自治体は成長を目指すべきか?

企業経営において、常に、
企業は成長を目指すべき、とされている。
景気の悪い昨今、目標は得てして未達となりがちなので、「現状維持の横ばい」を目指していたら、縮小減益になりがちだ。
成長を目指しつつもなお、ようやく横ばい維持、というケースも多かろうと思う。
企業の成長のモノサシは、
・売上
・利益
・顧客数/サービスの会員数
・顧客リピート率
など、主に数字に落とし込んで評価できるものが多い。
あらかじめ経営者が目標(=目標数値)を設定しているものなので、事後、達成率は明確に計算できる。
(目標数値が非公開なこともあろうが、設定していない、ということはあり得ない。)
企業が「現状維持の横ばい」を目指し始めたら、あっという間にそれまでの成長は止まり、減少トレンドに入ってしまう。
その企業が顧客・従業員にとって魅力がなくなり、顧客流出/人材流出が始まってしまうからだ。
(但し、家族経営・一人会社のスモールビジネスの場合は、話は別。)
これって、自治体経営においても同じなんだろうか?
自治体は、常に成長を目指すべきなのか?
そもそも、
自治体の成長のモノサシって何だろう?
人口増加率?
歳入増加率?
住人の満足度?(←それってどうやって測るの!?)
企業経営の場合は、こういったことは、経営者が孤独に耐えながら一人で決めるものだが、自治体経営の場合は、主に選挙などを通じてコンセンサスを取らなくてはならないから大変だ。
(この項、続く。次の記事で私の考えを述べます。)

ほやたけし(保谷武)当選報告会を行いました。

昨日、2011年7月27日(水)、蕨市民会館におきまして、私 蕨市議会議員 保谷武(ほやたけし)の当選報告会を行いました。

地元錦町を中心に、百名弱のご支持者の皆様に足をお運びいただきました。
また、ご来賓として、
田中良生 前衆議院議員/自由民主党埼玉県第十五選挙区支部長
須賀敬史 埼玉県議会議員
岡田栄次 前蕨市議会議員/自由民主党蕨支部長
からスピーチを賜りました。
写真は、妹に撮影をお願いしていたのですが、何故か分かりませんが、一枚も撮れていませんでした(。゚ω゚) 。
こちらに写真をご掲載いただきましたので、ご覧くださいませ。

蕨市議会 臨時議会が終わりました。

2011年7月25日~27日の会期3日間の臨時会が終わりました。

6月頭の市議選以来、当選した新議員による初議会です。
初登庁
臨時会の前にもちょくちょく用事があり、市役所には来ておりましたが、議会に出席するために登庁したのは初めてです。
地元 錦町の支援者の皆様による、「えいえいおう!」という鬨の声によって自宅を送り出していただき、チャリで5分、議会への初登庁を致しました。
臨時会の内容
蕨市議会の定例会は、3,6,9,12月と、3ヶ月毎に開催されます。
臨時会とは、これらの定例会とは別に開催されるものです。
このたびの臨時会は、4年毎の市議選の直後に、実質的には定期的に開催されているもので、主に正副議長、各議員が所属する委員会などの人事を決めるものです。
市議会の勢力図
定数18。
私と共に当選した議員は、男女比 16:2
2期目以上:新人比 13:5
会派別では、
保守系会派「新生会」:日本共産党:公明党:民主党:無所属
   8      :  4  : 3  : 2  : 1
市長は日共党員ですので、日共が与党ということになります。
私が所属する新生会は、野党ながら最大勢力です。しかしながら、単独では過半数には達しておりません。
過去においては、案件ベースで公明党とは協力することが多かったようです。
国政レベルで自由民主党と公明党とは友党関係にありますが、蕨市政においても保守系会派「新生会」と公明党とは政策的には近しい関係にあります。
正副議長の選挙
両ポストともに新生会の先輩議員が獲得致しました。
このあたりは、ある程度は、事前の各会派の代表による非公開の話合いで決まります。
非公開の話合いで決まるからといって、悪いことではありません。
一から十まで何でもかんでも、オープンな場で全員で喧々諤々の議論をするのは効率が悪い。
数の論理を背景として、効率よく物事を決めていくことも大切です。
同一会派内の議員の序列
新生会の8人の中では、
2期目以上:新人 4:4
議員としての権限や立場は対等なものですが、慣習上、ゆるやかな序列があり、
まずは、議員としての当選回数順
そして、同期の間では、年齢順
となります。
選挙における投票数順が民意を反映しているものである以上、序列を得票数順にすることが合理的な気もしますが、慣習上は、そのようにはなっていません。
現実的に考えて、トップ当選した新人議員がいきなり議長になったりしても、やり方も分からないし、困るでしょうね。
慣習には、それなりの合理的な理由があるものです。
私のポスト
常任委員会は、教育まちづくり委員会の委員になりました。
錦町の議員として、土地区画整理事業に力を入れて取り組んでいくために、このポストを自ら希望しました。
農業委員になりました。
市議会において選挙され、議員が私のみ一名選ばれました。

