2016年度 新生会予算要望

本日2015年10月29日、、私が所属している、蕨市議会の保守系会派:新生会が、市長宛てに2016年度予算要望書を出しました。

予算年度は、4月~翌年3月で、前年度秋のちょうど今の時期に予算編成が行われます。
予算案は、予算編成権を持つ市長が(行政が)作り、前年度3月議会に提出し、これを議会が審議して(場合によっては修正して)可決することとなります。

予算要望は、予算編成中の今の時期に、議会における各会派が、市長に対して一方的に投げかけるものです。
予算編成権は、市長の専権事項です。従って、議会各会派の要望を受けて、市長はその各項目に対していちいち返事をする必要はありませんし、要望を受け入れるか拒否するかは市長自身が判断することです。

 

 

錦町地域要望

保守系会派:新生会の要望は、多岐に渡るので、以下では、私が住んでいる錦町の地域要望に絞って解説します。

各議員は、市全体の利益を極大化するべく活動しつつ、他方で、(特に保守系の議員は)それぞれが所在する地域の利益代表としての側面も持っています。
地域の利益代表である以上、「自分の支持者の利益の極大化」だけではなく、「自分を支持してくれていない人も含めた、地域全ての利益の極大化」を心掛けております。

 

hoya_t blog 2015/10/9 : 予算要望をまとめ中

昨年度までの錦町地域要望については、10月9日付けの↑記事で解説した通りですので、以下に、削除・追加点を述べます。

 

  • 錦町スポーツ広場東辺の樹木付近の防犯対策 →削除

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写真の道路の右側が、錦町スポーツ広場です。 もこもこした防砂林が等間隔に並んでいます。それぞれの木の間は、ちょうど人が一人隠れられるくらいの隙間があります。従来、夜は真っ暗になるため、変質者が木の間に隠れていて襲いかかってきたりしたら危険なので、なんとかして欲しいという要望を投げかけておりました。 ここに、新たにLED防犯灯が設置されました。 実現したので、この項目は削除しました。    

              • 西小前 県道蕨朝霞線交差点の交通安全対策 →削除

 

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写真の奥が西小正門です。正門の東側から撮影しています。
この旧中山道(県道蕨朝霞線)は、見通しが悪く、歩道が狭く、けっこう危険です。
押しボタン式の信号があるのですが、歩行者のためのものなので、この交差点に東側から(写真の手前側から)進入するクルマは、そろそろとクルマの頭を出して注意深く進むしかありませんでした。

従来は、信号のある交差点にカーブミラーを設置すると、ミラーに写った信号がどちらに対し他のものなのかとっさに見分けがつかずに危険だという説明を聞いたことがあるような気もするのですが、いつの間にか、右手奥の交差点角(郵便局の角)に、新たにカーブミラーが設置されていました。
実現したので、この項目は削除しました。

 

  • フタが設置されていない旧来型小径U字溝への、フタの設置促進 →追加

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新型U字溝に敷設替えされたところは、市の負担でフタが100%設置されていますが、旧来型U字溝の箇所は、土地所有者の負担でフタを設置するルールになっています。
上記写真のように、家が建っている敷地であれば、だいたい、そこの家主は、接道しているU字溝全てにフタを設置するのですが、
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空き地や駐車場だったり、

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大きな施設の横面・裏面だったりすると、入り口付近以外はU字溝を設置していないケースが多くあります。
過去には錦町スポーツ広場付近において、厳冬期に泥酔者がU字溝に落ち込んで死亡した事故も発生しており、フタがないU字溝は大変危険です。
フタの設置促進を求めます。

 

  • 県道蕨朝霞線の新たに開通する箇所の交通安全対策 →追加

 

                    →県道が移動することに伴い、特に交差点などの交通安全対策をしっかりやってほしいと思います。

  • 富士見球場周辺の環境整備 →追加

 

                   スコアボードの改修については、かねてより要望を出していて、これは実現しました。 これとは別に、地元の方からのリクエストです。 ↓下の2つの写真のように、敷地内に余った工事資材(?)が放置されています。 これを撤去して欲しい。 

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↓下の2つの写真のように、敷地内に、仮設パイプやガードレールで囲まれた、空白地帯があります。おそらく、区画整理の過程で、余った敷地かと思います。
これらが、適切に草刈りなどの処理がなされず、放置されており、時々粗大ごみや生活ゴミが投げ込まてしまっています。
植樹したり花壇を設けたり出来ればベストですが、そうでなくとも、適当な処置をして欲しい。
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 富士見球場から、道路を挟んで西に位置する、郷南公園は、地下に雨水調整池が設けられています。調整池から水路に流す排水口の部分が、↓下の写真のように、架設工事フェンスで囲まれたまま、工事が終わっているのか、途中なのかよく分からない状態で何年も放置されています。
子供が入り込んでしまうと危険でもありますので、適切な状態にしっかり直して欲しいと思います。

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 ↓下の写真のように、一部の水路(これが上戸田川か?)がフタがなく、子供が自由に入り込めるようになっており、危険です。

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  • 2中裏門前横断歩道付近への防犯灯設置(防犯対策) →追加

真っ暗なので、防犯灯をつけていただきたいです。

  • 2中西側 区画整理によって新たに街路築造された区画への防犯灯設置(防犯対策) →追加
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錦町区画整理事業は、昨年、今年と二中の西側の区画に差し掛かっています。新しい道路が敷かれ、新しい家を建てる槌音が響き渡っています。
いずれ防犯灯などの都市インフラが整備されることになるのでしょうが、どうしても時間差があり、早急に、今すぐに設置して欲しいという要望です。

