先進的な放課後・休日教室を行なっていて実績を上げている、杉並区立 和田中学校に視察(見学)に行って来ました。
和田中の環境
中野、高円寺、阿佐ヶ谷といった駅周辺と比べると、駅前の商店街は規模が小さく、駅のすぐ近くから住宅街が広がっています。
和田中は最寄りの東高円寺駅から徒歩15分かかりますので、駅付近と比べると学校付近にはマンション・アパート類は少なく、落ち着いた古くからの住宅街が広がっています。「山の手ではないが、下町でもない」といったところでしょうか。
和田中の試み
・校長が、地域本部という組織を作る。
・地域本部のメンバー
・地域本部が主体となって(学校の教職員組織とはまったく別に)、放課後・休日教室を行う。
・地域本部が行う放課後・休日教室の経営責任・管理責任
管理責任は、若干曖昧な部分もありますが、最終的には校長が負うことになるようです。
放課後・休日教室の内容
(1)ドテラ(土曜寺子屋)
(2)英語Sコース
(3)夜スペ
すでに高校受験の試験期間に入っているため、休み(受験に行っている)
生徒が多いとのことでした。
英語塾なり学習塾なりが開設するコースに直接通うよりもかなり安い金額です。企業側の採算がどうなっているかは分かりませんが、おそらく赤字だろうとのこと。
成果
これら一連の和田中の試みのKFS
民間人校長じゃないと出来ないのか?と言えば、決してそんなことは無いと思いますが、任期制であり、退任後のキャリア設計をしやすい民間人校長と、事実上転職することが難しく、公立教職員としてのキャリアパスの中にある非民間人(教職の)校長とでは、インセンティブがまったく違いますので、難しいのかもしれませんね。
・地域本部の責任者の人選
逆に、失敗するパターンは、
また、おそらく同様の理由で、