片品村の武尊Skyrun

本日、令和3年(2021年)6月27日、蕨市が相互防災協定を締結している、友好都市である群馬県片品村で開催された、武尊スカイランに参加し、片品村の方々と友好を深めて参りました。

片品村と蕨市とは、それぞれの地で自然災害が発生した時に、お互いに助け合うという関係です。

https://hotaka-skyrun.com/

私が出走したのは、extremeの部で、23km、1,500mD+というスーパースプリントでした。

 

この種のイベントは、観光振興を一つの目的としているので、昨夜は片品温泉の宿に前泊予約を入れており、とても楽しみにしていたのですが、急遽、地元で夕方に用事が入ってしまい、泣く泣く宿予約をキャンセルしました。前日夜遅くに現地入りし、道の駅尾瀬かたしなに車中泊しました。

この道の駅、すごく快適です。できたばかりなので綺麗だし。トイレはもちろんウォシュレットだし、湧き水が飲めるし。

 

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彩湖 流入堤の復旧工事が完了しています。

昨年の台風15号の被災地千葉と、台風19号で被害を受けた彩湖流入堤のその後

彩湖 流入堤の復旧工事が始まっています。

これらのエントリで記述した、彩湖(荒川貯水池)の流入堤の復旧工事ですが、先月、令和3年(2021年)5月に完了しております。

湖周回コースの北側一部が閉鎖されておりましたが、これも既に終了して、コースは開放されております。

 

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一昨日の様子。

中央の真新しい、白いコンクリ部分が、復旧工事が完了した流入堤。

 

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周回道路。左側の白いコンクリが、流入堤。

くにゅっと水の流れによって折れ曲がっていたフェンスは撤去され、新調されました。

 

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流入堤。

以前の堤は、表面は黒々としたアスファルト(コンクリ?)でしたが、今回のものは、コンクリブロックを敷き詰めたような仕組みとなっております。

以前のものと比べると、弱そうな印象も受けますが、大規模水害を受けて破壊された時に、被害を局所的にとどめ、復旧工事をしやすくするための工夫ではないかと思料します。

 

ということで、一連の、仮工事~本工事という二段階の復旧工事は完了しました。

 

 

 

ところで余談ですが、この流入堤が実際に役に立ち、破壊されたのは、2年前の令和元年(2019年)台風19号ですが、この台風による爪痕は、未だに、全国各地に残っています。

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たとえば、こんな風に。

2021年6月、秩父武甲山のメインルートである、生川ルート。

トレイルが崩壊したまま放置されています。写真右側に迂回ルートが作られ、実用上の問題はないため、おそらく復旧工事等が行われることはなく、半永久的にこのままでいくことになるのではないでしょうか。

 

彩湖流入堤のようなクリティカルなものは、優先順が高いため、早期に復旧工事が行われました(それでも2年間もかかってしまったのですが)。

他方で、山の中の交通量が少ない林道や、登山道の土砂崩れなどは、手つかずで放置されてしまっている箇所も多いのです。

2年間経っても手つかずで、かつ、(おそらく)いつ復旧工事のための予算がつくのか見込みも立たない、といったところでしょう。

 

人口減少時代で、日本が貧しい国になりつつある、という現状からの、必然的な結果です。

山の中には、高度経済成長期に、ケインジアン的な発想から、たいして交通量も見込めないのに造ったスーパー林道の類が、それこそ山ほどあります。

これから人口減少が本格化していくに当たり、これらを順次廃道にしていく、「インフラのダウンサイジング」が必要と思います。

これってけっこう大変なことですよ、その地方にとっては。

たいして交通量がないとしても、そこに道路が存在する以上、保守作業が発生します。田舎に行くと、公共事業で食っている土建屋+周辺産業がたくさんあります。これらの人たちの食い扶持がなくなっちゃうということですから。

 

どうやって「人口減少に合わせた、国家のダウンサイジング」を行っていくか?