7月21日(木)10時半、蕨駅西口に上田知事来る

このたびの埼玉県知事選挙におきましては、自由民主党は、現職の上田清司知事を県連支持しております。

私も上田知事を応援しております。
上田知事と私
写真は、2011年6月25日、埼玉県市議団協議会総会にて。

左から
・比企孝司 蕨市議会議員
・上田清司 埼玉県知事
そして、私、・保谷武(ほやたけし) 蕨市議会議員
急ですが、明日、
2011年7月21日(木)10時半~
蕨駅西口
上田知事の街頭演説が行われます。
蕨市の皆様、よろしくお願いします。
20110721_蕨駅西口街頭演説案内
【討議資料】

電話移転工事しました。

保谷武後援会事務所(のち、選挙事務所)で用いていた電話番号、

048-443-7665
を、自宅の執務室に移転工事行いました。
電話、fax兼用でございます。
現在、私の家では、既に別の電話回線を引いており、増設工事ということになった。
今朝方いらっしゃった工事の方は、NTTの外注パートナの方でしたが、大きな工事用トラックで、道路での誘導担当の人と二人で来て、電柱に登って配電盤みたいなものをぱかっと開けて工事してた。
たかだか音声電話の回線を引くだけなのに、わざわざそこまでの大工事をしなくてはならないということに、今さらながら少々びっくり。
今日来た方はあくまでも工事担当ということで、金額については分からず、後から請求が来るとのことだけど、2人を1時間ほども拘束しての工事料金、いったい幾らくらい取られるのだろう。少々ガクブル
そんな訳で、
保谷武(ほやたけし)事務所のご連絡先は、
メール
warabi@hoyatakeshi.com


電話/fax
048-443-7665
(24時間ok)
で御座います。
twitterやfacebookは最近はふざけたことしか書いていないので、あまり読まないで頂ければ幸甚に存じます。
ちなみに、電話/fax端末は、創業当初からずっとオフィスで使ってたコレです。なかなかこの種の端末って壊れないもので。
たまたま今日昼間にビックとヤマダに寄ったので覗いてきたけど、この種の電話/fax端末の世界はほとんど技術革新も起きてないし、わざわざ最新機種に買い換えるまでもないですね。

