅川の上流部。
写真右側が、緑川の上流部。

 

 

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堅前橋ポンプ場

これは埼玉県ではなく、川口市の施設ですが、どのような役割を果たしているのか、よく分からず。

別途調べてみます。

 

 

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堅前橋ポンプ場と、竪川。
川の流れは、写真では、右から左へ。

竪川の横面に、ポンプ場の取水口が見えますが、水面が取水口よりも下にあります。
この水量では取水できませんね。

 

 

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竪川下流部。

ここも汚いですね。

 

 

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緑川を更に上流へ。

イオンモール川口前川の西側辺り。

 

川表はコンクリで固められていますが、隙間から雑草が生え、川面にはゴミが流れています。

 

 

緑川説明図2

上記地図の、青色が交差する地点が、緑川の戸籍上の起点です。

 

 

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ここが起点。

住宅街です。

 

 

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緑川は再び細くなっていますが、水量は豊かです。

 

 

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緑川起点から、西側の水の流れ。

 

緑川の起点と行っても、泉があって水が湧き出ているわけではありません。

起点の上流は三方に分かれ、別の川に繋がっています。

これもまた、昔の六ヶ村用水の一つなのでしょうか。

 

 

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緑川起点から、北側の水の流れ。


消防特別点検がございました

20231112 埼玉県消防協会蕨戸田地区 消防特別点検

令和5年(2023年)11月12日、蕨市立中央小学校校庭におきました、埼玉県消防協会 蕨戸田支部 消防特別点検がございました。

 

蕨市、戸田市の消防団の観閲式のようなイベントです。

 

昨年は日差しが強く暑かった上に、風邪が強くて砂塵が舞い、全身が砂まみれになってしまいました。今年は、異常なほどの冷え込みで、コートを着てもなおがたがた震えている人もいるほどでした。

 

蕨市、戸田市の住民が、安心・安全な暮らしを送ることができるのは、消防団員、消防職員の皆様の、日頃の厳しい訓練、いざ火災・災害時の全力を尽くしての活動のおかげであります。

感謝申し上げるとともに、皆様の健康と活動中のご無事をお祈り申し上げます。