宿泊業のSDGs

SDGs、ESG投資って用語が流行ってますけど、正直、まだまだ胡散臭い使い方をしている事例が少なからずあるような気がしますね。

みんなが言ってる流行りのバズワードだから、うちも流れに乗っておこう、このビッグウェーブに、的な。

偽善的ですね。

むしろ逆に、

トヨタイムズ

クルマの時代から、もっと自由に移動を楽しむモビリティの時代へ。この大きな変化を伝えていくメディアが「トヨタイムズ」。

「うるさくて、ガソリン臭くて、そんなクルマが大好き!」

と言い切ってしまう、豊田章男さんの方がよほど好感持てますwwww

 

 

 

ところで、アフターコロナに機会が生まれる産業は、

・今、抑制・規制されている。
・今、市場からたくさん撤退していて、いい出物が格安で出回っている。
・今、消費者が我慢しているけど、本当はお金を使いたい。

という条件で言うと、

やはり、

・宿泊業
・観光業
・飲食業

という分野もそのうちの一つかと。

 

 

 

ということで、宿泊業についていろいろ調べているのですが、

 

宿泊業のSDGsと言えば、ホテルとか旅館なんかに泊まると、

「SDGsのために、トイレットペーパーの使い切りにご協力ください」

とか書いてあったりします。これはいいでしょう。昔は、新しい宿泊客ごとに新品のロールをセットして、使い切らない分は捨てていたのでしょう。

 

 

「SDGsのために、連泊のお客様は、リネン類の不交換にご協力ください。
リネン類のクリーニングに膨大な水と洗剤が使用されています。 水・電力資源の節約や、排水による環境への負荷を削減しましょう」

とかもよく見かけます。これは、ちょっと胡散臭い。
趣旨は理解できるし、確かにその通り。
しかし、ホテル側のコスト削減のためではないのであれば、リネン類を交換しないことを受け入れる代わりに、宿泊代を値引きするべき。

 

 

もっとも胡散臭いのが、朝食などのレストランのバイキング料理

これは、大量の食べ残しが発生します。
一部を従業員の賄いにしたところで、膨大な食べ残しのすべてを食べ切れるとも思えません。

畜産業に飼料へと提供しているところもあるようですが、それを前提として組み立てられた、バイキング料理という仕組みは、そもそもSDGs的にはおかしいのではないか。

 

宿泊業が、バイキング料理のフードロス問題を解決しない限りは、何を唱えてもSDGs的には胡散臭いインチキに聞こえてしまいます。

注文都度調理方式よりも、バイキングの方が、コスト的には安上がりなやり方であることもよく分かる。

しかしながら、近い将来、SDGs的には許されないでしょう。

バイキング料理をどうするか?
というのは、宿泊業の中期的な課題だと思います。

 

 

個人的には、ホテルのバイキング料理大好きですけど。
全種類食べよう!とか無駄にテンション上がってしまいます。


これが加齢臭というやつなのか!?

子どもの時から、汗っかきでして、常に足指の間や、手の平が湿っている体質でした。

なので、人と握手するのが嫌なんですよ。選挙の時は人と握手しなくてはならないので、選挙は苦手ですね。まあ、それはどうでもいいんですけど。

 

今は季節の変わり目で、それなりに気温も湿度も高くなりつつも、まだエアコンを入れるほどでもない、といったところなので、やはり室内にいてもよく汗をかいているわけですが、

最近、なんか、汗をかいた手の平が、自分で妙に臭うんですよね。

気になるので小まめに石鹸で手を洗うのですが、やっぱり臭う。ような気がする。

 

何だろう?体質が変わったのか?食べ物のせいか??ストレス溜まっているのか???などと気になっていたのですが、やがて、あ、これが加齢臭というやつなのか?と思い当たりました。

 

年を取るということは、臭くて汚くて醜い。

そのような厳然たる事実を、47歳の誕生日を前にして、目の前につきつけられ、ちょっと愕然と致しました。

 

 

新型コロナウイルスのワクチン接種が、65歳以上高齢者が終わり、そろそろ65歳未満に取り掛かり始めるに当たり、東京都新宿区では、65歳未満の中でも、集団接種においては20代・30代を優先するそうです。

詳しい背景は存じませんが、これって、追随する自治体もあるでしょうし、賛否両論も分かれるところかと思います。

 