 

  • 区画整理によって新たに街路築造された区画の道路への交通標識の早急なる設置→追加
同じ理由で、新しく造られた区画への道路標識の設置は、警察などの関係諸機関との連携が必要で、市役所単独で決められるものでもないので、どうしても時間差が発生してしまいます。
オフィシャルな交通標識が出来るまでの、市レベルで設置する仮のものでもいいので、標識類をしっかり整備して欲しいです。

 

  • 春日公園イチョウの木の強剪定 →追加
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イチョウの大木が植わっていて、風情があっていいのですが、銀杏害がひどいので、強剪定をしてほしいです。

強剪定というのは、枝葉レベルではなく、幹以外全てを切り落とすレベルの剪定のことをいいます。

#wordpressのタグがズレる。何とかならないものか(´・ω・`)


秋のお祭りがございました。

この週末、2015年10月10-11日(土日)、地元郷町会の秋のお祭りがございました。

私は、とだわらび安全協会第6支部の一員として、お神輿の周りの交通整理を担当致しました。

関係者の皆様、お疲れ様でした。

御霊入れ

和楽備神社の宮司による、御霊入れ。

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今年は、2年毎の和楽備神社への渡御の年でした。 境内で休憩中。 こういう待ち時間が長いのが、かえって疲れるんだよな~。

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町内をワッショイワッショイ。


予算要望をまとめ中

市の年間予算を作るスケジュールは、ざっくり以下のようになっています。

N年度の年間予算スケジュール

N-1年 秋 各議会会派が予算要望提出、行政内部では予算要求→折衝→予算案作成
N年 3月 定例議会で予算審議→可決(あるいは修正して可決)
N年 4月 予算年度スタート

 

ということで、今この時期は、来年4月からの予算の要望を、市議会の各会派ではまとめているところです。

予算編成権を持つ(原案を作ることが出来る)のは、議会ではなく、市長です。
「予算要望」というのは、市長に(行政当局に)提出するだけのものですので、それをどの程度取り入れるかは、市長の考え次第です。
私が所属している保守系会派:新生会は、定数18人の議会中、9人を占める最大会派であるものの、日本共産党籍を持つ現市長とは対立する、野党の立場ですので、基本的には、要望が取り入れられることはほとんどありません。
毎年この時期に提出する「予算要望書」も、ほとんど実現しないがゆえに、毎年ほとんど同じような内容のものとなってしまっています。

 

 

特に、錦町の地元ネタについて、ご意見やご要望があったら、ご連絡ください。

参考:
2年前にまとめた資料

(2年前は気合いを入れて、ビジュアルプレゼン資料を作ったのですが、市長側に出すときは最終的には1ページ分が1行にまとめられてしまうので、めんどうになって去年はこの資料作りませんでした。)
2015年度の錦町 予算要望は、以下を削除・追加して提出してあります。
【削除】
・富士見公園野球場の改修
→2014年度予算が取られている。・錦町スポーツ広場 北東角の交差点の交通安全対策
→実現済み。

【追加】
・松原会館の耐震対策・バリアフリー化・老朽化対策(あるいは建替)
・休業した日帰り温泉施設に対する、さわやか環境条例の実施徹底


TPPに対する蕨市内農業関係者の考え

さて、ココしばらく、会社の決算処理でバタバタしておりましたが、一通り落ち着きました(8月決算なのです)。11期終了であります。

 

先日、TPPが大筋合意したということですが、一消費者としては、様々な食品の関税がなくなって値段が安くなるのは、単純に嬉しいことです。

 

農業関係者は、業界全体としては、基本的にはTPP反対のようです。

4年前、蕨市議会2011年12月定例会において、TPP反対の立場の請願が出されたことがあり、市内の農家何軒かに、TPPについてどう思うか?ヒアリングして回ったことがあります。

蕨市議会 : 議請第6号 日本農業と地域経済、くらしと雇用をこわすTPP(環太平洋連携協定)に参加しないことを求める意見書の提出を求める請願 (2011/12/16 不採択として議決)

特に反対という意見はありませんでした。
逆に、積極的に賛成という意見もありませんでした。
率直に言うと、どっちでもいい、というか、ウチには直接はあまり関係ないかな、という感じでした。

まあ、確かに蕨農業には、直接はあまり関係ないと思います。
首都圏郊外ベッドタウンである蕨市内の農家は、高齢化も進み、息子・娘の代は普通の専業サラリーパーソンになっていて、後継者がいないところがほとんどです。昔は田んぼ・畑だった土地でうまくマンション等不動産賃貸経営をして成功していて、農業収益より不動産収益の方が多い、という家がほとんどだと思います。

 

日本国内全体でみると、短期的には、海外から安い農産品が入ってくるために壊滅的な打撃を受ける農家はあるかもしれませんが、どの産業でも同じですが、競争に晒されて、経営努力を重ねることで、産業は強くなっていくのです。
自由競争は苦しいものですが、結果として自分も相手も周りもハッピーになる、全体最適が実現される唯一の方法です。

日本の米もみかんも和牛も佐藤錦もとても美味しいし、海外から安く入ってくるインディカ米やオージー・ビーフやアメリカンチェリーより何倍か高かったとしても、売れなくなることはないでしょう。誰もが安い商品を求めているわけではなく、高くても美味しいものを食べたい、という人はいくらでもいます。海外でも十分に競争力があると思います。

そんなわけで、日本の農業の将来については、個人的にはかなり楽観的に考えています。