先日、令和元年(2019年)8月18日(日)、中央小学校において、蕨市総合防災演習が行われました。
毎年恒例のイベントで、8月中旬の日曜日の酷暑の下、市内学校の校庭を持ち回りで行われています。
訓練の参加主体は、
・行政当局すなわち、市役所、消防
・消防団
・市内各地域の町会、自主防災団体
・中学生防災ボランティア団体、交通安全協会などの市内ボランティア団体
・市内の水道工事業者、電気事業者、ガス事業者などインフラ関係企業
・陸上自衛隊
・埼玉県警
などで、災害発生時に関係がある、全ての団体に参加を求めて行う、総花的なものです。
市議会・議員は、訓練の参加主体ではありません。
行政のチェック・政策提案が仕事ですので、毎年、出席して見学をしています。
蕨駅での避難訓練・三角巾の使い方講習
ところで、今まで全く知らなかったのですが、総合防災演習の一環として、同時刻に蕨駅においても、JR東日本が主体となって、乗降客の避難訓練などが行われていたのです。
今回は、私は、メイン会場である中央小学校を早々に抜けて、蕨駅での避難訓練・三角巾使い方講習を見学致しました。
駅スタッフが、訓練参加者に説明をしているところ。
駅を利用している乗降客が、たまたま蕨駅において地震に出くわした、という想定です。
これらの方々は、災害の被害が大きく、このまま電車の運行が止まったまま再開できない場合は、帰宅困難者となります。
三角巾の使い方講習。
講師は、公明党所属の蕨市議会議員であり、防災士の資格を持つ、大石幸一さんです。
腕を骨折した場合の固定方法、手足から出血がある場合の圧迫止血方法などを講習しました。
JRのスタッフの、災害に向けての意識の高さに感銘を受けました。
私は、本業はネット業界ですが、この業界はベストエフォート型というのが当たり前になっており、「費用対効果を極大化するように、競合に先行されないように、多少の漏れ・取りこぼしやミスがあっても構わないので、とにかくスピード重視でやる」という感覚が私にも染み付いております。
JRの、インフラ事業者としての、言動の端々から感じる「漏れやミスが1件でもないように、完璧を期す」という姿勢には、とても安心を感じました。
メイン会場に戻ると、消防団による放水訓練をやるところでした。
炎天下、関係者の皆様、お疲れ様でした。