65歳以上高齢者を最初の接種対象としたのは、重症化しやすく、従って医療リソースを消費しやすい世代だったから、ということだと思います。

それ以下の世代の中で、(おそらく)世代ごとに優先順位をつけたわけですね。

 

人の命に軽重はないが、優先順位をつけなくてはならない時もある、というのがトリアージの背景にある考え方です。

世代単位でのトリアージという考え方に基づくものであれば、それはアリだと思いました。


ワクチン接種証明のような仕組みを作るのは、そんなに簡単ではない。

国内接種2000万回超す 新型コロナワクチン(写真=共同)

日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら 首相官邸によると、新型コロナウイルスワクチンの国内での接種が9日時点で2000万回を超えた。高齢者向けの接種が本格化し、ファイザー製に続いて5月に承認されたモデルナ製の接種回数も増えている。 …

新型コロナウイルスワクチンの接種回数が、2,000万回を超えたそうです。
内訳として、1回目接種のみの人が1,500万人、2回目接種も終えた人が500万人だそうです。

結構いいペースですね。
順調にペースアップして、進んでいる感じがします。

 

 

 

ワクチン証明書、日本は今夏発行 経済正常化を後押し(写真=AP)

日経の記事利用サービスについて 企業での記事共有や会議資料への転載・複製、注文印刷などをご希望の方は、リンク先をご覧ください。 詳しくはこちら …

先日6月7日のニュースで、ワクチン接種証明が今夏発行イメージで「検討中」とのことです。

 

「検討中」って、何やねん、そんなの、必要なことは最初から容易に想像がつくんだから、とっくに準備進めておいて、ワクチン接種開始と同時にローンチしないとあかんやん!

とツッコミを入れたくなる方が多いようですが、事はそんなに簡単じゃないのです。

ワクチン証明書、みたいな仕組みを作るのは、けっこう大変なんですよ。

 

 

 

接種会場で、「証明書」と書いたペラペラの紙を配るくらいなら簡単にできますが、コピーして偽造することも簡単で、公的に国内外で使えるわけではないそのようなものを受け取ったところで、あまり意味はありません。

 

ワクチン証明書を「ワクチンパスポート」と表記するマスメディアもありますが、まさに、パスポートと同じように、

・偽造できない。
・公的に国内外で通用する。
・ユニークなIDが採番してある。
・その情報が真であるか検証可能な仕組みが用意されている。

ものでないと、意味がありません。

 

 

 

 

諸外国・国際機関との調整も必要ですが、そもそも、住民基本台帳データ・戸籍データは、地方自治体が持っていて、国は持っていないのです。

ワクチン接種記録システム(VRS)について

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個々人の新型コロナワクチンの接種履歴は、国のワクチン接種記録システム(VRS)で管理されています。

自治体のデータベース(住民基本台帳と接種券番号台帳)とのヒモ付けのためのユニークキーは、

・自治体番号
・接種券番号

となっています。

接種券番号は、自治体ごとに独自のルールで採番されたものです。

私の理解では、国は、各自治体が採番する接種券番号から、それが誰なのか調べることは仕組み的・法的に不可能なはずです。

自治体番号と接種券番号だけしか分からないのであれば、匿名と同じです。

つまり、国は、個々の国民の誰が接種したか、していないか、というデータを見ることはできません。

 

 

政府が何らかの個人情報を持っていたとしても、それは、定められた目的外に使用できるものではありません。
これは、組織が縦割りだから、ということではなく、情報の取り扱いの原則とは、そうであるべきものです。

ワクチン接種記録という、極めて高度な個人情報は、もちろん厳格に取り扱われるべきで、その取り扱いのルールは、為政者の恣意的な運用が許されるべきではなく、法によって定められたものである必要があります。

 

 

 

そして、我が国は、この種の個人データを国や自治体の政府が管理することについて、極めて厳しい世論があります。

マイナンバーカードの普及率がまだ3割に満たないという事実が、これを端的に表しています。

 

 

 

マイナンバーとワクチン接種記録システムが(システム的な話ではなく、制度的・法的に)ヒモ付けられたら、マイナンバーカード= ワクチン証明書となりますので、簡単です。