蕨市議会の一般質問を傍聴

市議選に当選してからもう1ヶ月経つけど、実はまだ市議としての仕事はスタートしてない。

私の市議としての任期は7月20日からで、今は現職市議による定例会が行われている。

国、県、市を問わず議会傍聴をしたことはなかったので、今後の参考のために初めて傍聴しに行った。
本日は「一般質問」
市議会の実際
国会では、議員が欠席して地元に帰ったりするのが当たり前だったりするようだ。
そもそも地元から国会まで通ってくるのにも遠いところの人だと何十時間もかかったりする訳だしね。
市議会では議員全員出席が当たり前。欠席はあり得ない。
蕨市議会は定数18で、今の議員数は16。当然、本日も全員出席。
議員の他、
・市長
・市役所の幹部(部長級が15,6人くらい)
・議会事務局(市役所の一部署)の実務スタッフ
も参加している。
一般質問て、なになにソレ何?
「一般質問」というものは、ビジネスmtgではあり得ないもので、議会独特のものだ。
議員が、市長及び市役所幹部に対して、テーマフリーで質問をする。
市長及び市役所幹部が回答をする。
そのQAのこと。
テーマフリーなので、内容はどうやら何でもアリのようだ。
挨拶から始まって「原発反対!」みたいな市政レベルではない、国政レベルにおける自らの意見の開陳もOK。
質問という形式を取りつつも、要するに、単純に「疑問を、問う」というものではなく、議員としての自らの主張を開陳し、市政への提案をする機会なのである。
例えば、今日傍聴した話の例で言うと、
「窓あき封筒について、窓部分が塩ビ製ではなく紙製の方がリサイクルしやすい。蕨市では紙製窓あき封筒の現状の利用率と今後の導入見込みはどうなのか?」
という質問があった。
これは要するに、単に「どうなの?」という質問をしている訳ではなく、
「私は、リサイクル問題に力を入れている。蕨市は積極的に紙製窓あき封筒を導入すべきだ!」
という主張であり提案なのである。
市役所幹部は、その日の質問内容に無関係な人も含めて、どうやら全員参加必須ということになっているらしい。無駄っちゃあ無駄ですね。
質問は、議員単位で行われるので、テーマは飛び飛びになる。別々の議員の質問がかぶってしまうこともあるらしい。
テーマごとに集約して効率よくやる、ということは、今の仕組みだと出来ないようだ。
「一般質問」の様式、流れ
あらかじめ議員は、質問内容を通告しておく。内容は一般にも公開される。
あらかじめ市長及び市役所幹部は、回答を考えておく。(回答内容は、一般公開されず、質問者に対しても事前には明らかにされていないようだ)
流れとしては、
1.質問者の質問
2.回答者の回答
ここまでは、双方にとっては事前に決まっている内容なので、文章を読み上げる形で進められる。
その後が、言わばフリートークとも言える部分で、
3.質問者が再質問する(ツッコむ)
4.回答者が再回答する
…繰り返し、となる。
質問者の発言時間のみがカウントされ、30分で終了となる。
ここで、質問はあくまでも当初の質問議員だけしか出来ないので、他の議員が「あれっ?紙製封筒じゃなくて寒天で封筒作れば食べられて美味しいしゴミも出ないしいいんじゃね?」とか思いついても、発言することは出来ない。
全ては定められた様式美の中で行われるので、「喧々諤々の議論」といった雰囲気とはほど遠い。
また、説明は、
・質問内容の事前通告のみテキスト
・それ以外は全て口頭
でのみ行われる。
数字の説明なども全て口頭であり、ホワイトボードに図を描いたり、グラフや数表をパワポで映したりあるいは資料配布したり、といったことは一切行われない。
そう言えば、TVの国会中継だと、委員会ではテレビ番組のフリップのようなもので説明している光景がよく映し出されているけど。
たまたま数字のメモを取りそこねたとしても、横からクチを挟むことはご法度で、議長に指名された発言者以外は発言できないので、「え? え? ごめ・・・今、何て言ったん?」とか聞き返すことも出来ない。
(後から議事録で確認することは出来る)
主張・提案するときに必要な要素
上記の例であれば、
(たまたま今日傍聴した話だから取り上げるだけであって、含むところは何もありません)
市が使用する
塩ビ製窓あき封筒 → 紙製窓あき封筒
への切り替えを促進しよう、と提案するのであれば、
一般論として、ビジネスmtgであれば、当然以下のように説明続けるべきことが求められるだろう。
・それぞれの購入単価がどのくらい違うのか
(どのくらいコスト高になるのか、紙製窓あき封筒については複数社から相見積もりを取っておく)
・想定されるリサイクル効果
(つまり、リサイクルコストがどのくらい違うのか、どのくらいリサイクルコストが削減出来るのか)
・導入プラン
(オペレーションが変更になる可能性がある。例えば・・・窓あき封筒くらいならばそれほど大きなものは想定しにくいが、強いて挙げるならば、封筒に印字するプリンタの微調整が必要とか、発送業務をアウトソーシングしている場合は現場教育が必要、とか。そういったオペレーションの変更内容を挙げて、導入スケジュールの案を作る。)
・想定されるリスク
・撤退プラン
(期待される効果が得られない場合、あるいは、想定されるリスクが顕然化した場合、どういった条件に達したときに、どのように撤退するかのプランを決めておく。窓あき封筒の場合は・・・可能性は低いからあまり考えなくてもいいかもしれんが)
単なるブレストならともかく、具体的に意思決定をするのであれば、これらの説明が