マイナンバーカードの読み取りは、NFC搭載スマホ  + Android/iOSアプリ で簡単にできます。

 

 

政府が国民の個人情報を持つことについて、もっと寛容になった方が、いろいろと便利になるんですけどね。

世論が許さないので、現状では極めて困難です。

 

 

 

 

マイナンバーカード、便利ですよ。

この種の仕組みは、ネットワーク外部性が働くので、普及率が高くなれば高くなるほど、利便性は増します。

マイナンバーカードを未だに持っていない人は、ワクチン証明書できるのが遅い!などと文句を言う前に、マイナンバーカードを作った方がいいと思いますよ。


珍しいパターンの陳情

ただ今、開かれている、蕨市議会 令和3年(2021年)6月定例会において、珍しいパターンの陳情がありました。

本日 6月8日は、私が所属している教育まちづくり常任委員会が開かれたのですが、そこでこの陳情についての話し合いが行われました。

 

 

なお、請願と陳情という似たような仕組みがあり、

・請願 議員の誰かが紹介(支援する趣旨で仲介すること)するもの。
・陳情 議員紹介がないもの

という違いがあります。

これらは、誰でも、蕨市民以外でも出すことができます。

 

 

蕨市政の政策決定過程に参画するための、様々な方法のうちの一つです。

 

陳情の詳細情報

陳情第1号 新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金のフィットネスクラブ活用に関する要望書 〔要望要旨〕   新型コロナウイルス感染症(COVID−19)を受けた新たな生活様式を余儀なくされる中、健康二次被害の懸念が顕在化しています。 …

だいたいにおいて、陳情は、国政レベルでのテーマについて何らかの主義主張をもった団体が、全国の市町村の議会に無差別に送っている、というパターンが多いのです。

もちろんこれはこれで無意味ではありませんし、自らの主義主張を推し広げていくための一つのやり方として、制度的に認められているものです。

 

 

今回のパターンは、本質は、

全国規模の業界団体所属企業の蕨市内の支部・支店が連名で、コロナ禍による業績悪化に対する業界支援を要請する趣旨のものです。

 

 

名目は、「コロナ禍で外出しにくくなった市民の健康二次被害を防ぐために~~」とロジックが強引である上に、コロナ禍で業績悪化している業界は他にも多々あるために、私が所属している会派:令政クラブは反対しました。採決の結果、この陳情を取り上げることについては反対多数で「不採択とすべきもの」と決しました。

 

 

請願・陳情というのは、何の事前のすり合わせもなくポンと提出しても、なかなか通すのは難しいものです。

議会においては、採択するか/しないか、すなわち、1か0かで結論を出さなくてはならないので、「言わんとすることは理解するし、支援したいが、その主張通りに取り上げることはできない」みたいな場合も、一律に「採択しない」という結論とせざるを得ません。

 

今回のパターンのような、全国レベルの業界団体所属企業の、蕨市内の支部・支店が、連名でその業界への支援を要請する、というような場合は、いきなり陳情をポンと出すのではなく、まずは、商店街・ビジネス団体などのタッチポイントを通じて、議会の議員・会派などにカジュアルな形でコンタクトを試みることをお勧めします。


そろそろ議員生活10周年です。

蕨市の市議会議員に、平成23年(2011年)の選挙で当選させてもらって1期目がスタートしてから、そろそろ丸10年となります。

3期目であり、今は3期目(1期は4年間)のちょうど中間地点となります。

 

1997年に社会に出てから四半世紀が経過するわけですが、一つのジョブを10年間という長きに渡り続けるのは初めてですね。

今年47歳になりますので、残りの職業人生は、60歳で引退するならば後13年、65歳ならば後18年、ということになります。

 

キリがいいタイミングなので、自分としても、キャリアの棚卸しをしつつ、今後の人生設計を改めて考え直しているところです。

 

本業は、ネット系・IT系で、自分の会社を持っていますが、市議会議員に就いてからのこの10年間は、会社は維持しているものの、実質、休眠状態です。現場を離れて久しい上に、動きが早い業界なので、もはやこの業界には戻れなさそうです。昔みたいに、連日終電が終わる時間になってもパワポやエクセルの作業を続けたり、オフィスに何日も泊まり続けたりするような気力も体力もないですしね。

蕨市議会の議員報酬は、諸手当込みの固定制で750ほどですが、この程度の金額で(これはあくまでも売上なので、サラリーパーソンの年俸とは異なる。別途、選挙費用などの諸費用、接待交際費、組織の上納金などが発生する上に、これらの経費は税務上損金算入できない)、かつ、努力や成果に応じてインセンティブがあるわけでもなく、大きなストレスに晒されながら(しかも政治家は世間では家業とみなされているので、家族にも膨大な理不尽な負担がかかる)、過去に稼いで作った虎の子の資産を食い潰しながら生きていく将来の見えない生活は、正直、かなりしんどいです。

 

まあ、正直、ジョブというよりもボランティアだと思ってやっております。

時間が拘束される有償ボランティアという感じですかね。
報酬は、時間の拘束への対価だという認識です。

言わば、「本業のジョブそっちのけで、ボランティアだけやっている」、みたいな感じですね。
それなりの資産があって、時間が余っているリタイアした方や、資産家のボンボンならばいいかもしれませんが、そうでなければ、しんどいですね。

 

 

そう言えば、話変わりますが、

私が初当選の頃、引退する先輩議員(かなり年上の方)がいて、引退の挨拶の中で、

「自分は、議員を永年やらせてもらって、皆様に大変お世話になりました。これからお世話になった皆様に恩返ししていかなくてはならないと思っています。」

という趣旨の内容があり、仰天したことがあります。

 

「当該引退議員 →→ 地域社会
経験・ノウハウを投じ、労力を費やして、地域社会に対して粉骨砕身して貢献をしてきた」

ということではなく、

「地域社会 →→ 当該引退議員
とてもお世話になりました」

という解釈なわけですね。

本気でそう思っていたのかどうかは分かりません。方便かもしれません。

お世話になっていなくて逆にお世話していたとしても、「お世話になっております、株式会社○☓の☆★です」と挨拶するのが、正しい大人のマナーですから。

真逆じゃん、と思うとともに、これはとんでもない世界に足を踏み入れてしまったのだなあ、と思ったものです。

 

 

引退した先輩議員についての余談ついでにもう一つ余談を。

最近、気がついちゃったんですよね、黄金の法則に。

引退した昔の先輩議員たちについての、街の声・評価を耳にする機会がありますが、だいたいにおいて誹謗にまみれているのです。

曰く、

・あいつは大した仕事はしなかった。
・あいつは頼んでも動いてくれなかった。
・あいつを応援して損した。
・あいつは何もしなかった。
・あいつは恩知らずだ。

などなど。

 

基本的に、この種の話を耳にしても、その場では反応せずに聞き流しますし、実際に個々の先輩議員がどのような仕事をしたのか、能力がどうだったのか、ということは詳細に至るまで把握しているわけではなく、その中には実際に無能で何もしなかった人もいたのかもしれませんが、改めて思い返してみると、かなりの数の先輩議員方について、この法則が当てはまるのですよ。

元国会議員は別です。国会議員なんて、だいたいにおいて、中央で何をやっているかなんて、地元からは見えないので、批評しようがないのです。

地元密着の地方議員は、扱っているテーマが身近であるがゆえに、批評しやすいのです。

 

結局のところ、種々雑多な「地元の御用聞き」の全てを叶えることは出来ないので、上記のような評価になってしまうのではないかと。

「引退した地方議員は誹謗される」は、某半島国家の歴代元大統領は、「退任後に逮捕されるか自殺する」というのと同じくらい黄金の法則ですね。

 

その結果として、蕨市議会では、少なからぬ引退した先輩議員方は、会派を問わず、引退後に、蕨市を離れて、市外に生活の拠点を移しています。

 

自分だけがこの黄金の法則を免れることはあり得ないだろうな、と考えると、暗澹たる気持ちになりました。

 

 

現場からは以上です。